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高分子材料(ポリマー)を用いた絶縁設計の基礎と勘どころ

~絶縁材料のメカニズム、劣化・破壊対策~

■高分子絶縁材料の基礎と劣化メカニズムと対策■
■放電劣化現象の把握 絶縁設計のポイント■
■高電圧絶縁試験、部分放電計測■

絶縁破壊、劣化過程を正しく理解し、適切な対策を施すために

信頼性確保に必要な電気絶縁材料の基礎知識

複雑かつ理解に長年の経験が必要な電気伝導メカニズム・放電現象が材料にどう関わるのか
日時 2019年11月14日(木)  10:30~16:30
会場 東京・大田区平和島 東京流通センター 2F  第3会議室
会場地図
受講料(税込)
各種割引特典
49,500円 ( S&T会員受講料 47,020円 ) S&T会員登録について
定価:本体45,000円+税4,500円
会員:本体42,750円+税4,270円
S&T会員なら、2名同時申込みで1名分無料 1名分無料適用条件
2名で49,500円 (2名ともS&T会員登録必須​/1名あたり定価半額24,750円) 
備考資料・昼食付
※講義中の録音・撮影はご遠慮ください。
※講義中のパソコン使用はキーボードの打音などでご遠慮いただく場合がございます。
得られる知識高分子絶縁材料,放電劣化現象,絶縁設計のポイント,高電圧絶縁試験技術,部分放電計測技術
対象・電気電子絶縁材料の絶縁破壊や劣化のメカニズムについて知見を得たい方
・研究職において高分子絶縁材料を取り扱っている技術者
・メーカーや日頃保守点検業務に関わっている技術者
・放電現象や高電圧絶縁技術を学びたい方
・部分放電現象や部分放電計測技術に関心のある方
・電気自動車やインバータ駆動モーターの絶縁技術の担当者
キーワード:高分子材料,劣化,高電圧試験,部分放電,絶縁設計

セミナー講師

芝浦工業大学 工学部 電気工学科 教授 
 / 大学院  電気電子情報工学専攻 専攻長 博士(工学) 松本 聡 氏
【講師紹介】

セミナー趣旨

 ゴム・プラスチックに代表される高分子材料は使用環境に存在する劣化因子により劣化が生じ、寿命を迎えた時には大事故につながることさえある。したがって、高分子材料を有効に使用するためには劣化過程を正しく理解し、適切な劣化対策を施す必要がある。
 本講では物質構造をもとに劣化メカニズムの概要を説明し、劣化対策手法を解説する。また、絶縁設計では電界設計の重要性と高電圧試験法を紹介する。特に、部分放電の最新計測技術と高分子材料の劣化評価法について実例を交えて解説する。

セミナー講演内容

1.高分子絶縁材料の概要
 1.1 熱可塑性ポリマー
 1.2 熱硬化性ポリマー
 1.3 絶縁紙・プレスボード

2.ナノ電気電子材料の基礎
 2.1 数密度
 2.2 物質の構造と電子状態
 2.3 化学結合とエネルギーバンド図

3.高分子材料の劣化メカニズムと放電物理
 3.1 気体の性質
 3.2 荷電粒子の発生と消滅
 3.3 荷電粒子の運動

4.気体放電の基礎
 4.1 気体放電の開始
  (a) 暗流
  (b) 衝突電離係数
  (c) タウンゼントの理論
  (d) ストリーマ理論
  (e) コロナ放電と部分放電
 4.2 火花放電
  (a) パッシェンの法則
  (b) 電極形状
  (c) 各種ガス中の放電
 4.3 定常気体放電
  (a) グロー放電
  (b) アーク放電

5.液体放電の基礎
 5.1 液体の電気伝導
 5.2 液体の絶縁破壊メカニズム
 5.3 液体の破壊電圧

6.固体放電の基礎
 6.1 固体誘電体の電気伝導
 6.2 分極と分極電荷
 6.3 電圧波形と電圧分担
 6.4 絶縁破壊を引き起こす要因
 6.5 固体誘電体の絶縁破壊メカニズム
  (a) 電子破壊
  (b) 熱破壊
  (c) ツェナー破壊
  (d) 電気機械的破壊
 6.6 絶縁材料の劣化と防止策

7.高分子絶縁材料の絶縁破壊の実例
 7.1 長時間電圧-時間特性(特性)
   ワイブル統計
 7.2 エポキシ樹脂注形品の特性
 7.3 変圧器用絶縁物の部分放電開始電圧の特性
 7.4 エポキシ樹脂注形品の特性
 7.5 トリーイング現象

8.高電圧試験と部分放電計測
 8.1 高電圧試験の概要
 8.2 部分放電計測
 8.3 試験設備

9.部分放電から発生する電磁波の検出
 9.1 部分放電パルスの特徴
 9.2 部分放電電磁波の検出方法

10.マグネットワイヤ絶縁と部分放電試験
 10.1 インバータサージ
 10.2 部分放電とトリーイング現象
 10.3 マグネットワイヤの部分放電発生メカニズム
 10.4 部分放電測定法と技術的課題
 10.5 部分放電による電磁波の発生と検出

  □質疑応答□