セミナー 印刷

効率的グリーン水素製造に求められる水電解触媒電極

~水電解の基本理解と水電解電極の材料・構造・評価・制御、最新開発動向~

本セミナーは都合により下記日程へ変更となりました。
変更後の日程:2023年3月10日(金)13:00~16:30

詳細・お申込はこちら
受講可能な形式:【Live配信】のみ

次世代のグリーン水素製造技術として水電解触媒電極の開発が進められている。
最先端で研究を進める講師が水電解電極の基本的な知識から材料や構造、評価手法などについて解説!
最新の水電解技術についての動向と今後の展望とは・・・
このセミナーの受付は終了致しました。
日時 2023年3月9日(木)  13:00~16:30
会場 Live配信セミナー(会社・自宅にいながら受講可能)  
会場地図
受講料(税込)
各種割引特典
44,000円 ( E-Mail案内登録価格 41,800円 ) S&T会員登録とE-Mail案内登録特典について
定価:本体40,000円+税4,000円
E-Mail案内登録価格:本体38,000円+税3,800円
E-Mail案内登録なら、2名同時申込みで1名分無料 1名分無料適用条件
2名で44,000円 (2名ともE-Mail案内登録必須​/1名あたり定価半額の22,000円)
【テレワーク応援キャンペーン(1名受講)【Live配信/WEBセミナー受講限定】
 1名申込みの場合:受講料( 定価:35,200円/E-Mail案内登録価格 33,440円 )
   定価:本体32,000円+税3,200円
   E-Mail案内登録価格:本体30,400円+税3,040円
 ※1名様でLive配信/WEBセミナーを受講する場合、上記特別価格になります。
 ※お申込みフォームで【テレワーク応援キャンペーン】を選択のうえお申込みください。
 ※他の割引は併用できません。
配布資料配布資料:製本テキスト(開催前日着までを目安に発送)
     ※セミナー資料はお申し込み時のご住所へ発送させていただきます。
     ※開催日の4~5日前に発送します。
      開催前日の営業日の夕方までに届かない場合はお知らせください。

     ※開催まで4営業日~前日にお申込みの場合、セミナー資料の到着が、
      開講日に間に合わない可能性がありますこと、ご了承下さい。
オンライン配信ZoomによるLive配信 ►受講方法・接続確認
備考※講義中の録音・撮影はご遠慮ください。
※開催日の概ね1週間前を目安に、最少催行人数に達していない場合、セミナーを中止することがございます。
得られる知識・水電解電極触媒能の設計・評価法
・水電解電極における電気化学反応の計測法
・電気化学顕微ラマン振動分光計測法
・電気化学質量分析法の実際
・電極反応の速度論・理論化学解析法
対象・水電解による水素製造の技術開発に関わっておられる方
・電気化学反応の基礎、熱力学、反応速度論に興味がある方
・電極材料の調製やナノ・マイクロ構造制御法に興味のある方
・電極のin-situ振動分光法、反応物質の質量分析法に興味のある方

セミナー講師

北海道大学 大学院理学研究院化学部門 教授 村越 敬 氏   【研究室HP】
【専門】電気化学、表面物理化学、顕微振動分光計測

セミナー趣旨

 次世代グリーン水素製造においては、液性pHが中性付近で稼働可能な水電解触媒電極が求められている。その目的達成には、適切な触媒材料の探索に加えて、原理限界を意識した新たな研究開発が必要となってくる。本講演では、水電解における水素・酸素発生電極触媒の性能評価、設計、機能向上に向けた取り組みを紹介し、原理的な理解に基づく性能上限を議論する。その上で課題解決に求められる要点を基礎科学技術の観点から議論する。さらに軽度処理海水や自然淡水を使った再生可能エネルギー水電解施設に活用できるシステム創出による社会的波及効果と、水電解技術そのものの将来性を展望する。

セミナー講演内容

1.ゼロ炭素社会に向けたグリーン水素製造について
 1.1 水素エネルギーの需要・必要性
 1.2 グリーン・ニューディールに向けた国内外の取組

2.水電解技術を用いたグリーン水素製造について
 2.1 水電解システムとは
 2.2 水電解のエネルギー収支
    ・水電解セルのエネルギー損失
 2.3 水電解電極における水素/酸素発生反応の特性評価
    ・水、水素、酸素の分子物性
    ・水素/酸素発生反応の電気化学特性評価
    ・実践的電極表面反応解析理論について
 2.4 水電解電極における分子プロセス評価と制御
    ・電極稼働環境下での分光計測
    ・電気化学質量分析
    ・電極表面過程の理論化学計算
 2.5 水電解電極の材料/組成/構造の設計/評価/制御
    ・電極表面の形状構造制御
    ・電極触媒材料の選択肢
    ・電気化学活性評価の要点
 2.6 電解セパレーターと電解質について
    ・軽処理水電解に向けて
    ・電気化学反応のpH依存性
    ・静水圧印可時の高圧電気化学計測
    ・電解質イオンの伝導性制御
 2.7 水電解技術開発におけるデータサイエンスの役割

3.高効率水電解技術開発の最新動向と今後の展望
 3.1 水電解電極材料の開発最前線
 3.2 水素製造技術の世界動向
 3.3 水素製造効率向上の技術課題
 3.4 水電解技術を利用した新エネルギー物質製造今後の期待

4.ゼロ炭素社会への今後の期待

  □ 質疑応答 □