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バイオマス利用の再生可能エネルギーとしての
バイオエタノール -その課題-

受講可能な形式:【Live配信】のみ


 本セミナーでは、バイオマスを利用したエタノール生産を中心に、バイオマス資源の特性や限界、エタノール生産における技術的な課題、コストの構造について、事業評価の視点も交えて解説する。
日時 2023年6月26日(月)  13:00~16:30
会場 Live配信セミナー(会社・自宅にいながら受講可能)  
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受講料(税込)
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 ※PDFデータは、マイページよりダウンロードして頂くか、E-Mailで送付いたします。
  (開催前日~前々日を目安にダウンロード可、または送付)
オンライン配信ZoomによるLive配信 ►受講方法・接続確認(申込み前に必ずご確認ください)
備考※講義の録画・録音・撮影はご遠慮ください。
※開催日の概ね1週間前を目安に、最少催行人数に達していない場合、セミナーを中止することがございます。
得られる知識・バイオマスを利用する場合の制約条件についての知識
・セルロースを原料とするエタノール生産における課題
・セルロースを原料とするエタノール生産を事業化する場合のコスト構造
対象・バイオマスの利活用について研究開発、事業の検討をされている方
・バイオマスを活用した再生可能エネルギーについて知識を得たい方

セミナー講師

本間技術士・特許事務所 代表 本間 憲之 氏

セミナー趣旨

 地球温暖化に対する対策としてのCO2削減の一環として、様々な形態の再生可能エネルギーの活用が検討されている。その中の一つとして、バイオマス資源を利用した再生可能エネルギー生産も、有効な選択肢と言われている。本講座では、バイオマスを利用したエタノール生産を主たるテーマとして、バイオマス資源の特性や限界、エタノール生産における技術的な課題、コストの構造について事業評価の視点も交えて紹介する。
 また、ライフサイクルにおけるCO2排出について考察し、カーボンニュートラルに向けての様々な課題を技術的な視点から整理することを試みる。

セミナー講演内容

1.化石エネルギーからの転換
 1.1 CO2と気候変動の関係
  ・CO2が気候変動にどれほど影響しているかについて考察
  ・人為的な炭酸ガス増加は1946年ころから(IPCCも認めている)
  ・温暖化は1800年ころから始まっている(IPCCは曖昧な対応)
  ・氷河もほとんどの地点で1800年代から後退しているという報告多い
  ・海面上昇は1850年ころより始まった
 1.2 現代社会の技術資産からの制約
  ・天然ガス・石油・石炭と現代社会の基盤となるエネルギー
  ・現在の技術資産を維持しつつCO2削減へ転換する場合の技術
  ・現在の技術資産ともども転換する場合の技術
  ・風力やソーラーパネルで生産できるのは電気だけ
  ・エネルギーの転換は社会構造の転換

2.資源としてのバイオマス
 2.1 バイオマスとは
  ・バイオマスの種類
  ・バイオマスの利活用方法
  ・そのまま燃焼する方法
  ・液化・ガス化する方法
 2.2 バイオマスのコスト
  ・バイオマスを輸送することの不効率
  ・輸送費のコストインパクト
  ・コスト≒ライフサイクルから見た化石エネルギー費用
  ・コストとCO2排出量との関係について考察
 2.3 バイオマスの量的な制約
  ・採取量の増大→輸送費の増大

3.バイオエタノールの製造技術
  ・可食資源からのバイオエタノール生産
  ・非可食バイオマスからのバイオエタノール生産技術
  ・エタノールからの高分子材料生産

4.バイオエタノールのコスト構造
  ・製造コストの構造についての概要
  ・どの項目についてコスト縮減の可能性があるか考察

5.事業化における課題
  ・事業としての持続可能性
  ・CAPEXとOPEX 
  ・技術の資産的価値評価
  ・ファイナンスについての考察

6.他の再生可能エネルギーの課題
  ・風力発電の課題

7.ソフトエネルギーパス再考
  ・エネルギーの生産・供給・消費の仕組みの再検討
  ・エネルギー時用の増大は与件か?
  ・経済成長はGDPの増大
  ・進歩とは創出された概念
  ・エネルギー消費側の要求を満たす供給技術
  ・エネルギー供給側の事情に合わせた消費技術

□ 質疑応答 □