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GMP・GQPにおけるQA部員の
教育訓練【GMP文書・記録類の照査】入門講座
≪改正GMP省令・逐条解説対応≫

~初心者(転属者・新入社員など)QA部員養成~
(演習付き:講師とのキャッチボール)

受講可能な形式:【Live配信】のみ
【 QA部門に配属され経験の少ない方々を対象に、事例で解説】
GMPマター(手順・記録・観察・ヒアリング)を評価するためには、、、
  ◎どのような予備知識が必要か
    ◎なぜ照査(レビュー)が必要か
      ◎どのようなことに留意して、照査(レビュー)をしなければならいのか
 
受講後に習得できること
1.改正GMP省令を踏まえたQAの役割及び責任と権限の理解
2.GQP及びGMPにおける品質保証業務及び相互の連携の仕方のポイント
3.GMPマター評価における品質保証及び品質照査のキーワードの習得
4.品質照査(レビュー)する上で必要な予備知識の習得

5.品質照査(レビュー)する上で必要性の習得
6.GMPマター(GMP文書及び記録類)の照査(レビュー)の“コツ”
日時 【Live配信受講】 2023年5月22日(月)  10:30~17:00
会場 【Live配信受講】 Live配信セミナー(会社・自宅にいながら受講可能)  
会場地図
受講料(税込)
各種割引特典
55,000円 ( E-Mail案内登録価格 52,250円 ) S&T会員登録とE-Mail案内登録特典について
定価:本体50,000円+税5,000円
E-Mail案内登録価格:本体47,500円+税4,750円
E-Mail案内登録なら、2名同時申込みで1名分無料 1名分無料適用条件
2名で55,000円 (2名ともE-Mail案内登録必須/1名あたり定価半額27,500円)
テレワーク応援キャンペーン(1名受講) Live配信/WEBセミナー受講限定】
1名申込みの場合:受講料( 定価 39,600円/E-Mail案内登録価格 37,620円 )

 定価:本体36,000円+税3,600円
 E-Mail案内登録価格:本体34,200円+税3,420円
1名様でLive配信/WEBセミナーを受講する場合、上記特別価格になります。
※お申込みフォームで【テレワーク応援キャンペーン】を選択のうえお申込みください。
※他の割引は併用できません。
配布資料・製本テキスト(開催日の4,5日前に発送予定)
  ※セミナー資料はお申し込み時のご住所へ発送させていただきます。
  ※開催日の4~5日前に発送します。
   開催前日の営業日の夕方までに届かない場合はお知らせください。
  ※開催まで4営業日~前日にお申込みの場合、セミナー資料の到着が、
   開講日に間に合わない可能性がありますこと、ご了承下さい。
   Zoom上ではスライド資料は表示されますので、セミナー視聴には差し支えございません。
   印刷物は後日お手元に届くことになります。
オンライン配信ZoomによるLive配信 ►受講方法・接続確認(申込み前に必ずご確認ください)

セミナー視聴はマイページから
お申し込み後、マイページの「セミナー資料ダウンロード/映像視聴ページ」に
お申込み済みのセミナー一覧が表示されますので、該当セミナーをクリックしてください。
開催日の【営業日2日前】より視聴用リンクが表示されます。
備考※講義中の録音・撮影は固く禁じます。

セミナー講師

高槻医薬品GMP/食品ISOリサーチ 若山 義兼 氏 ≫【講師紹介】
[元 塩野義製薬(株) 品質保証部]

 [略歴]
 1)2005.5月~現在:
  ●高槻医薬品GMP/食品ISOリサーチを起業
  ●医薬品・食品品質保証支援センターと顧問契約
  ●日本環境認証機構(JACO)と審査員契約
 2)経歴
  ・1966.4~1970.3:塩野義製薬入社、製造部技術研究・設備課に配属
  ・1970.4~1980.3:塩野義製薬 工務課及びエンジニアリング部にて検査機・製剤工程の開発
  ・1980.4~1990.3:塩野義製薬 工務課長及びエンジニアリング部にて無菌製剤及び機器の開発
  ・1990.4~1992.3:塩野義製薬 エンジニアリング部次長として包装工程及び機器の開発
  ・1993.4~1995.3:(出向)シオノギクオリカプス(株)次長としてISO9001担当及び品質監査室長
  ・1996.4~2003.03:塩野義製薬 監査・保証部・品質保証部 次長として摂津・赤穂工場・本社QA責任者
  ・2003.3:塩野義製薬を定年退職
  ・2003.5~2005.4:天野エンザイム(株)品質保証本部 顧問
 3)ISO監査(実績)
  食品企業90社/農薬企業5社/化粧品企業15社/その他20社

セミナー趣旨

 改正GMP省令が2021年8月から施行された。今、GMPの脆弱性で日本の製造所がFDAの警告状を多く受け、かつ健康被害まで起きるなど各社のGMPの見直し、あるいは再構築が求められている。問題のあった製造所では製造業及び製造販売業QAが機能していないとの指摘を受けており、実際QAがもう少ししっかりしていれば防げたのではないかと思う。これまで以上にQAの能力が問われているなか、 状況を改善するためにQA部門の設置が義務つけられた。また、GQP省令の見直しもされているところである。

