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溶融混練によるポリマーブレンド・アロイ化のポイント

~組織構造形成メカニズムの理解と成形加工性向上への材料設計~

受講可能な形式:【Live配信】のみ

溶融混練を用いた高分子のブレンド・アロイ化について基礎から解説!
単純な非相溶2成分や3成分高分子混合系における組織構造形成メカニズムから始まり、
分散相粒子サイズや両連続相形成組成に関してを解説します。

また、ポリプロピレン/エチレンプロピレンゴム系ブレンドを例に挙げて
不均一系材料の成形加工性と深く関連した溶融レオロジーについても解説!

高分子材料開発や成形加工に携わる方にオススメのセミナーとなっております
このセミナーの受付は終了致しました。
日時 2023年3月27日(月)  10:30~16:30
会場 Live配信セミナー(会社・自宅にいながら受講可能)  
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得られる知識工業な溶融混練により調製されるポリマーブレンド・アロイ材料設計に関する基本的な考え方・知見を習得できる。
また、成形加工性、特に射出成形品の表面外観不良を改良・解消する為の材料設計での基礎的なヒントが得られる。
対象企業において高分子材料開発あるいは高分子成形加工業務に携わっている
若手技術者・研究者の立場を意識して解説・説明を行います。
予備知識は特に必要ありませんが、初歩的な高分子化学の知識があると理解しやすい。

セミナー講師

(株)中化学日本総合研究所  プロジェクトマネージャー 前田 修一 氏
【専門】高分子材料化学、高分子レオロジー
【経歴】高分子学会フェロー、元山口大学教授、元宇部興産株式会社研究員

セミナー趣旨

 新たな高分子創出が出尽くした感がある状況において、新規な高分子材料開発は既存の高分子のブレンド・アロイ化、無機材料との複合化が主流となっている。工業的な二軸混練機を用いた溶融混練により調製されるブレンド・アロイ材料の物性は、材料内部に形成される不均一な組織構造に大きく影響される。
 まず、比較的単純な非相溶な2成分、3成分高分子混合系における組織構造形成メカニズムの解説から始めて、分散相粒子サイズ、両連続相形成組成を決める因子を定量的に説明する。次に、非相溶系と相溶系の中間的な相溶性を有する高分子の組合せとしてポリプロピレン/エチレンプロピレンゴム系ブレンドを取り上げ、それらの組織構造形成メカニズムについて説明する。さらにこれらの知見を基にして、不均一系材料の成形加工性と深く関連した溶融レオロジーに関して解説すると共に、ポリプロピレン系アロイ材料の成形加工性、特に射出成形加工品の表面外観不良の改良・解消のための材料設計についても言及する。

セミナー講演内容

1.ポリマーアロイとは? 
 1.1 相溶性
 1.2 組織構造と物性の相関

2.組織構造形成メカニズム 
 2.1 混練機中での組織構造形成
 2.2 2成分系ブレンド
 2.3 3成分系ブレンド

3.ブレンドの溶融レオロジー 
 3.1 相溶系ブレンドのレオロジー
 3.2 非相溶系ブレンドのレオロジー

4.ポリプロピレン/エチレンプロピレンゴム系ブレンド 
 4.1 固体状態の組織構造
 4.2 溶融状態のレオロジー
 4.3 溶融状態の組織構造

5.ベース材料としてのエチレンプロピレンブロックポリマー 
 5.1 固体状態の組織構造
 5.2 溶融状態の組織構造
 5.3 ブレンド則からの予測

6.エチレンプロピレンブロックポリマー/エチレンプロピレンゴム系ブレンド 
 6.1 組織構造
 6.2 レオロジー特性

7.ポリプロピレン系アロイ材料 
 7.1 組織構造
 7.2 射出成形品の表面外観不良1
 7.3 射出成形品の表面外観不良2

  □ 質疑応答 □