セミナー

≪ 環境問題と素材 ≫
循環型社会に期待の材料技術動向と展望

教室移動のお知らせ (3/8更新)

(旧)東京流通センター 2F  第1会議室(新)2F  第3会議室
原料から製造方法、応用、用途、展望といった一連の流れを理解して環境との関りを考える1日を提供

◆バイオマス由来でありながら次世代の"高機能性材料"としても注目を集めるセルロースナノファイバ―
多種多様にある製造方法やCNFの種類、特性、応用方法や用途展望などを技術動向と共に紹介。さらに知財動向や事業としての展望といったビジネス的な視点も提供。CNFメーカーの王子ホールディングスも登壇。

◆押し寄せる「脱プラ」「プラ代替」の波の中、生分解性プラスチックとバイオマスプラスチックを学ぶ
マイクロプラスチックによる海洋汚染を筆頭に、プラスチックごみによる環境問題が糾弾される中、既存のプラスチック素材の転換・代替の検討に迫られるメーカーも多いのではないだろうか。「環境にやさしい素材」として注目を集める生分解性プラ・バイオマスプラについて、その定義や、原料、製造方法、生分解性につてなどを技術動向と共に紹介。知財から迫る各種企業の取り組み状況や国際的な環境問題への取り組み状況も紹介。
このセミナーの受付は終了致しました。
日時 2019年3月18日(月)  10:00~16:40
会場 東京・大田区平和島 東京流通センター 2F  第3会議室
会場地図
受講料(税込)
各種割引特典
54,000円 ( S&T会員受講料 51,300円 ) S&T会員登録について
定価:本体50,000円+税4,000円
会員:本体47,500円+税3,800円
S&T会員なら、2名同時申込みで1名分無料 1名分無料適用条件
2名で54,000円 (2名ともS&T会員登録必須/1名あたり定価半額27,000円)
共催(一般社団法人)大阪大学ナノ理工学人材育成産学コンソーシアム
備考※資料・昼食付
※講義中の録音・撮影はご遠慮ください。
※講義中のパソコン使用はキーボードの打音などでご遠慮いただく場合がございます。

セミナー講師

第1部  (10:00~11:20)
『 セルロースナノファイバーの種類と各種物性ならびにその応用 』
大阪大学 産業科学研究所 教授 能木 雅也 氏 【講師紹介

第2部  (12:10~13:30)
『 リン酸化セルロースナノファイバーの製造と特性、応用 』
王子ホールディングス(株) イノベーション推進本部 CNF創造センター 次席研究員 野口 裕一 氏 Web 

第3部 (13:45~15:05)
『 脱プラ社会を担う生分解性プラ・バイオマスプラの役目と開発動向 』
大阪大学 大学院 工学研究科 教授 宇山 浩 氏 講師紹介

第4部 (15:20~16:40)
『 セルロースナノファイバー&バイオプラスチック 技術開発/知的財産の動向 』
  ― 生分解性・バイオマス由来・CNF ―
知財コンサルタント&アナリスト 菅田 正夫 氏 [元 キヤノン(株)] 講師紹介

セミナー講演内容

第1部
セルロースナノファイバーの種類と各種物性ならびにその応用
大阪大学 産業科学研究所 教授 能木 雅也 氏
[趣旨]
 セルロースナノファイバーとは、植物細胞壁を機械的または化学的に解繊処理して得られる幅4-15nmの繊維状物質であり、次世代高機能性材料として注目を集めている。なかでも、セルロースナノファイバーを補強したプラスチック複合材料は、軽量高強度という特徴を有しており、自動車など構造材料への応用を目指した研究開発が活発に進められている。しかしセルロースナノファイバーは、多種多様な製造方法があり、製造方法によってその特性は大きく異なる。そこで本講演では、セルロースナノファイバーの製造方法ならび材料特性を中心に解説する。また、本グループにおいて注力しているペーパーデバイスにおいて、セルロースナノペーパーの特徴と性能、そして折り畳み可能な透明導電膜やフレキシブルメモリなど応用事例を紹介しつつ、フレキシブルエレクトロニクス応用に向けたセルロースナノペーパーの改質方法も説明する予定である。