 医薬品の品質保証は、医薬品製造販売業(GQP)及び製造業(GMP)の品質部門によるGMPマター(GMP文書及び記録類)の照査(レビュー)に左右される。2021年8月から施行になった改正GMP省令では、品質保証部門の設置と品質保証業務が遵守事項なった。このような状況を踏まえ、GQP及びGMPともにQA部員の養成が急務といわれている。

 このセミナーでは、QA部門において経験の少ない方々を対象に、GMPマターを評価するためには、どのような予備知識が必要か、なぜ照査(レビュー)が必要か、どのようなことに留意して、照査(レビュー)をしなければならいのかの基礎及び事例を解説します。

セミナー講演内容

第一部「効果的な品質保証(QA)のために」

 製造販売業者及び製造業の最大の責務は、”市場に出荷する製品に対する品質保証(製品保証)“である。このためのキーポイントについて解説します。
 ●品質システムの五つのキーワードを正しく理解することである。
  【1】品質方針QPolicy
  【2】品質計画Plan
  【3】品質評価QC
  【4】品質保証QA
  【5】改善QI 
 ●品質保証のための二つのキーワードを正しく理解することである。
  【1】「品質要求事項(Requirements For Quality)」
  【2】「実証(Demonstration)」
 ●品質照査レビューのための三つのキーワードを正しく理解することである。
  【1】「適切性評価」→事務的レビュー
  【2】「妥当性評価」→技術的レビュー
  【3】「有効性評価」→技術的レビュー
 ●PIC/S-GMP及びEU-GMPガイドにおけるQAの責務を正しく理解することである。
  ・Authorised Person(AP)の責務
  ・Qualified Person(QP)の責務  
 ●GQPとGMPとは相互に品質保証を補完しあう関係にある。
  ・製造販売業及び製造業におけるQAの立場を相互補完する関係
 
第二部「改正GMP省令を踏まえたQAの役割」

 改正GMP省令では、品質保証を担う組織(QA)が新たに新設された。「品質保証に係る業務を担う組織(QA)」とは、”製造部門及び品質管理に係る業務を担う組織が行う業務を保証“することを目的として設置される。QAの主要な業務について概説する。
  ●改正GMP省令の目的(改正GMPは何を改善するたに改訂したのか?
  ●医薬品品質システム運用の目的及びQAの役割
  ●製造所での承認事項の遵守におけるQAの役割
  ●製造管理業務におけるQAの役割
  ●製品品質照査におけるQAの役割
  ●安定性モニタリングに係る業務におけるQAの役割
  ●原料等の供給者の管理におけるQAの役割
  ●外部委託業者の管理におけるQAの役割
  ●製造所からの出荷の管理におけるQAの役割
  ●バリデーション管理におけるQAの役割
  ●変更管理におけるQAの役割
  ●逸脱管理におけるQAの役割
  ●文書管理におけるQAの役割
  ●製造販売業者との連絡業務におけるQAの役割
 
第三部「品質照査(レビュー)の留意点:GMPマターを評価するために必要なる予備知識」

 QAの責務の一つは製造販売業及び製造業ともにGMPマターの照査(レビュー)・評価である。
  ●QAレビューの定義を知る
  ●品質保証QAに係る用語の定義及びQAレビューの意義を知る
  ●検証、妥当性確認、適格性評価の意味を知る(用語)
  ●技術的レビューの目的を知る
  ●技術的レビューに必要な専門的知識を知る。
  ●文書・記録の完全性(ALCOA+)知る
  ●一変・軽微変更を知る
  ● ISOと融合した効果的なGMPの運用を知る
  ●信頼性保証を知る
  ●Quality management systemを知り、GMPレビューを理解する
 
第四部「製造販売業及び製造業ともにQAの責務は、GMPマターの照査(レビュー)・評価である。GMPマターを評価するためには、なぜ照査(レビュー)が必要かを理解する。」

  ●自己点検の目的に応じたGMPレビューが必要性を理解する
  ●無菌GMPを知ることにより、GMPレビューの必要性を理解する.
  ●リスクマネジメントを知り、GMPレビューを理解する
  ● 記録レビューの一般原則を知り、GMPレビューを理解する
  ● 製造記録における逸脱(ズレや矛盾点)は詳しくし精査し、GMPレビューを理解する
  ●GMPのリスク管理を知り、GMPレビューを理解する
 
第五部「どのようなことに留意して、照査(レビュー)をしなければならいのかを理解する。」

 品質照査は、製造業や製造販売業における品質部門により、GMPマターの“適切性” “妥当性” “有効性”を判定するために実施される。
  ●レビューの運用ルールに関する手順書を知り、GMPビューの“コツ”を理解する/1~2
  ●製造記録の運用方法を知り、GMPレビューの“コツ”を理解する/1~2
  ●製造装置の評価適格性で、GMPレビューの“コツ”を理解する/1~2
  ●洗浄、キャリオーバー、校正でGMPレビューの“コツ”を理解する/1~2
  ●工程の運用管理を知り、GMPレビューの“コツ”を理解する/1~6
  ●包装表示保管の運用を知り、GMPレビューの“コツ”を理解する/1~2
  ●品質管理(試験)の運用を知り、GMPレビューの“コツ”理解する/1~4
  ●構造設備の基準及び裏付けを知り、GMPレビューの“コツ”理解する/1~4
 
□質疑応答□
~一部、変更もあること、ご承知ください~