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~高度なぬれ性制御と応用研究~
超撥水・超撥油・滑液・超滑液性表面の基礎と最先端技術

★ 気鋭の表面科学研究者が解説する、ぬれ性制御の最前線!
★ 汚れ、着氷、菌繁殖、腐食など、液体の付着に由来する問題の解決へ。
  SLIPS、SPLASH、エアロプレーニング液滴など最先端の技術を学ぶことができます。
日時 2020年12月17日(木)  10:30~16:30
会場 東京・品川区大井町 きゅりあん  4F 研修室
会場地図
講師 (国研)物質・材料研究機構 国際ナノアーキテクトニクス研究拠点 独立研究者 天神林 瑞樹 氏
【経歴】
 2017年9月 博士課程早期修了 博士(工学) 慶應義塾大学大学院
 2017年10月~2018年2月 訪問研究員 慶應義塾大学
 2018年3月~2019年10月 ポスドク研究員 物質・材料研究機構
 2019年11月~ 現職

【受賞歴】
 2014年3月 第15回物理情報工学科主任賞  慶應義塾大学
 2015年    慶應義塾大学大学院給付奨学金 奨学生
 2016年3月 藤原賞(奨学基金)  慶應義塾大学
 2016年3月 機能創造賞  慶應義塾大学
 2018年3月 博士優秀研究活動賞  慶應義塾大学
 2016年4月~2017年9月 特別研究員 DC1 日本学術振興会
 2017年10月~2018年2月 特別研究員 PD 日本学術振興会
 2019年11月~ 卓越研究員 (LEADER) 日本学術振興会
 2019年11月 Best Poster Award Okinawa Colloid 2019

【その他の活動】
 2020年9月16日 TBS「林先生の初耳学」に撥水技術の専門家として出演。
 撥水材料を使った面白い実験や、未知の可能性について解説。
 2019年9月10日 「ハリセンボンをヒントに耐久性に優れた超撥水材料を開発」

【物質・材料研究機構プレスリリースなど】
 2019年6月26日 特別招待講義 慶應義塾大学
 2017年1月8日 「マヨネーズも雪もはじく、慶大がはっ水技術 0.5度傾ければスルリ」 
          日本経済新聞(筆頭著者)
 その他、主要研究の海外学術論文誌の表紙掲載(Advanced Functional Materials誌、Langmuir誌など)

【専門分野】
 界面科学、流体力学、表面材料工学
 所属学会
 日本化学会コロイドおよび界面化学部会
 
受講料(税込)
各種割引特典
49,500円 ( S&T会員受講料 46,970円 ) S&T会員登録について
定価:本体45,000円+税4,500円
会員:本体42,700円+税4,270円
S&T会員なら、2名同時申込みで1名分無料 1名分無料適用条件
2名で49,500円 (2名ともS&T会員登録必須​/1名あたり定価半額24,750円)
備考※資料・昼食付
※講義中の録音・撮影はご遠慮ください。
※講義中のパソコン使用はキーボードの打音などでご遠慮いただく場合がございます。
得られる知識濡れ性制御による材料開発は、先人らの理論的発見に基づいております。濡れの理論、評価方法についての正しい理解を深めることで、課題解決型の濡れ性制御材料の設計手法を学ぶことができます。特に、汚れ、着氷、菌繁殖、腐食など、液体の付着に由来する問題を解決するための超撥水・滑水表面材料の開発手法やその課題、解決手法を、最前線で本トピックに取り組む現場の研究者から学ぶことができます。

セミナー趣旨

“濡(ぬ)れる”という現象は工業プロセスから材料開発、製品応用まで至るところで重要な役割を担っている。
本セミナーでは以下の3点を解説する。
1. 濡れ現象に関する基礎知識と正しい評価方法
2. 濡れ性を制御する手法とその技術、表面材料設計、課題、応用
3. 演者の取り組んでいる超撥水(油)・滑水(油)性表面の実例を踏まえた国内外の先端研究紹介

セミナー講演内容

1. 濡れの基礎
 1.1 表面張力
 1.2 Laplace圧
 1.3 拡張係数
 1.4 Zismanの経験則
 1.5 Youngの式と接触角
 1.6 接触角の測定方法
 1.7 表面張力と重力
 1.8 三重接触線
 1.9 動的接触角
 1.10 JohnsonとDettreの実験
 1.11 液滴の付着を防ぐために

2. 濡れの力学制御による超撥水(油)材料の開発
 2.1 Wenzelのモデル
 2.2 Cassie-Baxterのモデル
 2.3 撥水表面と親水表面のモデル
 2.4 撥水と親水のしきい値
 2.5 超撥水表面の設計
 2.6 自然界に存在する超撥水表面
 2.7 Rotus効果とRose Petal効果
 2.8 静的接触角の考え方
 2.9 ピン止め現象とリエントラント構造
 2.10 超撥油表面の設計
 2.11 超撥水(油)表面の評価方法
 2.12 超撥水(油)表面の課題と開発動向
   ・高透明性超撥水材料
   ・摩耗耐久性超撥水材料
   ・柔軟高耐久超撥水材料
   ・選択的撥液性材料(油水分離材料)
 2.13 液体ビー玉
   ・液体ビー玉による遠隔液体輸送技術
 2.14 Leidenfrost現象

3. 濡れの動力学制御による固体滑液材料の開発
 3.1 接触角ヒステリシスと摩擦力
 3.2 理想的な表面
 3.3 滑液表面の設計
 3.4 動的表面張力と適応濡れ
 3.5 滑液表面の課題と開発動向
  ・適応濡れ性パターニングによる高効率液体輸送

4. 濡れと粘弾性の動力学制御による潤滑型滑液材料の開発
 4.1 Landau-Levich-Derjaguinの薄膜
 4.2 ハイドロプレーニング現象
 4.3 オレオプレーニング液滴
 4.4 潤滑型滑液材料の力学
 4.5 潤滑液含浸多孔質表面(SLIPS)
 4.6 SLIPSの課題と開発動向
  ・生体適合性潤滑型滑液材料(医療用光学レンズ膜)
  ・潤滑油内包型滑液材料(金属の腐食防止膜)
  ・不凍液含浸滑氷材料(霜・凍結防止膜)
 4.7 液体吸着平坦表面(SPLASH)
 4.8 液滴浮遊(エアロプレーニング液滴)

5. まとめ

□質疑応答・名刺交換□