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ポリマー中におけるフィラーの分散・凝集評価と
高分子コンポジットの特性制御

~高分子の吸着、分散・凝集の評価法、分散性向上のポイント、特性制御指針~
~分散状態・凝集構造と特性・機能の関係を理解する~

受講可能な形式:【Live配信】のみ
高分子コンポジットの特性・機能制御のために理解しておきたい、フィラーの分散・凝集とその評価方法、分散性向上のポイント、分散状態・凝集構造と粘弾性特性の関係、特性制御指針などについて、フィラーの種類・特徴や高分子コンポジットの作製法から詳しく解説します。
日時 2023年4月24日(月)  13:00~16:30
会場 Live配信セミナー(会社・自宅にいながら受講可能)  
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※開催日の概ね1週間前を目安に、最少催行人数に達していない場合、セミナーを中止することがございます。
得られる知識高分子の吸着、サスペンションの分散安定性、溶媒キャスト法、X線・中性子小角散乱、動的粘弾性測定、高分子コンポジットの粘弾性特性の制御指針
対象高分子コンポジット材料の開発にこれから従事する方、これまでにも従事しているが、さらなる理解のために基礎的な知識や材料開発のヒントを得たい方に役立ちます。
予備知識として、高分子物性についての基礎的な知識を有していることが望ましい。

セミナー講師

三重大学 大学院工学研究科 教授 博士(工学) 鳥飼 直也 氏
専門:高分子物性,コロイド・界面化学
平平成9年 名古屋大学・博士(工学)
平成9年 高エネルギー加速器研究機構物質構造科学研究所・助手
平成15年 同上・助教授(准教授)
平成21年 三重大学大学院工学研究科・准教授
平成27年 三重大学大学院地域イノベーション学研究科・教授
平成30年 三重大学大学院工学研究科・教授
ホームページ : https://www.oms.chem.mie-u.ac.jp (三重大学工学部有機素材化学研究室)

セミナー趣旨

 ポリマー中に固体粒子やミクロ繊維などがフィラーとして添加された高分子コンポジットは、タイヤ材料をはじめ、近年、様々な用途に利用されている。高分子コンポジットの特性や機能は、それを構成する高分子およびフィラーそれぞれの性質だけでなく、ポリマー中におけるフィラーの分散状態や凝集構造の形成に大きく依存する。これら高分子コンポジットの特性や機能の発現メカニズムを理解し制御するためには、ポリマー中のフィラーの分散状態や凝集構造を観察することが必要になる。
 ここでは、はじめに、高分子コンポジットの作製法として、高分子溶液を分散媒とするサスペンションからフィルム状試料が得られる溶媒キャスト法および、関連する高分子の吸着やサスペンションの分散安定性について解説する。さらに、フィラーの凝集構造の観測に有用な小角散乱法の基礎を概説するとともに、コンポジットの粘弾性特性との関係について説明する。

セミナー講演内容

1.高分子コンポジットの作製
 1.1 フィラーの種類・特徴
 1.2 フィラーへの高分子の吸着
 1.3 サスペンションの分散安定性
 1.4 散乱法によるサスペンションの評価
 1.5 溶媒キャスト法
 
2.ポリマー中のフィラーの分散・凝集
 2.1 透過型電子顕微鏡観察による評価
 2.2 X線・中性子小角散乱法による評価
 2.3 シリカが添加された系
 2.4 カーボンブラックが添加された系
 2.5 セルロース繊維が添加された系
 2.6 特性の異なる粒子が混合添加された系
 2.7 フィラーの分散性向上に関するポイント
 
3.高分子コンポジットの粘弾性特性
 3.1 動的粘弾性測定による評価
 3.2 シリカが添加された系
 3.3 カーボンブラックが添加された系
 3.4 セルロース繊維が添加された系
 3.5 特性の異なる粒子が混合添加された系
 3.6 フィラーの分散状態・凝集構造の形成と粘弾性特性の関係
 
4.高分子コンポジットの特性制御の展望

 □質疑応答□