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三次元培養・組織化を行うにあたって
必要な知識、ポイントと細胞の品質管理

~応用事例: より短期間で積層構造を構築~

三次元培養における細胞の品質保証、生産体制と品質管理の課題

【ここがポイント!】
✔細胞培養の意味
✔二次元培養と三次元培養の違い
✔最新の三次元培養技術
✔三次元培養・組織化を行うにあたって必要な知識、ポイントと細胞の品質管理
✔胞積層法の基礎メカニズムとその応用事例
日時 2019年4月26日(金)  10:30~16:30
会場 東京・品川区大井町 きゅりあん  4F 研修室
会場地図
受講料(税込)
各種割引特典
48,600円 ( S&T会員受講料 46,170円 ) S&T会員登録について
定価:本体45,000円+税3,600円
会員:本体42,750円+税3,420円
S&T会員なら、2名同時申込みで1名分無料 1名分無料適用条件
2名で48,600円 (2名ともS&T会員登録必須​/1名あたり定価半額24,300円) 
備考昼食・資料付
※講義中の録音・撮影はご遠慮ください。
※講義中のパソコン使用はキーボードの打音などでご遠慮いただく場合がございます。

セミナー講師

大阪大学大学院 工学研究科 応用化学専攻 准教授 博士(工学) 松崎 典弥 氏 【講師紹介】

セミナー趣旨

 高齢化社会が進む中、医療・創薬分野が伸びています。その中で、今最も注目されているのが三次元培養です。従来のシャーレを用いた二次元培養ではなぜダメなのでしょうか?三次元培養は何がいいのでしょうか?何が期待されているのでしょうか?本講座では、その疑問を分かりやすく解説します。

セミナー講演内容

1.なぜ今、三次元培養・組織化が必要か?
  -医療・医薬品、ヘルスケア分野の現状、法制度、市場動向を交え

2.三次元培養・組織化の基礎、最新動向とメリット
  1)三次元培養・組織工学の歴史的背景
  2)二次元培養と三次元培養の違い―三次元培養のメリットとは
   a)形態面、機能面での違い
   b)細胞-細胞間相互作用の重要性
   c)移植効率と治療効果
  3)三次元培養の分類・種類
   a)スフェロイド
   b)積層体
   c)ハイドロゲル
   d)スキャホールド
  4)三次元培養に使われる足場材料・培地・増殖因子
   a)足場材料に必要な基本的性質
     -生体適合性、細胞接着性、生分解性、成形性
   b)足場材料の生分解性
   c)バイオマテリアルとして使用されている材料
     -ポリ乳酸、コラーゲン、キチン/キトサンなど
   d)三次元培養に使用される培地
   e)三次元培養に使用される細胞増殖因子
  5)関連する培養技術
   a)様々な足場材料
   b)三次元培養システム
   c)スフェロイド作製キットシ等
   d)細胞パターン化技術
   e)画像処理による細胞品質管理
   f)酸素供給による高品質三次元組織構築
  6)代表的な応用用途・製品化事例、最新研究例
 
3.三次元培養・組織化を行うにあたって必要な知識、ポイント
  1)細胞接着
   a)細胞の接着には接着タンパク質が重要
   b)フィブロネクチンとは?
   c)インテグリンフィブロネクチンの分子認識、相互作用
  2)接着タンパク質と基材表面の関係
   a)材料表面の接触角測定
   b)様々な汎用性高分子接着性比較
   c)細胞の接着に適している表面
   d)タンパク質吸着と材料表面の親水性・疎水性の関係
   e)フィブロネクチンコーティング表面への細胞接着の様子
  3)細胞-細胞間の結合
   a)上皮細胞の接着結合とギャップ結合
   b)がん細胞の上皮-間葉転移やオルガノイドの上皮組織

4.三次元培養における細胞の品質管理
  1)細胞の品質保証
  2)生産体制
  3)今後の品質管理の課題

5.細胞積層法の基礎メカニズムとその応用
  1)細胞積層法のメカニズム
  2)細胞を積層した時の高い細胞機能
  3)【応用事例1】:ヒト動脈壁モデルの構築とドラッグデリバリーシステム
  4)【応用事例2】:細胞積層培養キット「CellFeuille®」の開発

6.細胞集積法の基礎メカニズムと応用 -より短期間で積層構造を構築
  1)細胞集積法のメカニズム-細胞積層法からの違い、メリット
  2)毛細血管・リンパ管網を有する三次元組織体の構築
  3)開口型血管網の構築
  4)脈管構造を有する皮膚モデルの構築
  5)【応用事例1】:がん細胞浸潤モデルの構築と個別化医療への応用
  6)【応用事例2】:ヒトiPS由来心筋組織体の薬効・毒性評価への応用
  7)【応用事例3】:インクジェットプリントを用いた三次元肝組織チップの作製
  8)【応用事例4】:細胞積層培養キット「CellFeuille®」の開発

7.まとめ・今後の展望

  □質疑応答・名刺交換□