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塗装劣化のメカニズムと評価および解析、トラブル対策の勘所

最適な塗装設計とトラブルを未然に防ぐために知っておきたい実用知識

本セミナーは都合により中止となりました。 (5/1 18:15更新)
◇塗装の役割と性能限界、塗装劣化とメカニズム、業界・分野毎の具体的な塗装適用例とトラブル対策事例を学び、最適な塗装設計を目指す。
◇密着性・耐食性・耐熱性・耐候性・接着耐久性・環境応力亀裂抵抗性・クリープおよび針入度試験など、各種塗装評価試験と、塗膜の断面観察・分析・解析・電気化学測定法を学び、トラブルを未然に防ぐ。
このセミナーの受付は終了致しました。
日時 2020年5月18日(月)  10:30~16:30
会場 東京・品川区大井町 きゅりあん  4F 第2特別講習室
会場地図
受講料(税込)
各種割引特典
49,500円 ( E-Mail案内登録価格 46,970円 ) S&T会員登録とE-Mail案内登録特典について
定価:本体45,000円+税4,500円
E-Mail案内登録価格:本体42,700円+税4,270円
E-Mail案内登録なら、2名同時申込みで1名分無料 1名分無料適用条件
2名で49,500円 (2名ともS&T会員登録必須​/1名あたり定価半額の24,750円)
備考※昼食・資料付
※講義中の録音・撮影はご遠慮ください。
※講義中のパソコン使用はキーボードの打音などでご遠慮いただく場合がございます。
得られる知識塗装劣化とメカニズム、塗装の果たす役割と限界、塗装適用例とトラブル対策、
塗装設計法、塗装評価試験方法、塗装調査解析方法
対象工場の設備管理者、品質管理者、材料製品の設計者、開発者など

セミナー趣旨

 2000年頃の日本での金属腐食への対策費は約5兆円と防衛費よりやや多い。腐食対策費の内約63%が塗装、約25%がめっき等の金属被覆、約9%が耐食材料に投じられている。塗装はただ塗るだけで腐食原因物質を遮断し防食の効果があると間違って信じられていることが多い。そのため思わぬ塗装のトラブルに巻き込まれてさらに経済的損失を招いている。
 本セミナーでは、主として金属の防食の観点から塗装の果たす役割と限界について、塗装劣化とメカニズムから説明し理解して貰う。さらに使用環境でコストパフォーマンスが最適な塗装設計ができるように、塗装材料を選定する上で役立つ接着耐久性試験(温度勾配試験)などの評価試験方法、塗装トラブルと対策の実例、塗膜の調査解析方法について説明し、防食に関係するエンジニア等が塗装に関する技術を習得し、業務に役立てて貰う。

セミナー講演内容

1 塗装劣化とメカニズム
 1.1 塗膜欠陥部の腐食と接着劣化機構
 1.2 塗膜健全部の接着劣化機構
 1.3 塗膜表面部の紫外線劣化機構
 1.4 塗膜の酸化劣化機構
 1.5 塗膜の環境応力亀裂機構
 1.6 塗膜のクリープ劣化機構

2 塗装の果たす役割と限界
 2.1 防食性能
 2.2 絶縁性能
 2.3 装飾性能
 2.4 その他性能(防汚、防火、遮熱、耐摩耗、結露防止等)

3 塗装適用例とトラブル対策
 3.1 自動車・車両・船舶分野
 3.2 機械分野
 3.3 電気電子機器分野
 3.4 建築分野
 3.5 土木分野
 3.6 その他

4 塗装設計
 4.1 塗装材料(樹脂、顔料、添加剤,溶解性パラメーター等)
 4.2 表面処理方法(除錆、化成処理、プライマー等)
 4.3 塗装方法

5 塗装評価試験
 5.1 密着性試験(碁盤目試験、垂直引張強度試験、90度剥離強度試験等)
 5.2 耐食性試験(塩水噴霧試験、複合サイクル試験、陰極剥離試験等)
 5.3 耐熱性試験
 5.4 促進耐候性試験(サンシャイン試験、キセノン試験、メタルハライド試験等)
 5.5 接着耐久性試験(温度勾配試験、温度差固定式耐湿性試験等)
 5.6 環境応力亀裂抵抗性試験
 5.7 クリープ試験、針入度試験
 5.8 その他

6 塗装調査・解析方法
 6.1 塗膜断面観察
 6.2 塗膜分析
 6.3 塗膜解析
 6.4 電気化学測定

 □質疑・応答□