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ハプティクス(触覚)技術 完全解説

触覚の科学と工学から最新の技術動向まで

受講可能な形式:【Live配信】のみ
本セミナーでは、ハプティクス(触覚)技術に関する基礎から応用までを徹底的に解説。触覚インタフェースの利用/開発のために抑えておきたい知識・ノウハウを約5時間にわたって詳説します。
このセミナーの受付は終了致しました。
日時 2023年3月10日(金)  10:30~16:30
会場 Live配信セミナー(会社・自宅にいながら受講可能)  
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受講料(税込)
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 ※PDFデータは、マイページよりダウンロードして頂くか、E-Mailで送付いたします。
 (開催前日~前々日からを目安にダウンロード可、または送付)
オンライン配信ZoomによるLive配信 ►受講方法・接続確認(申込み前に必ずご確認ください)
備考※講義の録画・録音・撮影はご遠慮ください。
※開催日の概ね1週間前を目安に、最少催行人数に達していない場合、セミナーを中止することがございます。
得られる知識・ハプティクスに関する基礎から応用まで体系的な知識
・触覚センシングおよび触覚ディスプレイの最新技術とその展望
・触覚インタフェースの利用・開発のために知っておくべきノウハウ
対象・人の触覚機能に関する基礎知識や、工学応用について興味のある方
・触覚センサや触感評価に関する基礎技術から応用まで体系的に知識を得たい方
・触覚インタフェースやその応用システムの開発や企画に関わる方
・ロボット、インタフェース、バーチャルリアリティ、装具などの開発や企画に関わる方
・産業、医療、福祉、娯楽などの分野で触覚インタフェースの応用に関心のある方
・人工知能の新たな活用対象を検討されている方
・触覚インタフェースの開発に関わっている方

セミナー講師

東京大学 大学院 新領域創成科学研究科・講師 吉元 俊輔 氏

[プロフィール]

 令和2年度東京大学卓越研究。博士(工学)。2011年~2012年 日本学術振興会 特別研究員(DC1)、大阪大学大学院基礎工学研究科で触覚デバイスに関する研究に従事.2012年~2019年 大阪大学 助教、システム創成専攻でパターン計測に関する研究に従事、機能創成専攻でインタフェース・生体医工学に関する研究に従事。2019年より東京大学 講師、精密工学・人間環境学専攻でメカトロニクスに関する研究に従事。生体医工学シンポジウム ベストリサーチアワード(2010、2011、2012)、2015年IEEE EMBS Japan Chapter Young Researcher Awardなど受賞多数。日本生体医工学会生体医工学シンポジウムWG副委員長、日本バーチャルリアリティ学会ハプティクス研究委員会副委員長などを務める。

セミナー趣旨

 近年、遠隔操作ロボットの触覚情報提示や、バーチャルリアリティにおける触感再現、装具の触覚フィードバック機能など、触覚情報の提示に関する技術に注目が集まっています。また、素材や製品の質感評価、医療・福祉分野におけるパフォーマンス解析、直感的な操作が可能なタッチインタフェースなど、触覚情報の計測に関する技術への要求も高まっています。このようなハプティクス技術において、人の知覚特性の複雑さやデバイスの構造上の制約などが開発の障壁となっています。

 本講義では、触覚情報の計測と提示に関する基礎および最新の研究、それらの応用を紹介するとともに、新たに触覚デバイス・システムを開発するために必要な実践的知識からその活用による応用システムまで、講師のこれまでの開発経験に基づいてわかりやすく解説します。さらに最新の研究動向に基づき、今後の展望を聴講者の皆様と一緒に議論したいと考えています。

セミナー講演内容

1. 触覚情報の計測と提示の概要
 1.1 背景(触覚情報を「計る」「伝える」意義)
 1.2 触覚計測の応用
 1.3 触覚提示の応用
 
2. 触覚の科学と工学
 2.1 ヒトの触覚
  2.1.1 皮膚・筋骨格と感覚受容器
  2.1.2 触覚の知覚特性・脳機能
 2.2 触覚に関する物理モデリング
  2.2.1 触覚刺激に関わる物理量
  2.2.2 力の大きさと体感
 
3. 触覚情報の計測・評価技術
 3.1 対象の物性(硬さ・表面状態)を測る
 3.2 触に伴う現象(接触・振動・力・滑り)を測る
 3.3 ヒトの触感を測る
  3.3.1 感覚の評価方法
  3.3.2 心理学実験の基礎
  3.3.3 心理測定関数を用いた解析
  3.3.4 評定法と因子分析の具体的事例
 
4. 触覚情報の提示技術
 4.1 力覚ディスプレイ
  4.1.1 接地型/把持型/装着型
  4.1.2 遭遇型/環境型/身体接地型
 4.2 触覚ディスプレイ
 4.3 アクチュエータとハプティックディスプレイ
 4.4 クロスモーダル知覚
 4.5 触覚ディスプレイ設計のポイントと課題
  4.5.1 触覚ディスプレイの評価方法
  4.5.2 デバイス構造上の制約
    4.5.3 触覚刺激の規格化と安全設計
 
5. ハプティクスの最先端
 5.1 フレキシブルエレクトロニクスとハプティクス技術
 5.2 人工知能のハプティクスへの応用展開
 5.3 VR空間における触感再現
 5.4 身体拡張とハプティクス技術
 
6. 質疑応答