セミナー 印刷

【名古屋開催】
プラスチック残留応力の発生機構および、
粘弾性挙動の時間・温度換算則の誘導方法とその活用法
~プラスチックの時間・温度に伴う各種事象の予測法~

★ プラスチックの最も重要な粘弾性挙動の解釈法と応用法とは!?
★ 粘弾性挙動に伴う残留応力の発生機構と低減化法とは!?
★ マスターカーブを描いて、プラスチックのさまざまな変形を予測する!
日時 2019年5月17日(金)  10:30~16:30
会場 愛知・名古屋市中村区 愛知県産業労働センター ウインクあいち  11F 1109
会場地図
講師 (株)SMS 代表取締役、金沢工業大学 名誉教授、工学博士 新保 實 氏
【経歴・専門など】
(学歴)1974年3月金沢工業大学機械工学科卒、1984年3月同大学大学院工学研究科博士課程修了:工学博士受、1991~1992年マサチュ-セッツ工科大学(MIT:米国)留学。
(職歴)1974年4月金沢工業大学助手、1994年4月~2012年3月金沢工業大学教授、2012年4月(株)SMS、2012年6月金沢工業大学名誉教授。
(専門)材料力学、粘弾性学、プラスチック材料、他。
(主研究テ-マ)
1.プラスチックおよびプラスチック系複合材料の成形過程で生ずる残留応力の発生機構の解明
2.マイクロセルラ-プラスチックのプロセッシングに関する研究
(所属学会)
日本機械学会(平成15年度(第81期)~平成16年度(第82期):評議員)、
プラスチック成形加工学会(平成13年度~:評議員,平成10年度~:論文査読委員)、
Cellular Polymers(UK):Editorial Member、他(平成11年:プラスチック成形加工学会より功労賞受賞、平成12年:SPEより貢献賞受賞、平成21年:エレクトロニクス実装学会論文賞受賞、平成21年:先端加工学会論文賞&技術賞受賞。
【講師WebSite】
http://www2.spacelan.ne.jp/~shimbotesu/​
受講料(税込)
各種割引特典
48,600円 ( S&T会員受講料 46,170円 ) S&T会員登録について
定価:本体45,000円+税3,600円
会員:本体42,750円+税3,420円
S&T会員なら、2名同時申込みで1名分無料 1名分無料適用条件
2名で48,600円 (2名ともS&T会員登録必須​/1名あたり定価半額24,300円)
備考※資料・昼食付
※講義中の録音・撮影はご遠慮ください。
※講義中のパソコン使用はキーボードの打音などでご遠慮いただく場合がございます。
対象 ・プラスチック製品の設計担当者
 ・プラスチック製品の品質保証担当者
 ・プラスチック関連の技術開発者
 ・基礎知識は特に必要は無く、基礎から説明します。

セミナー趣旨

 プラスチックの力と変形の比例定数である材料定数は、時間と温度依存性を有し緩和弾性係数や貯蔵弾性係数と呼ばれ、著しい粘弾性挙動を示します。
 プラスチックの成形過程で生ずる残留応力の発生要因やこれが時間や温度に伴って変化するつまり経時的な事象は、この粘弾性挙動に起因するところが大です。粘弾性挙動の時間、温度依存性には、時間-温度換算則が成立し、この法則を用いて残留応力解放に伴う変形や強度の長期予測、及び繊維強化プラスチックの諸特性の時間、温度依存性の長期予測等が可能となります。
 ここでは、プラスチックの最も重要な粘弾性挙動の解釈法と応用法、粘弾性挙動に伴う残留応力の発生機構と低減化法を説明します。さらに、時間-温度換算則の誘導方法とこの換算則を用いた残留応力の解放に伴う変形予測法、強度・変形の長期予測法、加速試験法等の各事象への応用方法について説明します。

セミナー講演内容

<得られる知識・技術>
・プラスチックの基本特性である粘弾性特性及び熱粘弾性特性が理解できる。
・残留応力の発生機構が理解できる。
・残留応力の理論的、実験的解析方法が理解できる。
・残留応力の低減方法並びに積極的な利用法が修得できる。
・粘弾性特性・熱粘弾性特性を基準とした強度、変形の力学的取扱いの基礎が修得できる。
・粘弾性特性に成立する時間-温度換算則の概念が修得できる。
・時間-温度換算則を用いた強度、変形の長期予測法と信頼性評価法の基礎が修得できる。
・残留応力+溶剤による耐ストレスクラッキング性が修得できる。

<プログラム>
1.プラスチックの最も重要な粘弾性の基礎知識

 1.1 粘弾性特性・熱粘弾性特性とは
 1.2 粘弾性特性・熱粘弾性特性の利用方法
 1.3 粘弾性に伴う特異現象(クリープ挙動、緩和挙動)

2.弾性体と粘弾性体の力学の違いを理解するための基礎知識
 2.1 プラスチックの応力とひずみ
 2.2 粘弾性挙動と粘弾性モデル
 2.3 応力-ひずみ関係式(構成方程式)
   ・応力-ひずみ関係式の誘導方法 

3.粘弾性挙動による残留応力の発生機構
 3.1 残留応力の発生要因の分類
 3.2 冷却過程で生じる残留応力の発生機構
 3.3 硬化過程で生じる残留応力の発生機構
 3.4 GCP(ガスカウンタープレッシャー)による残留応力の低減化法
   
4.時間-温度換算則とその解釈
 4.1 時間-温度換算則の基礎概念
 4.2 粘弾性挙動のマスター曲線の作成方法
 4.3 時間-温度移動因子(アーレニュウス型、WLF型 )

5.時間-温度換算則を用いた各種事象の予測法
 5.1 マスター曲線を用いたクリ-プ変形の長期予測法
 5.2 マスター曲線を用いた残留応力開放に伴う変形の長期予測法
 5.3 マスター曲線を用いたCFRPの変形、強度の経時的変化の予測方法
 5.4 マスター曲線を用いたプラスチックの諸特性の加速試験方法
 5.5 残留応力+溶剤によるストレスクラッキングの対策法

  □質疑応答・名刺交換□