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エポキシ樹脂のフィルム化技術と
物性制御、高機能化と応用展開

~エポキシ樹脂の基礎知識~
~エポキシ樹脂のフィルム化とその利点~
~エポキシフィルムの物性、架橋エポキシフィルム、エポキシ接着フィルム~

受講可能な形式:【Live配信】or【アーカイブ配信】のみ

エポキシ樹脂の持つ耐熱性、接着性、耐薬品性、機械的性質、電気絶縁性、、、
 これらの特長を損なわずにフィルム化し多くの用途に展開するために
エポキシ重合体の合成、フィルム物性の評価、接着フィルムの配合設計、、、
現状ではベンゼン環と水酸基を併せ持つフィルム形成高分子は少ない
エポキシ樹脂の硬化剤、硬化促進剤、分析法、評価法等の基礎知識から解説
日時 【Live配信】 2023年4月26日(水)  10:30~16:30
【アーカイブ配信】 2023年5月9日(火)  から配信開始(視聴期間:5/9~5/22)
会場 【Live配信】 Live配信セミナー(会社・自宅にいながら受講可能)  
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備考※講義中の録音・撮影はご遠慮ください。
※開催日の概ね1週間前を目安に、最少催行人数に達していない場合、セミナーを中止することがございます。

セミナー講師

溶解技術(株) 代表取締役 博士 (工学) 柴田 勝司 氏
※元日立化成(株)

セミナー趣旨

 エポキシ樹脂はこれまで主流であった土木建築、接着剤、電気絶縁材などの用途に加えて、自動車用、航空機用などにも用途が広がり、世界での生産量も拡大している。これらの新分野へ展開できる可能性のある技術として、エポキシ樹脂のフィルム化技術について解説する。現状ではベンゼン環と水酸基を併せ持ち、十分なフィルム形成能を有する高分子は少ない。ベンゼン環によって耐熱性、機械的性質などに優れ、水酸基によって接着性、熱硬化性などが付与できる。フィルム形成後の三次元架橋反応についても詳述する。これに接着性を付与すれば、プリント配線板の基材として利用できるほか、様々な電子材料に利用できると考えられる。また、水酸基を極性の異なる化合物で修飾できれば、耐熱性、耐溶剤性を有する分離膜などにも利用できると考える。また、エポキシ樹脂について豊富な知識をお持ちでない方々にもご理解いただけるように、前半ではエポキシ樹脂の基礎知識として硬化剤、硬化促進剤、分析法、評価法についても説明する。

セミナー講演内容

1.緒言
  ・エポキシ樹脂の定義
  ・エポキシ樹脂の歴史
  ・世界の需要
  ・他の樹脂系との比較
  ・エポキシ樹脂の特徴
  ・エポキシ樹脂配合の特殊性

2.エポキシ樹脂の基礎
 2.1 エポキシ樹脂
  ・汎用エポキシ樹脂
  ・特殊エポキシ樹脂
 2.2 硬化剤
  ・アミン系
  ・酸無水物系
  ・フェノール系
  ・ポリチオール系
 2.3 硬化促進剤
  ・硬化剤と硬化促進剤の違い
  ・アミン系
  ・イミダゾール系
  ・リン系
 2.4 分析法,評価法
  ・赤外分光法 (IR)
  ・核磁気共鳴法 (NMR)
  ・高速液体クロマトグラフィ (HLC)
  ・ゲル浸透クロマトグラフィ (GPC)
  ・示差走査熱量計 (DSC)
  ・粘弾性解析 (VEA)

3.エポキシ樹脂のフィルム化
 3.1 概要
  ・エポキシ系フィルムの利点
  ・熱硬化性エポキシフィルムの設計
  ・エポキシ重合体の基本特許
  ・二段法による合成
  ・溶媒中での二段法による合成
 3.2 エポキシ重合体の合成-エポキシ樹脂の選択
  ・共重合モノマーの選択
  ・溶媒種類
  ・触媒種類
  ・各種フェノール類
 3.3 エポキシフィルムの物性
  ・粘度
  ・分子量
  ・引張試験
 3.4 架橋エポキシフィルム
  ・架橋剤-エポキシ樹脂
  ・架橋剤-シラン化合物
  ・架橋剤-カルボン酸
  ・架橋剤-イソシアナート類
  ・イソシアナートのマスク化
  ・引張試験
  ・耐熱性
  ・耐溶剤性
 3.5 エポキシ接着フィルム
  ・層間接着フィルム
  ・プリプレグとの比較
  ・架橋剤配合量とTg
  ・接着性の付与
  ・配合設計概念図
  ・接着フィルムの特性

4.結言
  ・結論
  ・今後の課題

□質疑応答□