[プログラム]
1.セルロースナノファイバー原料の種類と変遷

2.木材由来セルロースナノファイバーの製造方法と種類

3.セルロースナノファイバーの研究開発動向

4.透明な紙

5.ペーパーエレクトロニクス応用事例

6.まとめ


  □質疑応答・名刺交換□

第2部
リン酸化セルロースナノファイバーの製造と特性、応用
王子ホールディングス(株) イノベーション推進本部 CNF創造センター 次席研究員 野口 裕一 氏   
[趣旨]
 当社では「リン酸化」を応用することで、製紙用パルプからほぼ100%の収率でCNFを得ることに成功した。本セミナーでは、得られたCNFの水分散液の特性と用途、CNF水分散液を脱水することで得られる透明シートの特性と用途を、既存材料との比較を通して概説する。また、多くのユーザーの声を元に生まれた、開発品の紹介を通して、CNFの技術開発に関する最近の情報も提供する。

[プログラム]
1.CNFについて
 1.1 物性と期待される用途
 1.2 一般的な製造方法

2.リン酸化について
 2.1 歴史 
 2.2 リン酸化セルロースの製造方法と特徴

3.リン酸化CNFについて
 3.1 リン酸化CNFの製造方法と特徴

4.リン酸化CNFの用途
 4.1 分散液の特徴と実用化
 4.2 透明シートの特徴と実用化
 4.3 その他開発品

5.まとめ

  □質疑応答・名刺交換□
 
第3部
脱プラ社会を担う生分解性プラ・バイオマスプラの役目と開発動向
大阪大学 大学院 工学研究科 教授 宇山 浩 氏
[趣旨]
 廃プラスチックが社会問題化したことを契機に生分解性プラへの関心が高まっている。また、地球温暖化防止、循環型社会構築に貢献するバイオマスプラの普及も社会的に重要視されている。本講演ではバイオプラスチック(生分解性プラとバイオマスプラ)の基礎から実用化の現状、開発動向、将来展望を述べる。加えて廃プラスチック・マイクロプラスチックによる海洋汚染についても概説する。

[プログラム]
1.環境に優しいプラスチックとは

2.バイオプラスチック(生分解性プラとバイオマスプラ)の基礎 

 2.1 バイオプラスチックの定義、分類、代表例
 2.2 バイオプラスチックの市場規模

3.生分解性プラの代表的な用途

4.バイオマスプラ

 4.1 バイオマスプラの社会的意義
 4.2 バイオマスプラの製造方法
 4.3 バイオマスプラの具体的な用途
 4.4 モノマーのバイオ化を経るバイオマスプラの新潮流
 4.5 バイオマスプラの開発動向

5.プラスチックによる海洋汚染
 5.1 マクロプラスチックとマイクロプラスチック
 5.2 プラスチックの海洋汚染の現状
 5.3 環境問題に対する国際的な取組み

  □質疑応答・名刺交換□
 

第4部
セルロースナノファイバー&バイオプラスチック 技術開発/知的財産の動向
 ― 生分解性・バイオマス由来・CNF ―
知財コンサルタント&アナリスト 菅田 正夫 氏
[趣旨]
  「マイクロプラスチックによる海洋環境汚染」と「地球環境におけるCO2濃度の上昇」は、人類のこれまでのプラチック依存社会に大きな警鐘を鳴らし始めている。このような状況を打破するプラスチックとして、「生分解性」と「バイオマス由来」に注目が集まっている。
そして、CNF(セルロースナノファイバー)などの「多糖類ナノファイバー」には、バイオマスに由来する機能性材料としての期待が高まっている。
 ここでは、バイオプラスチックに関する各種情報や特許情報に基づき、生分解性・バイオマス由来・CNFという3つの観点から、研究機関や企業の技術開発成果の俯瞰を試みる。企業の技術開発動向については、事業・技術・知的財産の各視点から考察する。

[プログラム]
1.バイオプラスチック ~産業界の定義に注目

2.生分解性プラスチック ~これで生分解性?

3.プラスチック ~注目すべき社会的課題

4.PETのバイオプラスチック化 ~ビジネス的取り組み

5.PETの生分解性 ~最新技術開発動向

6.セルロースナノファイバー ~炭素繊維ビジネスの歴史に学ぶ

7.セルロースナノファイバー ~少量添加効果に注目

8.セルロースナノファイバー ~表面改質方法に注目

9.まとめ ~技術・知財情報をビジネス戦略に活かす3 STEP


  □質疑応答・名刺交換□