セミナー

粉体・微粒子の表面処理と
機能性ナノコーティング技術

~粉体を扱う上で必要な、粒子特性・バルク特性・表面特性から詳しく解説~

粉体を扱うために必要な、バルク特性・粉子特性・表面特性などの基礎から、
表面処理・ナノコーティングの具体的手法とその応用までを詳しく解説!
日時 2019年9月19日(木)  10:30~16:30
会場 東京・大田区蒲田 大田区産業プラザ(PiO)  6F D会議室
会場地図
講師 日本化学会フェロー 工学博士 技術士(化学) 福井 寛 氏 
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受講料(税込)
各種割引特典
48,600円 ( S&T会員受講料 46,170円 ) S&T会員登録について
定価:本体45,000円+税3,600円
会員:本体42,750円+税3,420円
S&T会員なら、2名同時申込みで1名分無料 1名分無料適用条件
2名で48,600円 (2名ともS&T会員登録必須​/1名あたり定価半額24,300円) 
備考※資料・昼食付
※講義中の録音・撮影はご遠慮ください。
※講義中のパソコン使用はキーボードの打音などでご遠慮いただく場合がございます。
得られる知識・粉体のバルク特性、粒子特性、表面特性など粉体の全体像が把握できる。
・粉体の表面処理の考え方が把握できる。
対象・粉体を扱って様々な問題をかかえている技術者・研究者
・初歩的な事柄から説明するので予備知識は不要です。

セミナー趣旨

 粉体は様々な産業に利用されているが、粉体を含む材料でトラブルがあった場合には経験豊富な技術者がいないとなかなか解決しない。また、材料に粉体で新規機能を付与する場合も粉体分野での熟練度が必要とされる。これは粉体にはバルクの性質に加えて粉体の性質と表面の性質があるためで、それらの大まかな知識がないと現象を全体的に把握できないためだと思われる。
 表面に関する性質には表面積や細孔分布、表面に吸着した分子の状態、表面電荷および親水性・疎水性といった濡れに関する性質などがあり、それらがお互いに影響を及ぼし合っている。粉体は溶媒やポリマーなどに分散して利用する場合が多く、この粉体の分散にも表面が大きな影響を与えている。また、粉体を他成分と共存させると、粉体の触媒活性によって共存する他の成分に影響を与え、製品の品質を劣化させる場合がある。このような場合には表面処理を行うが、まず表面の触媒活性を消失させて、その後に分散性などの機能性を付与することが望ましい。粉体の表面処理というと古臭さを感じさせるが、精密なナノコーティングは「先端技術」の匂いの強いプロセスとなる。
 本講では粉体表面の性質とその表面を不活性化した後に機能性を付与する「機能性ナノコーティング」についてその応用も含めて述べる。

セミナー講演内容

1.粉体とは何か
 1.1 粉体の粒子的性質
  ・粒子の大きさ
  ・粒子の形
 1.2 粉体の表面の性質
  ・表面積、細孔分布など
  ・表面官能基(水酸基)、電荷、等電点など
  ・濡れ、分散性など
 1.3 粉体の触媒活性
  ・粉体表面の酸、塩基点とその簡便な測定法
  ・粉体の酸化、還元活性と熱測定を用いた粉体の油脂酸化測定法
  ・光触媒
2.粉体の表面処理
 2.1 固相による表面処理
  ・メカノケミカル反応、ナノ・ミクロン粒子複合化など
 2.2 液相による表面処理
  ・還元法、ゾルゲル法、カップリング剤処理、ポリマー(シリコーン、フッ素系)処理など
 2.3 気相による表面処理
  ・プラズマ処理、物理蒸着法(PVD)、化学蒸着法(CVD)など

3.機能性ナノコーティング
 3.1 あるがままの表面を利用した表面処理
  ・粉体そのものの活性によるプロピレンオキシド、スチレンなどの表面重合
 3.2 環状シロキサンによるナノコーティング
  ・ただシリコーンガスと接触させるだけの簡単な方法
  ・細孔を塞ぐことなく1nm以下の均一コーティング
  ・ナノ薄膜の生成機構
  ・共存する成分を分解させない粉体の不活性化が実現
 3.3 ナノコーティングされた粉体の焼成
  ・酸化鉄、二酸化チタンの熱による結晶転移を抑制、焼結防止
  ・複合酸化物が生成しルイス酸が発現
 3.4 ナノコーティング膜への機能性基の付与
  ・ヒドロシリル化反応でSi-H基を機能性基に変える
  ・アルキル基の付加と分散性
  ・アルコール性水酸基、イオン交換基などの付加
 3.5 機能性ナノコーティングの応用
  ・化粧品への応用
  ・塗料への応用
  ・高速液体クロマトグラフィーへの応用

 □質疑応答・名刺交換□