セミナー 印刷

信頼性基準適用試験/GLP試験における
電子・紙データの管理方法とSOP作成

~データの信頼性を確保したSOP作成と国内外当局の要求~

受講可能な形式:【Live配信】or 【アーカイブ配信】のみ
  < 試験室においてデータインテグリティの実務対応は何をどこまでやればいいのか >  
 
【第1部 信頼性基準適用試験におけるデータの信頼性確保と適切なSOP作成 
■試験室SOPの作成方法と留意すべき点とは
■GMP試験での適切な電子/紙データの取り扱い方とは
■SOP記載例をふまえた信頼性確保のためにおさえるべきデータの管理方法は
■試験に使用するスプレットシートの使用/管理の方法とは
■不正防止のためにできることは


【第2部 GLP試験における電子/紙データの信頼性確保 
■GLPが求める記録のライフサイクルを通じたデータの完全性確保のために必要なことは
■GLP試験記録(生データ)に関する信頼性確保に際する留意点とは
■指摘事項をふまえたGLP記録に対する規制当局の要求は
■当局要求を満たすデータの信頼性確保のために実務担当者がするべきこととは
■データの品質向上に向けた職員の教育訓練方法は

 
【信頼性基準適用試験/GLP/GMP】DI適合2日間セミナー
<2日間セミナー申し込み可能>
両日お申込みご希望の方はこちら


 1日目:試験室データインテグリティ 
  7/7開催信頼性基準適用試験/GLP試験における電子・紙データの管理方法とSOP作成
 2日目:製造データインテグリティ 
 7/14開催 データインテグリティを確保した製造現場でのSOP作成と製造データの取得・記録の実務
2日目のみお申込みご希望の方はこちら
 
【Live配信受講者 特典のご案内】
Live(Zoom)配信受講者には、特典(無料)として「アーカイブ配信」の閲覧権が付与されます。
オンライン講習特有の回線トラブルや聞き逃し、振り返り学習にぜひ活用ください。
このセミナーの受付は終了致しました。
日時 【Live配信】 2023年7月7日(金)  10:30~16:30
【アーカイブ受講】 2023年7月14日(金)  まで受付(配信期間:7/14~7/28)
会場 【Live配信】 オンライン配信セミナー  
会場地図
【アーカイブ受講】 オンライン配信セミナー  
会場地図
受講料(税込)
各種割引特典
55,000円 ( E-Mail案内登録価格 52,250円 ) S&T会員登録とE-Mail案内登録特典について
定価:本体50,000円+税5,000円
E-Mail案内登録価格:本体47,500円+税4,750円
E-Mail案内登録なら、2名同時申込みで1名分無料 1名分無料適用条件
2名で55,000円 (2名ともS&T会員登録必須/1名あたり定価半額27,500円)
※【テレワーク応援キャンペーン(1名受講)【Live配信/WEBセミナー受講限定】
  1名申込みの場合:受講料( 定価:40,150円/S&T会員 38,170円 )

 40,150円 ( S&T会員受講料 38,170円 ) 
  定価:本体36,500円+税3,650円
  会員:本体34,700円+税3,470円
※1名様でLive配信/WEBセミナーを受講する場合、上記特別価格になります。
※お申込みフォームで【テレワーク応援キャンペーン】を選択のうえお申込みください。
※他の割引は併用できません。

 
特典※Live配信受講者には、特典(無料)として「アーカイブ配信」の閲覧権が付与されます。
 聞き逃しや振り返り学習に活用ください。
(アーカイブ配信については、「オンライン配信」項目を参照)
配布資料PDFテキスト
※セミナー資料は、電子媒体(PDFデータ/印刷可)をマイページよりダウンロードいただきます。
    (開催2日前を目安に、ダウンロード可となります)
※ダウンロードには、会員登録(無料)が必要となります。
オンライン配信●ZoomによるLive配信 ►受講方法・接続確認(申込み前に必ずご確認ください)
●アーカイブ配信 ►受講方法・視聴環境確認(申込み前に必ずご確認ください)
備考資料付
※講義中の録音・撮影はご遠慮ください。

セミナー講師

【第1部】
山﨑龍一 氏
[GMP/CMC 個人コンサルタント]
[エーザイ株式会社 データインテグリティ推進室 室長]


【第2部】
吉山忠宏 氏
[中外製薬株式会社 クオリティ推進部 プレクリニカルQAグループ]

◆専門/主な業務:GLPおよびCSVの信頼性保証業務

 


 

