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高齢ドライバ時代における運転支援システム開発

~高齢者の心身機能・運転特性に基づく安全・安心を目指したクルマづくり~

社会的な関心が高まる高齢ドライバー問題。本セミナーでは、高齢者のQOL向上に繋がる安心・安全のモビリティ社会実現に向けた研究の最新動向を名古屋大学COIの青木先生をお招きしてご解説頂きます。
研究成果を活用した運転支援システムの製品化例や教育プログラムへの展開などに触れ、一部“体験”も含めた講義となっています。ぜひご活用ください。
日時 2019年9月27日(金)  13:00~16:30
会場 東京・港区浜松町 芝エクセレントビル B1F KCDホール  
会場地図
受講料(税込)
各種割引特典
43,200円 ( S&T会員受講料 41,040円 ) S&T会員登録について
定価:本体40,000円+税3,200円
会員:本体38,000円+税3,040円
S&T会員なら、2名同時申込みで1名分無料 1名分無料適用条件
2名で43,200円 (2名ともS&T会員登録必須/1名あたり定価半額21,600円)
備考資料付
※講義中の録音・撮影はご遠慮ください。
※講義中のパソコン使用はキーボードの打音などでご遠慮いただく場合がございます。
得られる知識・高齢ドライバの人間・加齢・運転特性
・高齢ドライバ特性に基づいた運転支援システム設計,評価手法

セミナー講師

名古屋大学 未来社会創造機構 モビリティ社会研究所 企画戦略室長
オープンイノベーション推進室 プロジェクト・クリエイティブ・マネージャー(モビリティ分野)
特任教授 博士(工学) 青木 宏文 氏 [web]


【専門】
人間―機械系,人間工学,運転支援・自動運転システム
 
【略歴】
1996-2002 東京工業大学大学院総合理工学研究科人間環境システム専攻,博士(工学)
2000-2001 カリフォルニア大学デービス校大学院心理学専攻(文部省奨学生)
2002-2004 東京工業大学炭素循環エネルギー研究センター 研究機関研究員
2004-2007 マサチューセッツ工科大学Man-Vehicle Laboratory 研究員
2005-2007 National Space Biomedical Research Institute 研究員
2007-2013 トヨタ自動車(株)制御システム先行開発部(東富士研究所)
2013     名古屋大学大学院工学研究科機械理工学専攻 特任准教授
           名古屋大学COIグループリーダー(2013.11~)
2014-    名古屋大学未来社会創造機構 特任教授(2014.01~)
               名古屋大学COI副研究リーダー(2016.04~2019.03)
               JST/OPERAプロジェクト「自動車内人間計測」テーマリーダー(2016.09~)
内閣府SIP第2期/自動運転(システムとサービスの拡張)「視野障害を有する者に対する高度運転支援システムに関する研究」(2019.01~,分担)
2019.04-  名古屋大学未来社会創造機構 モビリティ社会研究所 企画戦略室長
名古屋大学未来社会創造機構 オープンイノベーション推進室 プロジェクト・クリエイティブ・マネージャー(モビリティ分野)
AMED「医薬品が自動車運転技能に与える影響の評価手法の開発」(分担)

セミナー趣旨

 最近、高齢ドライバによる交通事故が多く報道されています。高齢者人口の増加に伴い、今後更に高齢者による自家用車利用の増加が予想され、免許返納の促進や規制強化により運転の制限を求める動きもあります。一方、都市部以外では公共交通機関は限られており、高齢者の生活の質(QOL)確保には、自由に外出し、社会との関りを保つ手段としての「モビリティ」が求められています。
 高齢ドライバ事故を根本から対策するには、認知や視覚機能などの心身機能と、運転時の判断や操作などの運転特性を考慮した支援が重要です。
 本セミナーでは、高齢ドライバの心身機能・運転特性に関して、既往の研究や、我々が構築している高齢ドライバデータベース「Dahlia」(Data Repository for Human Life-Driving Anatomy)のご紹介をします。さらに、Dahliaを活用し、交通事故低減や運転技能の維持・向上を目指した運転支援技術や、教育プログラムの製品化、規格化を目指した事例をご紹介します。

セミナー講演内容

1.はじめに
  1.1 日本および世界の高齢化状況
  1.2 高齢ドライバの事故
  1.3 運転とQOL

2.名古屋COIの高齢ドライバデータベース(DAHLIA)と心身機能
  2.1 視覚機能
  2.2 認知機能
  2.3 運動機能
  2.4 各種試験の説明・体験

3.DAHLIAから見えてきた高齢ドライバの運転特性と心身機能等との関係
  3.1 運転データ収集・解析
  3.2 ニアミスと心身機能の関係
  3.3 一時停止交差点での運転特性と心身機能

4.高齢ドライバの誤操作による事故および対策例
  4.1 操作エラーによる事故実態
  4.2 ドライビングシミュレータを用いた誤操作模擬実験
  4.3 心身機能を考慮した誤操作被害抑制システム

5.視覚障害の運転影響と評価
  5.1 視覚障害と運転
  5.2 ドライビングシミュレータを用いた視野障害模擬実験
  5.3 リスク知覚テストによる視野障害の運転影響評価(体験あり)

6.運転中の体調急変検出技術と自動待避システム
  6.1 運転中の体調急変と事故
  6.2 体調急変時のドライバや車両挙動
  6.3 体調不良検出および支援技術

□ 質疑応答 □