量子ドットの基礎と耐久性向上技術、
各応用展開における課題と展望
~応用展開:ディスプレイ・太陽電池・医療用診断薬~
~ガラスカプセル化・非カドミウム系材料の動向・長期信頼性/耐久性~
受講可能な形式:【会場受講】or【Live配信】
量子ドットの基本構成から物性、合成法、特性評価などの基礎知識から応用まで総合知識を解説!
また実用化への課題であるカドミウムフリー化、耐久性への改善アプローチとは・・・
量子ドットの現状と開発動向、今後の展望について解説いたします!
また実用化への課題であるカドミウムフリー化、耐久性への改善アプローチとは・・・
量子ドットの現状と開発動向、今後の展望について解説いたします!
日時 | 【会場受講】 2023年5月26日(金) 10:30~16:30 |
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【LIVE配信】 2023年5月26日(金) 10:30~16:30 |
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会場 | 【会場受講】 東京・千代田区駿河台 連合会館 5F 502会議室 |
会場地図 |
【LIVE配信】 Live配信セミナー(会社・自宅にいながら受講可能) |
会場地図 | |
受講料(税込)
各種割引特典
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49,500円
( E-Mail案内登録価格 46,970円 )
S&T会員登録とE-Mail案内登録特典について
定価:本体45,000円+税4,500円
E-Mail案内登録価格:本体42,700円+税4,270円
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1名分無料適用条件
2名で49,500円 (2名ともE-Mail 案内登録必須/1名あたり定価半額の24,750円)
【テレワーク応援キャンペーン(1名受講)【Live配信/WEBセミナー受講限定】 1名申込みの場合:受講料( 定価:39,600円/E-Mail案内登録価格 37,620円 ) 定価:本体36,000円+税3,600円 E-Mail案内登録価格:本体34,200円+税3,420円 ※1名様でLive配信/WEBセミナーを受講する場合、上記特別価格になります。 ※お申込みフォームで【テレワーク応援キャンペーン】を選択のうえお申込みください。 ※他の割引は併用できません。 |
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配布資料 | ・会場受講:製本テキスト ・Live配信受講:製本テキスト(開催前日着までを目安に発送) ※セミナー資料はお申し込み時のご住所へ発送させていただきます。 ※開催日の4~5日前に発送します。 開催前日の営業日の夕方までに届かない場合はお知らせください。 ※開催まで4営業日~前日にお申込みの場合、 セミナー資料の到着が、開講日に間に合わない可能性がありますこと、ご了承下さい。 | |
オンライン配信 | Live配信 ►受講方法・視聴環境確認(申込み前に必ずご確認ください) | |
備考 | ※会場受講に限り、昼食付 ※講義中の録音・撮影はご遠慮ください。 ※講義中のパソコン使用はキーボードの打音などでご遠慮いただく場合がございます。 ※開催日の概ね1週間前を目安に、最少催行人数に達していない場合、セミナーを中止することがございます。 | |
得られる知識 | 〇量子ドットの基本・概要、特徴 〇コロイド量子ドットの作製方法、サイズの制御技術、各種の評価法、ガラスコート技術 〇量子ドットの耐久性向上に関わる技術情報 〇量子ドットの各分野への応用・最新動向と将来展望 | |
対象 | 〇量子ドットの研究開発者 〇発光材料、発光デバイス・モジュールの研究開発者 〇ナノテクノロジー関連技術の研究者・開発者 〇新規事業/新規技術テーマの調査・探索担当者 など。大学教養課程の知識があると、より理解が深まります。 |
セミナー講師
(株) 量子材料技術 執行役員 CTO/ (国 研) 産業技術総合研究所 関西センター(兼業) 村瀬 至生 氏
【専門】無機ナノ材料科学
【経歴】
東京大学理学系研究科化学専攻修士課程修了(分子分光学)、日立製作所中央研究所(超高密度光メモリ)にて博士号取得の後、現在の産業技術総合研究所に入所(関西センター、池田)、量子ドットの合成と機能化の研究に従事。研究成果をもとに、産総研から兼業許可を得て昨年4月に技術移転ベンチャーを設立。執行役員CTOに就任。大阪電気通信大学、関西学院大学、中国 済南大学の客員教授を経験。
【専門】無機ナノ材料科学
【経歴】
東京大学理学系研究科化学専攻修士課程修了(分子分光学)、日立製作所中央研究所(超高密度光メモリ)にて博士号取得の後、現在の産業技術総合研究所に入所(関西センター、池田)、量子ドットの合成と機能化の研究に従事。研究成果をもとに、産総研から兼業許可を得て昨年4月に技術移転ベンチャーを設立。執行役員CTOに就任。大阪電気通信大学、関西学院大学、中国 済南大学の客員教授を経験。
