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変化する高機能フィルム市場に対応するための
成形・評価・解析技術と動向

~ フィルムの成形条件・物性値制御・延伸挙動解析・不良対策・市場動向 ~

受講可能な形式:【会場受講】or【Live配信】のみ
 
環境問題に対応するための材料の見直し、モノマテリアル化や減容化にリサイクル、
更には最近のEV化や通信の高速化に向けた需要増など、
フィルムを取り巻く市場・ニーズに変化がみられる中、それを支える技術基盤の強化を目指したセミナーです。

物性・成形性を支配する成形過程の評価技術や不良対策に加え、近年の高機能フィルムの動向や市場にも言及!
フィルム開発・製造の総合力、課題解決力・応用力強化にお役立てください。

日時 【会場受講】 2023年7月13日(木)  10:00~17:00
【Live配信】 2023年7月13日(木)  10:00~17:00
会場 【会場受講】 東京・品川区大井町 きゅりあん  4F 第1特別講習室
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【Live配信】 Live配信セミナー(会社・自宅にいながら受講可能)  
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受講料(税込)
各種割引特典
60,500円 ( E-Mail案内登録価格 57,420円 ) S&T会員登録とE-Mail案内登録特典について
定価:本体55,000円+税5,500円
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テレワーク応援キャンペーン(【Live配信/WEBセミナー1名受講限定】

1名申込みの場合:受講料44,550円 ( E-Mail案内登録価格 42,350円 )
   定価:本体40,500円+税4,050円
   E-Mail案内登録価格:本体38,500円+税3,850円
 ※1名様でLive配信/WEBセミナーを受講する場合、上記特別価格になります。
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配布資料製本テキスト
 会場受講:当日会場でお渡しいたします
 Live配信受講:開催日の4,5日前に発送予定
  ※セミナー資料はお申し込み時のご住所へ発送させていただきます。
  ※開催まで4営業日~前日にお申込みの場合、セミナー資料の到着が、
   開講日に間に合わない可能性がありますこと、ご了承下さい。
  ※受講時にはスライドが画面表示されますので 製本テキストがお手元に無くても 受講には差支えございません。
オンライン配信ZoomによるLive配信 ►受講方法・接続確認 (申込み前に必ずご確認ください)
備考※昼食付(会場受講者限定)
※講義中の録音・撮影はご遠慮ください。
※講義中の会場でのパソコン使用はキーボードの打音などでご遠慮いただく場合がございます。
※開催日の概ね1週間前を目安に、最少催行人数に達していない場合、セミナーを中止することがございます。
 
得られる知識
フィルム成形の基礎技術の修得と基礎技術の応用展開、構造解析技術
 
受講対象
フィルム成形を専門とする研究者・技術者、フィルム評価・解析、高機能フイルム研究企画担当者
 

セミナー講師

KT POLYMER 代表 工学博士 金井 俊孝 氏
元プラスチック成形加工学会会長/元出光興産(株)主幹研究員

【専門】高分子材料と高分子成形加工

セミナー趣旨

 フィルム成形技術に関する技術動向を紹介し、各成形技術の実験解析や理論解析を通して、フィルム成形でしばしば問題となる不良現象の発生メカニズムやその対処法、物性や成形性を支配する成形過程の挙動に関しての評価技術について紹介する。さらに、最近注目されている環境対応に重点を置いた高機能フィルムの動向や市場についても紹介する。

セミナー講演内容

1.フィルム製品の開発動向

2.押出機内の樹脂劣化の定量解析と劣化防止

 2.1 酸化劣化のメカニズム
 2.2 スクリュー形状と劣化
 2.3 劣化防止対策

3.ダイの不良現象の可視化観察および原因究明
 
3.1 ダイ内の可視化による不良現象の把握
 3.2 シャークスキン、メルトフラクチャーの発生原因と対策

4.インフレーション成形の理論解析と物性予測
 
4.1 インフレーション成形の理論解析
 4.2 成形条件と物性の関係および物性の支配因子
 4.3 スケールアップ則

5.溶融キャスト成形のネッキングおよび成形不安定現象
 
5.1 ドローレゾナンス現象と理論的解釈
 5.2 ネッキング量の予測および樹脂とネッキングの関係
 5.3  成形条件と物性の関係

6.原反シートの冷却解析と高透明化技術
 
6.1 原反シート成形における冷却計算と冷却条件による高次構造の変化
 6.2 原反成形時の結晶化時間と結晶化度、球晶生成、透明性の関係
 6.3 シート成形条件制御による高透明化技術

7.延伸挙動の可視化解析と実用評価技術
 7.1 一軸、二軸延伸過程の延伸挙動解析と少量評価技術
 7.2 二軸延伸過程の可視化(S-S曲線、3軸配向評価、球晶、位相差分布価)

8. 延伸フィルム成形工程の延伸挙動解析
 8.1 延伸過程の理論解析と厚み精度予測・高速薄膜化
 8.2 理論解析による樹脂設計

9.環境を配慮した高機能フィルムの技術動向と市場
 9.1 環境対応材料・減容化・モノマテリアル・リサイクル
 9.2 食品包装(long life化、多層化技術・ハイバリア) 
 9.3 Liイオン電池用フィルム(パッケージ部材、セパレータ、キャパシタ)
 9.4 ディスプレイ(液晶、有機EL)
 9.5 高速通信用フレキシブル基板
 9.6 加飾フィルム
 9.7 医薬包装

 □質疑応答□

【キーワード】フィルム成形、不良現象、二軸延伸フィルム成形、構造解析、スケールアップ、高機能フィルム、環境を配慮した高機能フィルム(減容化、モノマテリアル、リサイクル、材料)