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チタン酸バリウム(BaTiO3)の微粒子設計と結晶構造解析

~性質・合成法・形態制御・原子配列の観察など、材料性能向上や製品開発に向けて~

高性能小型電子デバイスの開発において重要な役割を担う、チタン酸バリウムの粒子設計。
粒径や形状の制御方法と粒子表面を利用するための観察手法について、チタン酸バリウムの性質・合成といった基礎から解説します。
このセミナーの受付は終了致しました。
日時 2022年9月22日(木)  10:30~16:30
会場 オンライン配信セミナー  
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配布資料製本テキスト(開催前日着までを目安に発送)
 ※セミナー資料はお申し込み時のご住所へ発送させていただきます。
 ※開催日の4~5日前に発送します。
 ※開催まで4営業日~前日にお申込みの場合、
  セミナー資料の到着が、開講日に間に合わない可能性がありますこと、ご了承下さい。
オンライン配信ZoomによるLive配信 ►受講方法・接続確認(申込み前に必ずご確認ください)
備考※資料付
※講義中の録音・撮影はご遠慮ください。
※開催日の概ね1週間前を目安に、最少催行人数に達していない場合、セミナーを中止することがございます。
得られる知識・微粒子合成の技術
・回折法(X線回折、中性子回折、電子回折)による評価技術
・チタン酸バリウムの性質
・チタン酸バリウムの低温合成
・チタン酸バリウムの形態制御(ナノ粒子化とナノキューブ化)
・チタン酸バリウムのリートベルト解析および二体相関分布関数(PDF)解析
・チタン酸バリウムの原子配列の電子顕微鏡観察
・チタン酸バリウムナノキューブの粒子表面の可視化
対象・セラミックスに関する研究をはじめた初心者の方
・微粒子合成に興味がある方
・水熱合成およびソルボサーマル合成に興味がある方
・さまざまな回折法の評価技術を学びたい方
・さまざまな電子顕微鏡の観察技術を学びたい方
・ナノ粒子の原子配列を観察したい方

セミナー講師

茨城大学 准教授 博士(人間・環境学) 中島 光一 氏
専門:無機化学、セラミックス
2005年4月~2006年3月 京都大学 博士研究員
2006年4月~2007年10月 東北大学 博士研究員
2007年11月~2010年3月 住友化学株式会社
2010年4月~2016年3月 山梨大学 助教
2011年11月~2012年3月 スイス連邦 チューリッヒ大学 客員教員
2016年4月~現在 茨城大学 准教授
2022年度 無機マテリアル学会 学術賞 受賞
HP: http://nakashima.biochem.ibaraki.ac.jp/

セミナー趣旨

 強誘電体として知られるチタン酸バリウム(BaTiO3)は、携帯電話やパソコンなどの電子機器に使用されており、我々の生活に欠くことができない物質です。このBaTiO3を用いた誘電体材料の性能を向上させることは、高性能小型電子デバイスの開発につながります。そのためには、基盤となるBaTiO3の粒子設計(粒径や形状の制御)が重要です。また、粒子表面を利用した製品開発に取り組む場合、粒子表面の原子配列を把握する必要があります。
 本セミナーでは、BaTiO3粒子の形態(粒径や形状)制御の仕方や電子顕微鏡を用いた原子配列の観察手法について解説します。

セミナー講演内容

1.チタン酸バリウムとは?
 1.1 我々の身近にあるチタン酸バリウム
 1.2 誘電体材料としてのチタン酸バリウム
 1.3 ペロブスカイト型構造を有するチタン酸バリウム

2.チタン酸バリウムの合成手法
 2.1 固相反応
 2.2 液相反応

3.チタン酸バリウムナノ粒子の合成
 3.1 100℃以下の温度でのチタン酸バリウムの合成
 3.2 水熱法によるチタン酸バリウムの合成
 3.3 ソルボサーマル法によるチタン酸バリウムの合成
 3.4 チタン酸バリウムナノキューブの合成

4.チタン酸バリウムのキャラクタリゼーション
 4.1 回折測定
  4.1.1 X線回折
  4.1.2 中性子回折
  4.1.3 電子回折
  4.1.4 リートベルト解析および二体相関分布関数(PDF)解析
 4.2 電子顕微鏡観察
  4.2.1 走査型電子顕微鏡(SEM)
  4.2.2 透過型電子顕微鏡(TEM)
  4.2.3 走査透過型電子顕微鏡(STEM)
  4.2.4 エネルギー分散型X線分光法(EDX)
  4.2.5 電子エネルギー損失分光法(EELS)
  4.2.6 電子線トモグラフィ

 □質疑応答□