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環境対応型塗料・塗装における
VOC削減塗料への転換による影響の理解

水性塗料、粉体塗料、静電塗装を中心に、
溶剤系との違い/製造方法・特徴/技術課題とその対策 等を解説

2021年7月29日開催セミナーの映像収録です。
このセミナーに関する質問に限り、講師と直接メールにてQ&Aをすることができます。
視聴期間は14日間(申込み日を含む)で、お申込み完了後すぐにご視聴いただけます。

塗料・塗装における溶剤型との差異/塗装仕上がり性向上への塗装要件を整理


水性塗料、粉体塗料などといった「環境対応型塗料 (環境配慮型塗料) 」の更なる開発、全面的な切り替えが加速。
従来の溶剤系とは、分散性・調製・仕上がり品質・塗装手順などが異なり、
これまで培ってきたノウハウだけでは対応しきれない、技術課題があるのではないでしょうか。

環境対応型塗料が抱える技術課題を解決に導くために、
溶剤型塗料との比較をもとに、環境対応型塗料の現状と特徴を見つめなおし、
今一度事実や考えを整理するなどして、課題解決への道筋を示すことを目指したセミナーです。
日時 2021年12月17日(金)  23:59まで申込み受付中/【収録日:2021年7月29日】※映像時間:4時間51分
会場 Webセミナー ※会社・自宅にいながら受講可能です※  【視聴期間:お申込み日から14日間】
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受講料(税込)
各種割引特典
49,500円 ( E-Mail案内登録価格 46,970円 ) S&T会員登録とE-Mail案内登録特典について
定価:本体45,000円+税4,500円
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1名申込みの場合:受講料35,200円 ( E-Mail案内登録価格 33,440円 ) 
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※1名様でLive配信/WEBセミナーを受講する場合、上記特別価格になります。
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配布資料PDFテキスト(印刷可/編集不可):マイページよりダウンロードをお願いいたします
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備考※WEBセミナーの録音・撮影、複製は固くお断りいたします。
※お申込み後 すぐに視聴可能なため WEBセミナーのキャンセルはできません、予めご了承ください

セミナー講師

坪田 実 氏 
【専門】塗料と塗装技術
【経歴】
1974年3月 山形大学大学院工学研究科高分子化学専攻修了
1974年4月 岐阜プラスチック工業株式会社 入社
1975年4月 職業訓練大学校 塗装科 助手
1988年4月 職業訓練大学校 塗装科 助教授
2015年3月 職業能力開発総合大学校 専門基礎学科 准教授 退職
2016年2月 川上塗料株式會社 社外取締役 就任   
2021年2月 川上塗料株式會社 社外取締役 退任

<受賞>
1982年度色材協会論文賞、2006年度日本塗装技術協会論文賞
2005~2006年度 技能五輪国内大会「車体塗装」競技主査

セミナー趣旨

 工業塗装の原点は、塗装から乾燥に至る全ての工程を管理された環境下で行うことです。有機溶剤を使用する溶剤型塗料は塗装の仕上がり性を制御出来るため、工業塗装の主役を演じてきました。しかし、VOC(揮発性有機化合物)は光化学スモッグや大気汚染を発生させるために、その削減が塗料工業の最も大きな課題になりました。この環境対応という要請の中で塗料はハイソリッド化、水性化、粉体化に転換している過程にあります。
 本セミナーでは、環境対応型塗料とはどのような塗料なのかを溶剤型塗料と比較しながら、整理して行きます。そして、良い仕上がり外観を得るために必要な考え方を述べ、欠陥対策について解説します。

セミナー講演内容

<得られる知識>

塗料の必要条件は、1.流動すること、2.くっつくこと、3.固まることに集約できます。
塗料は有機材料、無機材料の混合物であり、絶妙なバランスで塗装効果を発揮しています。環境対応型塗料の導入は、言いかえれば、油絵具を水彩絵具に替えて、同じ仕上がり外観を出せと言うことであり、さらには、粉末絵の具を与えるから、液体のそれと同じように仕上げろと要請されることです。工業塗装では宿命として、環境対応を積極的に進め、環境負荷の軽減に努力しています。

