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フィルム製造の技術、プロセスの全体像の把握

~フィルムの製膜、成膜、塗布乾燥、貼り合わせ、裁断の全体プロセス~

開催時間を 10:00~16:30 → 10:30~16:30 に変更しました。 10/9更新
受講可能な形式:【ライブ配信】or【アーカイブ配信】のみ
フィルムのメーカー、ユーザー、材料メーカー。製造装置、プロセスに携わる方々に一気通貫でやさしく解説
高機能フィルム製造に関わるの全体プロセスとその技術を
実際の製造で発生する様々な欠陥や問題と、その対策に役立つような事例
日時 【ライブ配信】 2024年10月23日(水)  10:30~16:30
【アーカイブ配信】 2024年11月8日(金)  まで受付(視聴期間:11/8~11/21)
受講料(税込)
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配布資料PDFデータ(印刷可・編集不可)
※ライブ配信受講は開催2日前を目安にS&T会員のマイページよりダウンロード可となります。
※アーカイブ配信受講は配信開始日からダウンロード可となります。

 
オンライン配信ライブ配信(Zoom) ►受講方法・接続確認申込み前に必ずご確認ください
アーカイブ配信 ►受講方法・視聴環境確認申込み前に必ずご確認ください
備考※講義中の録音・撮影はご遠慮ください。
※開催日の概ね1週間前を目安に、最少催行人数に達していない場合、セミナーを中止することがございます。
得られる知識・フィルム製造に関する全般知識、技術概要の把握
・フィルム成形/塗布乾燥/ラミネートなどの工程技術に関する基礎/実践知識
・実際の現場におけるトラブルとその対策例の理解
対象・フィルム製造技術を担当してから、1~3年目くらいの技術者、研究者
・フィルム製造や加工に関心のある方、学びたい方
キーワード:高機能フィルム、光学フィルム、フィルム成形、製膜、延伸、PET、TAC、塗工、塗布、コーティング、乾燥、欠陥、トラブル対策、スロット塗布、ロール塗布、ラミネート

セミナー講師

ホサナ技研 代表 小川 正太郎 氏
※元富士フイルム(株)
【講師紹介】

セミナー趣旨

 プラスチックフィルムは、電子、医療、食品をはじめとした、ほとんど全ての産業で使用され、なくてはならない材料となっている。中でも、通信・エネルギーの分野では、高耐久・高強度などの性能を満たした、高機能フィルムの市場が拡大している。一般に、高機能フィルムの製造は、フィルム成形~塗布~乾燥、場合によってはラミネートの工程が含まれるが、どれも重要かつ高度な製造技術が構築されている。これらは、ロールtoロールにより連続製造されるので、他の工業材料分野でも利用できる汎用性の高い基盤技術である。
 本セミナーでは、高機能フィルム製造に関わる、「製膜、成膜、塗布乾燥、貼り合わせ、断裁」の全体プロセスこれらの技術内容について、分かり易く解説するとともに、実際の製造で発生する、様々な欠陥や問題について、その対策に役立つような事例等も紹介したい。

セミナー講演内容

1.高機能(機能性)フィルム
 1-1 高機能フィルムとは
 1-2 高機能フィルムの構成
 1-3 高機能フィルムの製造
 1-4 樹脂/フィルムの種類

2.フィルム製膜・延伸技術
 2-1 製膜方法
   (溶融製膜と溶液製膜)
 2-2 PETフィルムの特徴
   (PETの種類、延伸の分類、延伸による特性変化など)
 2-3 PETフィルムの製法
   (製造全体フロー、重合~ペレット化、押出、製膜、延伸)
 2-4 PETフィルム製造におけるトラブルと対策
 2-5 TACフィルムの特徴
   (基本特性)
 2-6 TACフィルムの製法
   (製造全体フロー、溶解、押出、製膜、ドラム式、バンド式)
 2-7 TACフィルム製造におけるトラブルと対策
 2-8 フィルム成形技術まとめ

3.塗布技術
 3-1 塗布の基礎
   (塗布技術のポイント、方式の分類、塗布設備の構成、方式の選択)
 3-2 ロール塗布技術
   (リバースロール、グラビア、キス、マイクログラビア、ワイヤバーほか)
 3-3 ロール塗布での欠陥と対策例
   (リビング、ムラ、斑目、スジ、ハジキなど)
 3-4 ダイ塗布技術
   (ダイヘッドの構造、ダイ設定~塗布開始の手順例など)
 3-5 ダイ塗布技術課題
   (ビード安定化、コーティングウインドウ、高速化における課題など)
 3-6 塗布技術まとめ

4.乾燥技術
 4-1 乾燥工程の基礎
   (乾燥の分類、基本原理、乾燥曲線など)
 4-2 乾燥での欠陥と対策
   (ピンホール、皮張り、乾燥ムラ、風ムラなど)
 4-3 特許にみる、風ムラ対策
 4-4 乾燥技術まとめ

5. ドライラミネート技術
 5-1 ラミネートとは
   (特徴、構成例など)
 5-2 ドライラミにおけるトラブル対策
   (シワ、カールなど)
 5-3 ドライラミに関する特許例

6.フィルムのハンドリング・裁断技術
 6-1 ハンドリングのポイント
  (シワ・伸び・傷等の防止など)
 6-2 裁断方法の種類
 6-3 裁断における課題・トラブル

7.補足1…多層化/パターン化など
 7-1 多層フィルム製膜技術
 7-2 多層コーティング技術
 7-3 表面パターニング技術
 7-4 間欠塗布技術
 7-5 気相成膜技術

8.補足2…濡れ性の基礎
 8-1 表面張力と接触角
 8-2 界面活性剤の働き
 8-3 表面処理方法例など

質疑応答