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新機能・新規応用の可能性が拡がる
マイクロ・ナノカプセル
~基礎から調製方法、開発事例、製品応用のポイントまで~

基礎から、具体的な調製方法、調製事例、応用開発の実例まで、マイクロ・ナノカプセル製造と応用製品開発のヒントが盛りだくさんのセミナーです。経験豊富な2名の講師が解説します。
日時 2020年3月26日(木)  10:00~17:00
会場 東京・大田区蒲田 大田区産業プラザ(PiO)  6F D会議室
会場地図
受講料(税込)
各種割引特典
55,000円 ( S&T会員受講料 52,250円 ) S&T会員登録について
定価:本体50,000円+税5,000円
会員:本体47,500円+税4,750円
S&T会員なら、2名同時申込みで1名分無料 1名分無料適用条件
2名で55,000円 (2名ともS&T会員登録必須​/1名あたり定価半額27,500円) 
備考※資料・昼食付
※講義中の録音・撮影はご遠慮ください。
※講義中のパソコン使用はキーボードの打音などでご遠慮いただく場合がございます。
得られる知識・マイクロ/ナノカプセルに関する基礎知識
・マイクロカプセルの調製装置の実際
・マイクロカプセルの幅広い適応分野
・各応用分野におけるマイクロカプセルの調製の考え方
・マイクロカプセルの開発のポイント
対象・マイクロカプセルに興味のある方
・これからマイクロカプセルの調製をはじめようとしている方
・マイクロカプセルの開発に従事されている方
・マイクロカプセルの製品企画を考えている方
・マイクロカプセルの本を読んで一歩先に進みたい方
・現在、マイクロカプセルの開発で困っている方

セミナー講師

第1部「マイクロ・ナノカプセルの基礎と調製方法、開発事例、製品応用のポイント」(10:00~15:30) ※途中休憩含
 新潟大学 名誉教授 工学博 田中 眞人 氏
 
【専門・研究内容】複合微粒子工学、化学工学、分散系の科学
  ・懸濁重合における粒径制御
  ・マイクロカプセル調製技術の開発
  ・分散系を利用した複合微粒子調製法の開発
第2部「マイクロカプセル技術の応用事例」(15:40~17:00)
 MCドリームス テクニカルアドバイザー 日暮 久乃 氏
 【略歴】
 1987年トッパン・ムーア(現 トッパン・フォームズ)に入社。以来,マイクロカプセルの研究開発に従事。
 2016年にMCドリームスを立ち上げ,マイクロカプセルの技術コンサルタントとして企業の研究開発を
 サポートすると共に独自でマイクロカプセル化液晶の開発に取り組んでいる。
 著書: 造る+使う マイクロカプセル(共著)/工業調査会


 

セミナー講演内容

第1部 「マイクロ・ナノカプセルの基礎と調製方法、開発事例、製品応用のポイント」

 マイクロカプセルは、複数の機能を集約化することができることから、多くの分野で新規マイクロカプセルの開発が活発に行われている。しかしながら応用分野により、マイクロカプセルのバックグランドの条件(シェル材種、コア材種、大きさ、構造)が異なっている。したがって、各応用分野で目的とする機能を発現させようとするためには、あるいは、問題解決に利用しようとするためには、それぞれの応用分野に適した調製方法によりマイクロカプセルを調製することが不可欠である。
 本講では、先ず、代表的なマイクロカプセル(ナノカプセル)の調製方法とキーポイント・調製装置を詳述するとともに、各応用分野に焦点をあてたマイクロカプセルの調製法について解説する。

1.マイクロカプセルの基礎
  1.1 マイクロカプセル化により期待される機能
  1.2 マイクロカプセル調製に必用な情報と考え方
  1.3 マイクロカプセルの形状・大きさ・構造・シェル材種  

2.マイクロカプセルの調製法
  2.1 化学的調製法の種類とその概要
    2.1.1 代表的な化学的調製法の実際と調製のキーポイント
    2.1.2 単一粒子、複数粒子、液体、気体のマイクロカプセル化に適したマイクロカプセル調製法
  2.2 物理化学的調製法の概要
    2.2.1 代表的な物理化学的調製法の実際と調製のキーポイント
    2.2.2 単一粒子、複数粒子、液体、気体のマイクロカプセル化に適したマイクロカプセル調製法

3.マイクロカプセル調製装置
  3.1 マイクロカプセル調製装置の実際と操作の最適化
  3.2 粒径制御の考え方

4.応用分野におけるマイクロカプセル調製の考え方
  4.1 食品分野におけるマイクロカプセルの調製の考え方と実施例
     ・マイクロカプセルの特性(シェル材種、構造、サイズ効果)
     ・マイクロカプセルの機能評価(保護隔離・刺激応答性)
  4.2 自己修復剤におけるマイクロカプセル調製の考え方と実施例
     ・マイクロカプセルの特性(シェル材種、コア材種、構造)
     ・マイクロカプセルの機能評価(塗膜強度、添加量効果)
  4.3 潜熱蓄熱技術におけるマイクロカプセル調製の考え方と実施例
     ・マイクロカプセルの特性(シェル材種、コア材種、構造)
     ・マイクロカプセルの機能評価(蓄熱密度、含有量)
  4.4 農医薬分野におけるマイクロカプセル調製の考え方と実施例
     ・マイクロカプセルの特性(シェル材種、構造、刺激応答性)
     ・マイクロカプセルの機能評価(品質の均一性、徐放メカニズム)

5.文献にみるマイクロカプセルの調製例
  5.1 調製法の併用によるマイクロカプセルの高機能化例
  5.2 食品分野におけるナノカプセルの調製例
  5.3 無機水和塩蓄熱材のマイクロカプセル化の実施例
  5.4 バイオポリマーによる気泡のカプセル化の実施例
  5.5 その他(生分解性素材によるカプセル調製) 

□ 質疑応答 □
 


第2部 「マイクロカプセル技術の応用事例」

 新しい薬品を開発し、認可されて製品として使用できるようになるまでには費用と時間がかかります。従来からある材料をマイクロカプセル化することで新薬を開発するのに匹敵する新しい効果が得られます。
 本講では製品化に役立つ「使えるマイクロカプセル」に重点を置き、これまで実際に開発してきた多様な応用事例をご紹介します。各事例を通して様々なマイクロカプセル膜の特徴を知ることは、これからマイクロカプセル製品を企画・開発していく皆様にお役に立ちます。

1.マイクロカプセル化技術の概要
  1.1 代表的なマイクロカプセルの製法
    ・マイクロカプセル膜の生成例とin-situ重合法の製法手順 
  1.2 マイクロカプセル膜の性質
    ・カプセル膜の柔軟性と各種耐性  
 
2.マイクロカプセルの応用事例
  2.1 複写伝票
    ・ノーカーボン紙用マイクロカプセルインキの設計  
  2.2 防鼠剤
    ・電線ケーブルを防鼠化するシクロヘキシミドマイクロカプセル
  2.3 防虫剤
    ・マラリア蚊の忌避剤を封入した徐放性マイクロカプセル
  2.4 殺菌剤
    ・製紙工程で使用する殺菌剤の徐放性マイクロカプセル
  2.5 研磨剤
    ・アルミニウム、シリコンウェハの研磨効率を上げる研磨ディスク用マイクロカプセル
  2.6 トナー
    ・省エネルギーの低温定着トナー
  2.7 液晶シート
    ・液晶マイクロカプセルインキを印刷したフレキシブルディスプレイ

 □ 質疑応答 □