本セミナーでは塗料と塗装における環境対応を次に示す見方で解説して行きます。
(1) バランスよく作られてきた従来の溶剤型塗料から有機溶剤なる成分を取り去ると何が起きるのか。
(2) ネガティブなバランス状態から欠陥現象が現れやすい。どのように対応すれば良いのか。
(3) 工業塗装では塗着効率の良い静電塗装を用いることが多い。静電塗装に対する理解を深め、良い仕上がり外観を得る基礎力を身に付ける。

なお、水性塗料と言えども有機溶剤を塗料中に10%程度含有しており、粉体塗料でようやくほぼ完全に取り除くことができます。
受講後に疑問点が一つでも解消できることを期待しています。

<プログラム>

1.塗料とはどんな材料か
1.1 塗料の原料と製造
1.2 塗料の必要条件とは
1.3 塗料の分類
 (1)樹脂の形態
 (2)塗料から塗膜への変化
 (3)下、中、上塗り塗膜の役割と原料組成
1.4 樹脂が違うと何が異なるのか
1.5 塗装とは塗料のチームワーク(塗装系)で成立する
    
 2.塗料と環境問題
 2.1 世界のVOC規制
 2.2 VOCを減らすには-塗着効率も含む
 2.3 ハイソリッド・無溶剤塗料を使う
 2.4 水性塗料を使う
 2.5 粉体塗料を使う

 3.静電塗装入門
3.1 静電塗装を理解するために役立つ知識 
3.2 液体塗料の静電スプレー 
 (1)空気霧化
 (2)回転カップ式
 (3)電気抵抗値が及ぼす影響 
 3.3 粉体塗料の静電スプレー 
 (1)コロナ放電式
 (2)摩擦帯電(トリボ)式
 (3)粉体塗料ゆえの問題点

 4.環境対応型塗料の利用と技術課題-液体塗料
4.1 車用ハイソリッドクリヤコートの酸性雨対策
4.2 水性塗料への期待(VOC規制)
4.3 水性塗料の現状と課題
4.4 水性塗料の形態と特徴
4.5 塗料用水性樹脂(樹脂の水性化技術)
 (1)アクリル樹脂
 (2)ポリエステル樹脂
 (3)ウレタン樹脂
 (4)エポキシ樹脂
4.6 水性塗料における架橋反応
4.7仕上がり外観を支配する表面張力の作用
 (1) 表面張力とは
 (2) 表面張力差による流動-はじきと対流
 (3) 水性塗料のはじきを防止する添加剤の配合実験から分かること
4.8 植栽型塗料とは
 (1) 油性塗料
 (2) 新開発漆

 5.粉体塗料の利用と技術課題
5.1 原料と製造法
5.2 粉体塗料の分類と設計
 (1) 熱可塑性樹脂
 (2) 熱硬化性樹脂
5.3 熱硬化性粉体塗料用樹脂と架橋反応について
5.4 溶剤型塗膜と比較して分かること-粉体塗料の特徴
 (1) 溶融粘度
 (2) レベリング
 (3) エッジカバー性
 (4) 塗膜のTg
 (5) 架橋密度
5.5 鋼管塗装に有効な流動浸漬法について
5.6 塗装鋼管のはく離事例から分かること
5.7 実用面から見た環境対応型塗料の比較と改良点 

 6.焼付け温度の低温化と塗膜物性向上へのアプローチ
 この技術は、塗料の硬化エネルギーを節約できるので環境対応になり得ると考え、本セミナーで紹介する。
 〔参考文献 坪田実, 福井寛:塗装工学, Vol.55 No.1, 4-17(2020)〕
 
[概要]
TiO2粒子表面にエポキシ基を化学的に付加し、この粒子を焼付け塗料用樹脂(メラミン/アクリル樹脂)中に
分散させたところ、塗料の硬化速度は高まり、焼付け温度の低温化に寄与した。
同時に、従来の顔料効果では得られない塗膜強度の向上と熱膨張係数の低下をもたらし、付着性を向上させた。