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入門講座
塗料・塗装の基礎と
性能評価、耐候性技術と欠陥分析技術

~よりよい塗料・塗膜・塗装を実現するための基本と実践的なアプローチ~
~塗膜の劣化要因と促進試験、長寿命化と寿命予測~
~塗料・塗膜の評価・分析法の考え方、不良とその対策~

塗料-塗装-塗膜の工程で、どのようなことに注意しなくてはいけないか

表面処理、化成処理、電着塗装、中塗り塗装、上塗り塗装、、、各塗装系の重要ポイント

劣化現象である塗膜の耐候性の実曝試験や促進試験の具体的な方法、評価のその基礎から運用上の課題

塗料設計の指針、他社製品分析、クレーム対応等に役立つ塗料/塗膜の分析評価技術
日時 2019年11月8日(金)  10:00~17:00
会場 東京・港区浜松町 芝エクセレントビル B1F KCDホール  
会場地図
受講料(税込)
各種割引特典
55,000円 ( S&T会員受講料 52,250円 ) S&T会員登録について
定価:本体50,000円+税5,000円
会員:本体47,500円+税4,750円
S&T会員なら、2名同時申込みで1名分無料 1名分無料適用条件
2名で55,000円 (2名ともS&T会員登録必須​/1名あたり定価半額27,500円) 
備考※資料・昼食付
※講義中の録音・撮影はご遠慮ください。
※講義中のパソコン使用はキーボードの打音などでご遠慮いただく場合がございます。
キーワード:塗料塗装の基礎、耐候性技術、分析解析技術

セミナー講師

(株)クボタ 研究開発本部 マテリアルセンター 樹脂材料グループ 担当部長 赤堀 雅彦 氏
【講師紹介】

セミナー趣旨

 IT技術やナノ・テクノロジーのもとで科学技術が急速に進歩し、それとともに塗料や塗装を取り巻く技術も高度化、かつ広範囲に細分化されています。
 先ず、塗料-塗装-塗膜の各工程で、どのようなことに注意しなくてはいけないか、塗料・塗膜の専門家だけではなく、これからこの分野に関わる方にも入門的な基礎をやさしく解説します。各塗装系(表面処理、化成処理、電着塗装、中塗り塗装、上塗り塗装)に関して、ポイントになる部分を学ぶことで今まで気付かなかったところ、例えば塗料や塗装工程の特徴を理解できます。塗装系を把握すれば、それぞれの塗膜の役割が明確になります。そして塗膜の性能評価法に至るまでのプロセスを考え、知識を整理し再構築することを目指します。
 次に、劣化現象のひとつである塗膜の耐候性について考えます。実曝試験や促進試験の具体的な方法やその評価法について整理し、その基礎から運用上の課題まで、技術者が知りたいことを含めて解説します。また、関連した塗料/塗膜の分析評価技術は、製品管理だけではなく、塗料の設計指針、他社品分析、クレーム対応など様々な場面で重要です。特に、塗膜欠陥はあってはならないものです。この塗膜欠陥に対して、実際に解析するための試料作製、分析機器選択や考え方について、実例を挙げて解説します。

セミナー講演内容

1.塗料の基礎
 1.1 塗料の歴史
 1.2 塗料と似ているもの
 1.3 塗料の3つの役割(外観、保護、機能)
 1.4 塗料、塗装の基礎用語
 1.5 塗料の構成成分
 1.6 塗料の種類 
 1.7 塗料成分(樹脂、顔料、溶剤、添加剤)
 1.8 塗装工程とその目的
 1.9 塗装方法
 1.10 塗装系

2.表面処理について
 2.1 ショットブラスト工程
 2.2 脱脂工程
 2.3 表面調整工程
 2.4 化成処理(リン酸塩、酸化コニウム)

3.電着塗装について
 3.1 電着塗料の構成
 3.2 電着塗装の特徴、付き回り性
 3.3 電着塗装のメカニズム
 3.4 槽内塗料の管理

4.溶液系塗料について
 4.1 溶剤系塗料と水性塗料
 4.2 塗工方法
 4.3 スプレーガンの特徴
 4.4 スプレー塗装の適正粘度

5.粉体塗料について
 5.1 粉体塗料の構成
 5.2 粉体塗料の特徴
 5.3 粉体塗料の製造工程
 5.4 粉体塗装の課題

6.塗膜の性能(耐候性技術)について
 6.1 塗膜の劣化要因
  (1) 4大因子としての光、水、酸素、温度
  (2) 副次的因子としてのNOx、SOx、海塩
  (3) その他の因子としての汚染物質など
 6.2 実曝試験と各種促進試験
  (1) 実曝試験の現状
  (2) 促進実曝試験(EMMAQUA法)
  (3) 従来の促進試験(サンシャイン、キセノン、紫外線式など)
  (4) 新しい促進試験(過酸化水素水-キセノン、リモートプラズマなど)
 6.3 劣化評価
  (1) 外観評価(色相、光沢、白亜化、クラックなど)
  (2) 化学的評価(赤外分光法など)
  (3) 物性的評価(熱的変化、硬度など)
 6.4 長寿命化と寿命予測
  (1) 長寿命化のための3つの手段
  (2) 寿命予測の考え方と課題

7.塗料・塗膜の評価・分析法について
 7.1 評価・分析の考え方(アプローチ)
 7.2 前処理の重要性
 7.3 分析機器選択のKey point
 7.4 分析/解析の3つの観点
  (1) 外観観察 ~塗料・塗膜の状況を把握する~
  (2) 化学的分析 ~塗料・塗膜の化学構造を把握する~(赤外分光法など)
  (3) 物理(物性)的分析 ~塗料・塗膜の物性を把握する~
 7.5 塗料・塗膜の不良の実際、その原因と対策
  (1) 塗装(塗料)の不良とその対策(はじき、異物など)
  (2) 塗膜の不良とその対策(ブリスター、変色/退色、乾燥不良など)
 7.6 解析評価や機器分析の事例紹介
  (1) 塗料の組成分析
  (2) 塗膜のブリスター分析
  (3) 塗膜のはじき分析

  □質疑応答□