セミナー趣旨
コロイド法で作る量子ドットは、新しいタイプの蛍光体として知られるようになった。この10年間で発光効率などの特性が飛躍的に向上して価格が劇的に低下し、実用化が本格的に始まった。
本講演では、量子ドットの合成や評価といった基礎事項を概説するとともに、実用化を考えた際に必ず直面する耐久性、特に耐光性の問題と解決法を解説する。量子ドットは、表面の割合(体積に対する表面の比率)が大きく、表面の僅かな欠陥で発光特性が変化する。この表面の状態をより深く理解し、耐久性を上げるために蓄積してきた手法を、他の最新の研究とも比較しながら、講師独自の見解を加えて解説する。
本講演では、量子ドットの合成や評価といった基礎事項を概説するとともに、実用化を考えた際に必ず直面する耐久性、特に耐光性の問題と解決法を解説する。量子ドットは、表面の割合(体積に対する表面の比率)が大きく、表面の僅かな欠陥で発光特性が変化する。この表面の状態をより深く理解し、耐久性を上げるために蓄積してきた手法を、他の最新の研究とも比較しながら、講師独自の見解を加えて解説する。
セミナー講演内容
1.量子ドット研究の経緯と基本的な構造・特徴
1.1 量子ドット合成法と研究の経緯
1.2 ドープされた量子ドットの構造・特徴
2.量子ドットの基本的な物性と粒成長メカニズム
2.1 物理的、化学的性質(量子サイズ効果など)
2.2 エネルギー準位の計算方法と留意点
2.3 量子ドットのサイズと濃度の求め方
2.4 粒成長メカニズムと発光効率
3.各種量子ドットの合成法・特徴と留意点
3.1 親水性CdTeの合成法
3.2 親水散性ZnSeと光化学反応を利用したシェルの付加
3.3 疎水性CdSeの合成と発展
3.4 疎水性InPの合成と最近の進展
3.5 ハロゲン化鉛ペロブスカイト、硫化鉛およびカルコパイライト
4.量子ドットのガラスマトリックスへの各種分散法
4.1 バルク体への量子ドット分散:その方法と留意点
4.2 薄膜への分散およびファイバー形成の方法と留意点
4.3 微小ガラスカプセル中への分散・安定化
5.量子ドットの各種特性評価の方法
5.1 単一分子検出法の発明の経緯とノーベル賞
5.2 単一粒子検出とブリンキング
5.3 発光効率(量子収率)の計算法
5.4 耐光性の測定・評価法
6.耐久性向上の具体策
6.1 ポリマーを用いる方法
6.2 イオン結晶による閉じ込め
6.3 アルミナ薄膜による被覆
6.4 ガラスカプセル化
7.量子ドットの各応用分野と今後の課題・展望:先行事例も踏まえて
7.1 ディスプレイ用蛍光体としての量子ドット:その課題と展望
7.2 量子ドットの太陽電池応用:その課題と展望
7.3 量子ドットを用いた医療用の診断薬
8.量子ドットを巡るよくある質問と回答
8.1 量子ドットディスプレイと有機ELディスプレイの違い
8.2 ガラスカプセルの具体的使用法、量産性と価格
8.3 非カドミウム系材料の候補やカドミウム使用量低減・代替技術は?
8.4 長期信頼性や熱的な耐久性は?
9.まとめ
□質疑応答・名刺交換□
1.1 量子ドット合成法と研究の経緯
1.2 ドープされた量子ドットの構造・特徴
2.量子ドットの基本的な物性と粒成長メカニズム
2.1 物理的、化学的性質(量子サイズ効果など)
2.2 エネルギー準位の計算方法と留意点
2.3 量子ドットのサイズと濃度の求め方
2.4 粒成長メカニズムと発光効率
3.各種量子ドットの合成法・特徴と留意点
3.1 親水性CdTeの合成法
3.2 親水散性ZnSeと光化学反応を利用したシェルの付加
3.3 疎水性CdSeの合成と発展
3.4 疎水性InPの合成と最近の進展
3.5 ハロゲン化鉛ペロブスカイト、硫化鉛およびカルコパイライト
4.量子ドットのガラスマトリックスへの各種分散法
4.1 バルク体への量子ドット分散:その方法と留意点
4.2 薄膜への分散およびファイバー形成の方法と留意点
4.3 微小ガラスカプセル中への分散・安定化
5.量子ドットの各種特性評価の方法
5.1 単一分子検出法の発明の経緯とノーベル賞
5.2 単一粒子検出とブリンキング
5.3 発光効率(量子収率)の計算法
5.4 耐光性の測定・評価法
6.耐久性向上の具体策
6.1 ポリマーを用いる方法
6.2 イオン結晶による閉じ込め
6.3 アルミナ薄膜による被覆
6.4 ガラスカプセル化
7.量子ドットの各応用分野と今後の課題・展望:先行事例も踏まえて
7.1 ディスプレイ用蛍光体としての量子ドット:その課題と展望
7.2 量子ドットの太陽電池応用:その課題と展望
7.3 量子ドットを用いた医療用の診断薬
8.量子ドットを巡るよくある質問と回答
8.1 量子ドットディスプレイと有機ELディスプレイの違い
8.2 ガラスカプセルの具体的使用法、量産性と価格
8.3 非カドミウム系材料の候補やカドミウム使用量低減・代替技術は?
8.4 長期信頼性や熱的な耐久性は?
9.まとめ
□質疑応答・名刺交換□