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油圧機器・システム基本設計のための入門講座

受講可能な形式:【Live配信】のみ

 油圧システムの基礎から油圧機器(油圧ポンプ・バルブ・アクチュエータ)の作動原理、さらに作動油の性質や流れについて基本的な考え方が学べるセミナーとなっております。
日時 2023年4月24日(月)  10:00~17:00
会場 Live配信セミナー(会社・自宅にいながら受講可能)  
会場地図
受講料(税込)
各種割引特典
55,000円 ( E-Mail案内登録価格 49,500円 ) S&T会員登録とE-Mail案内登録特典について
定価:本体50,000円+税5,000円
E-Mail案内登録価格:本体45,000円+税4,500円
※サイエンス&テクノロジーが設定しているアカデミー価格対象外のセミナーです。
※サイエンス&テクノロジーが設定しているキャンセル規定対象外のセミナーです。
※ E-mail案内登録価格申込者には主催者のR&D支援センターからも無料でセミナー等の案内をお送り致します。
E-Mail案内登録なら、2名同時申込みで1名分無料 1名分無料適用条件
2名で55,000円 (2名ともE-Mail案内登録必須/1名あたり定価半額27,500円) 
主催(株)R&D支援センター
配布資料セミナー資料は開催前日までにお送りいたします。
(紙媒体での配布)※データの配布はありません。
・ご自宅への送付を希望の方はコメント欄に送付先住所をご記入ください。
 ⇒お届け先のご指定がない場合は、お申し込み時の住所宛に送付いたします。
無断転載、二次利用や講義の録音、録画などの行為を固く禁じます。
オンライン配信本セミナーは「Zoom」を使ったWEB配信セミナーとなります。

【Zoomを使ったWEB配信セミナー受講の手順】
1)Zoomを使用されたことがない方は、こちらからミーティング用Zoomクライアントをダウンロードして下さい。
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2)セミナー前日までに必ず動作確認をお願いします。
  
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3)開催日直前にWEBセミナーへの招待メールをお送りいたします。
  当日のセミナー開始10分前までに招待メールに記載されている視聴用URLよりWEB配信セミナーにご参加下さい。
得られる知識・油圧システムの概要について基礎知識や仕組みを習得できる
・油圧ポンプ・バルブ・アクチュエータなどの油圧機器について作動原理を理解できる
・作動油の性質や流れについて基本的な考え方が学習できる
対象・油圧機器・システムを製造している若手の設計技術者
・油圧機器・システムを販売している営業マンの方
・油圧機器・システムの保全業務に携わっている方
・そのほかの製造業において油圧を利用されている方

※本講座の受講にあたり、高校・大学1年程度の微分積分および力学の基礎知識が最低限必要です。

セミナー講師

芝浦工業大学UniKL-JUPプログラム 非常勤講師 西海 孝夫 氏(元 防衛大学校教授、元 芝浦工業大学教授)

【ご専門】
 油圧工学、流体力学、制御工学、機械要素、機構学、工業力学

【ご略歴】
 1953年10月東京生まれ。青山学院高等部を経て、青山学院大学理工学部機械工学科卒業、成蹊大学工学研究科博士前期課程機械工学専攻修了、成蹊大学助手、防衛大学校助手、講師、助教授を経て教授、芝浦工業大学MJHEPプログラム 機械工学科 教授を経て、、現在、芝浦工業大学UniKL-JUPプログラム 非常勤講師、博士(工学)、油圧をはじめ流体力学など機械工学の教育研究に従事。

セミナー趣旨

 基盤技術である油圧は、様々な産業分野で「縁の下の力持ち」としての役割を担い、工業技術の進歩に幅広く貢献してきています。油圧機器・システムは、多くの可動部品とともに高低圧の油が満たされて流れ、まるで、精密な「絡繰り人形」のように振る舞います。油圧機器は、幾多の構成や分類があり、個々が色々な役割を持ちつつ、複雑な機構や構造をしているため、それらの仕組みやメカニズムを独学で理解することは容易ではありません。
 そこで、この入門講座では、油圧という言葉を初めて耳にする方はもとより、油圧システム・油圧機器をはじめ、その応用分野の設計技術、保守管理、営業技術に携わる若手の方を対象に分かりやすい講義を目指します。
 とくに本講座は、油圧というものを理解する上で前提となる数学や物理の基礎知識を振り返りながら、油圧システムの仕組みや油圧機器のメカニズムを中心に、油圧機器のカタログや仕様の見方から油圧システムの簡単な基本設計の概念まで解説します。

セミナー講演内容

1.油圧とは?
 1-1 液圧の歴史
 1-2 パスカルの原理と動力伝達
 1-3 油圧の仕組み
 1-4 油圧の特徴
 1-5 油圧の応用分野と技術動向

2.作動油と流れ
 2-1圧力の性質
 2-2作動油の種類と性質
 2-3作動油の流れ

3.油圧ポンプ
 3-1容積式ポンプの構造と作動原理
 3-2定容量形ポンプ
  (1)ギヤポンプ
  (2)ねじポンプ
  (3)ピストンポンプ
 3-3可変容量形ポンプ
  (1)可変容量形ベーンポンプ
  (2)可変容量形ピストンポンプ

4.油圧アクチュエータ
 4-1シリンダ
  (1)シリンダの構造と作動原理
  (2)流体クッション
  (3)シリンダの強度と取付け
  (4)シリンダの座屈
 4-2油圧モータ
  (1)油圧モータの構造と作動原理
  (2)ベーンモータ
  (3)ギヤモータ
  (4)ピストンモータ
 4-3揺動形アクチュエータ

5.油圧バルブ
 5-1ポペット弁とスプール弁
 5-2 方向制御弁
  (1)方向切換弁
  (2)チェック弁
 5-3 圧力制御弁
  (1)リリーフ弁
  (2)減圧弁
  (3)シーケンス弁
  (4)アンロード弁
  (5)カウンタバランス弁
 5-4 流量制御弁
  (1)絞り弁
  (2)流量調整弁
  (3)分流弁
  (4)デセラレーション弁
 5-5 電気操作弁
  (1)比例制御弁
  (2)サーボ弁
  (3)油圧サーボシステム
 5-6 弁体に働く流体力

6.そのほかの油圧機器と要素
 6-1 アキュムレータ
 6-2 フィルタ
 6-3 熱交換器
 6-4 油タンク
 6-5 圧力変換器
 6-6 配管
 6-7 電動機