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<設計意図を正しく伝える>
GD&T(幾何公差)設計法の
基礎と適切な活用方法

~効果的活用に向けた、基本・技法・ポイントの理解~

受講可能な形式:【Live配信】のみ

公差・公差設計の基礎、TEDやデータムの基本、幾何公差の基礎(ルール、記号の意味と使い方、データムとの組み合わせ)、公差計算の基本手順と技法・効率化など、設計意図を正しく伝えるGD&T設計法を正しく修得できるセミナーです。
日時 2023年4月20日(木)  10:30~16:30
会場 Live配信セミナー(会社・自宅にいながら受講可能)  
会場地図
受講料(税込)
各種割引特典
49,500円 ( E-Mail案内登録価格 46,970円 ) S&T会員登録とE-Mail案内登録特典について
定価:本体45,000円+税4,500円
E-Mail案内登録価格:本体42,700円+税4,270円
E-Mail案内登録なら、2名同時申込みで1名分無料 1名分無料適用条件
2名で49,500円 (2名ともE-Mail案内登録必須​/1名あたり定価半額24,750円) 
※【テレワーク応援キャンペーン(1名受講)【Live配信/WEBセミナー受講限定】
1名申込みの場合:受講料(定価:39,600円/E-Mail案内登録価格:37,620円 )
   定価:本体36,000円+税3,600円
   E-Mail案内登録価格:本体34,200円+税3,420円
 ※1名様でLive配信/WEBセミナーを受講する場合、上記特別価格になります。
 ※お申込みフォームで【テレワーク応援キャンペーン】を選択のうえお申込みください。
 ※他の割引は併用できません。
配布資料電子媒体(PDFデータ/印刷可)
・弊社HPのマイページよりダウンロードいただきます。
・開催2日前を目安に、ダウンロード可となります。
・ダウンロードには会員登録(無料)が必要となります。
オンライン配信ZoomによるLive配信 ►受講方法・接続確認申込み前に必ずご確認ください
備考※講義中の録音・撮影はご遠慮ください。
※開催日の概ね1週間前を目安に、最少催行人数に達していない場合、セミナーを中止することがございます。
得られる知識1.設計意図を正しく伝える形体定義の理解
2.形体の幾何学的特性を規制する幾何公差の理解と使い方
3.公差計算の基礎と幾何公差図面への適用方法
対象対象者:自動車部品、機械、電子機器、装置などの機械設計に携わる若手~中堅技術者の方を対象にしますが、新人の方にも分かり易いように解説します。
予備知識:機械製図に関する基本知識(投影図の表し方や寸法記入など)を有していることが望ましいですが、専門外の方でも理解できるようできるだけ分かり易く説明します。

セミナー講師

折川技術士事務所 代表 折川 浩 氏
専門:機械設計
ソニーで主に映像関連機器の機構/外装設計に従事。
社内技術研修講師を経て、2019年に独立、技術士事務所開設。
取得資格:技術士(機械部門)、1級機械設計技術者、計算力学技術者固体1級、第3種電気主任技術者ほか
ホームページ: https://opeo.jp

セミナー趣旨

 品質の安定した製品開発のためには、設計物がいかに設計意図通りの仕上がりとなるかが重要です。
CAD上のモデルはいわゆる完全形体で、実際の加工物はそれに対してある量のばらつきを必ず持ちますが、このばらつき状態を規制するのが、公差の設定です。
 そして、この公差の値の許容範囲を適正化するために行うのが公差計算です。
 適切な公差設定は、品質のみならず、加工/検査/組立を含めたコストの最適化に直結しますが、正しく公差設定を行なっていても、組立て上の問題が残ることがあります。その理由は、部品形状が設計意図通りの範囲内でばらついていないからです。
 その部品形状のばらつきを、設計意図に沿った形で論理的に規制する手法が、幾何公差を用いた設計、即ちGD&T設計です。
 設計意図を正しく伝えるためには、幾何公差を活用した厳密な形体定義と、適切な公差値設定が必要不可欠です。
 本講座では、最初に幾何公差の基本を学習した上で、実設計に役立つ幾何公差の適用方法を理解し、次に公差値決定に必要な公差計算の基本手順と技法を学ぶことを通して、設計意図を正しく伝える設計技術である、「GD&T設計法」の修得を目指します。

セミナー講演内容

1.GD&T設計法の概要
 1.1 設計プロセスにおけるV&V(検証と妥当性確認)
 1.2 GD&T設計法
 
2.形体定義の基礎知識
 2.1 サイズ公差と幾何公差
  2.1.1 図面と加工
  2.1.2 サイズ公差と2点間測定
  2.1.3 あいまいさのない形体定義
 2.2 基準としてのデータム
  2.2.1 データムの意味と指示方法
  2.2.2 データム形体と実用データム形体
  2.2.3 データムターゲット
 2.3 TED(理論的に正確な寸法)
  2.3.1 TEDの意味と指示方法
  2.3.2 TEDの基本的な使用例
  2.3.3 TEDのその他の用法
 2.4 独立の原則と包絡の条件
  2.4.1 独立の原則
  2.4.2 包絡の条件
 
3.幾何公差の基礎
 3.1 基本ルール
  3.1.1 幾何公差の公差域
  3.1.2 指示線の配置
  3.1.3 形体分類と幾何公差の関係
 3.2 幾何公差記号の意味と使い方
  3.2.1 形状公差
  3.2.2 姿勢公差
  3.2.3 位置公差
  3.2.4 振れ公差
  3.2.5 輪郭度
 3.3 データムとの組合せ
  3.3.1 データム系と優先順位
  3.3.2 共通データム
 
4.公差計算の基礎

 4.1 ばらつきの統計量(標準偏差)
  4.1.1 一様分布と正規分布
  4.1.2 分散と標準偏差
  4.1.3 正規分布と不適合品率
 4.2 ばらつきの定量化
  4.2.1 単純加算と二乗和平方根
  4.2.2 傾きを考慮した計算
 
5.幾何公差と公差計算

 5.1 形体の幾何偏差と公差
  5.1.1 サイズ公差指示の解釈
  5.1.2 幾何公差指示の解釈
 5.2 公差計算の効率化
  5.2.1 幾何公差指示と公差計算
  5.2.2 幾何公差の読替えテクニック
  5.2.3 要因数と累積誤差

 □質疑応答□

※内容が一部変更になる可能性がございます。