セミナー趣旨

【 第1部 】
 令和3年8月1日に施行された改正GMP省令では、国際的なガイドライン(PIC/Sガイドライン等)と整合性、これまでに通知等で示さ
 れた内容の法制化及びその他が求められた。その背景には、国内製造所で発生した不正製造問題を解決するための「グローバル
 な観点からの品質保証体制の充実化」がある。その中でも、試験室(QC)は製品のCOA(試験成績書)を発行しなければならなく、そ
 の役割及び責任は非常に大きい。よって、今回、「信頼性基準適応試験におけるデータの信頼性確保」に関して講演する。

【 第2部 】
 近年欧米の医薬当局や関連団体からデータの完全性に関連するガイダンス文書が次々に発信されている。2020年にはGLPのGlo 
 balガイダンス「Advisory Document of the Working Party on Good Laboratory Practice on GLP Data Integrity:OECD GLP G
 uidance No.22」が発信された。これ以降、国内外のGLP規制当局は本ガイドラインに基づいて、GLP試験データの調査を進められ
 ている。一方、国内のGLP施設では、試験に使用されるコンピュータ化システムの技術進化に伴い、GLP試験の記録の電子化が急
 速に進んでいる。
 本講座では、最新の国内外GLP規制当局の要求事項を踏まえたGLPデータの完全性確保の留意点を、具体的手順等を示すことに
 より解説する。

■講習会のねらい■
【 第1部 】
 試験室のQMS(Quality Management System)を強化し、信頼のある製品の試験成績書(COA)をどのように発行するかの手法を 
 講演する。

【 第2部 】
 1. 「Advisory Document of the Working Party on Good Laboratory Practice on GLP Data Integrity:OECD GLP Guidance
     No.22」の要求事項を、実際のGLPデータ管理業務に沿って解説する。
 2. 上記ガイダンス発行以降のGLP規制当局の指導傾向を解説する。
    PMDAの指導に加え、海外学会より入手したFDAの指導事例も紹介する・
 3. 上記ガイダンスの要求を踏まえて、GLP組織として取り組むべき、データ品質向上に向けた活動例を紹介する

セミナー講演内容

【 第 1 部 】(10:30~14:30 ※昼食休憩含) 
 信頼性基準適用試験におけるデータの信頼性確保と適切なSOP作成 


◆データインテグリティをふまえたSOP作成手法
・ALCOA+
・データの完全性
・適切なデータ管理のためのExcelシート活用
・SOPにおける「手順」の作成方法
・HPLC用試験溶液の一例
・不正防止対策

 
◆信頼性基準適用試験の電子/紙データの取得・管理手法
・GMP試験での電子/紙データの適切な取り扱い
・加工データの信頼性確保
・分析装置から収集すべきデータ

 
◆改正GMP省令をふまえた試験室のSOP作成手法
・試験室の適切な文書体系図(Document Hierarchy)
・医薬品製品標準書の記載内容
・試験での信頼性を確保すべき主項目(手順)
・GMP適合性調査、定期査察及び無通告査察での現場実査において必要な説明
・HPLC分析における主要プロセスの一例(データの作成・検証・保管まで)
・試験のコンプライアンス及びデータインテグリティの確保

 
◆データインテグリティをふまえたSOP作成の際の留意点

◆試験に使用するスプレットシートの使用/管理手法
・検証・仕様・保管・廃棄のプロセス
・スプレッドシート作成の際の留意点


【 第 2 部 】(14:45~16:30)
 GLP試験における電子/紙データの信頼性確保 
 ~国内外GLP規制当局の要求事項をふまえたGLPデータ完全性確保手順の解説~


◆GLP試験データの特徴
・GLP試験データの種類
・紙データ/電子データの特徴


◆GLPデータのライフサイクル
・データ生成
・記録
・処理
・利用
・保存
・破棄


◆データライフサイクルを通じた完全性確保のポイント
・ライフサイクル各段階における整備が必要な手順
・電子データ特有の手順


◆データ完全性確保に関わるGLPの要求
・GLP省令の要求
・OECD GLP Guidance NO.22の要求 
・ALCOA-CCEAを満たすGLP記録


◆最新の国内外規制当局による指摘事項
・PMDAが求めるデータインテグリティ確保の要件
・海外規制当局が求めるデータインテグリティ確保の要件


◆規制当局の要求を満たすGLPデータ管理手順とは
・機器・システムの性能維持
・職員の教育訓練
・限定された職員によるデータアクセス
・データのバックアップ
・データの保存
・問題発生時の対応


◆GLP組織が取り組むべきデータの品質向上に向けた取り組み
・職員の教育訓練
・コミュニケーションの徹底
・組織の方針や風土の改善


       □質疑応答□