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高分子固体材料の動的粘弾性測定

~実験データ・チャートを正しく読み取るためのポイント~
~試験片の準備・測定条件の検討や装置の校正・メンテナンス~

受講可能な形式:【Live配信】のみ

ゴム、プラスチック、複合材料などの高分子材料の分析・評価・試験に用いる動的粘弾性測定について基礎から解説!
主に物質の『硬さ』『軟らかさ』を測定するものですが、他にもチャートからは様々な情報が読み取れる
典型的な動的粘弾性測定例を交えてデータやチャートの正しく読み解くためのポイントとは・・・

変形モードの選択や測定条件の検討、試験片の準備、装置の校正・メンテナンスなどより実際に実験をする際の注意点も解説します
日時 2023年5月24日(水)  10:30~16:30
会場 Live配信セミナー(会社・自宅にいながら受講可能)  
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得られる知識・高分子の粘弾性挙動とは
・動的粘弾性測定(装置)の原理
・高分子の分子構造と粘弾性挙動との関係とチャートの見方・読み方
・より正確なデータを得るための測定上の注意点 
・より正確なデータを得るための装置の保守管理

セミナー講師

(株)日立ハイテクサイエンス アプリケーション開発センタ 大久保 信明 氏
 【専門】動的粘弾性測定・熱分析
 【所属学会など】高分子学会,日本ゴム協会,日本レオロジー学会

セミナー趣旨

 動的粘弾性測定は、高分子材料の硬さ柔らかさ、またはガラス転移温度などを定量的に測定できることのみならず、高分子の分子運動や分子構造に関する情報を得ることができることから、ゴムやプラスチックまたは複合材料などの高分子材料の分析・試験・評価に欠かせない測定手法として広く利用されています。
 本講では固体高分子材料の動的粘弾性測定について、基本原理を平易に解説するとともに、典型的な測定例を紹介しながら粘弾性測定チャートの見方のポイントを解説します。

セミナー講演内容

1.動的粘弾性の概要
 1.1 弾性と粘性
 1.2 粘弾性挙動
 1.3 変形モード
 1.4 緩和の種類

2.動的粘弾性データ解析の基本
 2.1 温度分散と周波数分散
 2.2 ガラス転移温度
 2.3 はずむゴムとはずまないゴム (tanδとは)
 2.4 見かけの活性化エネルギー
 2.5 マスターカーブ 

3.粘弾性特性に及ぼす分子構造の影響
 3.1 高分子材料の力学的性質に影響を及ぼす因子
 3.2 分子量の影響
 3.3 架橋の影響
 3.4 結晶形態と結晶度の影響
 3.5 可塑化の影響
 3.6 共重合の影響
 3.7 ポリマーブレンド
 3.8 分子配向の影響
 3.9 複合材料
 3.10 熱硬化性樹脂
 3.11 熱履歴の影響
 3.12 湿度の影響 
 3.13 動的粘弾性測定によって得ることのできる知見

4.測定のノウハウ
 4.1 変形モードの選択
 4.2 試験片の準備
 4.3 形状因子グラフ
 4.4 試験片のチャッキング
 4.5 測定条件の設定

5.粘弾性測定装置の保守管理
 5.1 装置のチェック
 5.2 装置校正(キャリブレーション)
 5.3 装置のメンテナンス

  □ 質疑応答 □