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バイオプラスチックの社会状況・現状・課題と
物性改善・分解性制御および今後の展望

■バイオプラスチックの高機能化に関わる技術から認証制度と品質保証も解説■

★ 海洋汚染されたプラスチックの問題がクローズアップされ、今こそその課題克服が不可欠!
★ プラスチックのリサイクルから、バイオプラスチックの物性改善、成形加工の最適化、分解性制御へ。
このセミナーの受付は終了致しました。
日時 2019年8月23日(金)  13:00~16:30
会場 東京・品川区大井町 きゅりあん  5F 第2講習室
会場地図
講師 東京農業大学 生命科学部 分子生命化学科 准教授 博士(農学) 石井 大輔 氏
【経歴】

京都大学 大学院農学研究科 博士後期課程修了(2005)
理化学研究所協力研究員(2005-2006)、日本学術振興会特別研究員(2007)、
龍谷大学助教(2008-2013)、東京大学特任助教(2013-2017)を経て現職。
バイオマス由来各種高分子(特に多糖系、ポリエステル系)の物性、構造、加工に関する研究を一貫して行っている。
【専門】
生物材料科学、バイオマス化学、高分子化学
【所属先DB】
http://dbs.nodai.ac.jp/view?l=ja&u=100001105
受講料(税込)
各種割引特典
43,200円 ( S&T会員受講料 41,040円 ) S&T会員登録について
定価:本体40,000円+税3,200円
会員:本体38,000円+税3,040円
S&T会員なら、2名同時申込みで1名分無料 1名分無料適用条件
2名で43,200円 (2名ともS&T会員登録必須​/1名あたり定価半額21,600円) 
備考※資料付
※講義中の録音・撮影はご遠慮ください。
※講義中のパソコン使用はキーボードの打音などでご遠慮いただく場合がございます。

セミナー趣旨

 現代の生活および社会において、プラスチックはあらゆる分野において不可欠な材料として幅広く利用されている。また、従来無機材料が中心であった自動車部材等の、高強度・高耐久性用途への利用拡大も進められている。その一方、廃プラの移送および処理に関する国家間の問題、海洋投棄されたプラスチックによる海洋生物への被害という問題が改めてクローズアップされている。これらの問題点を克服しながら、プラスチックを有効に活用していくためには、既存のプラスチックの改良のみならず、既存プラスチックと同様(あるいはそれ以上)の機能性および生産性を有しながら、既存プラスチックにはない生分解性などの性質を有するプラスチックの開発が不可欠である。また、使用後の効率的なリサイクルシステムの構築も重要な課題である。
 これら諸問題の解決策として期待されているのが、植物などの生物資源(バイオマス)を出発原料とする、あるいは微生物や各種生物が産生するバイオプラスチックの普及拡大である。日本においても2005年の愛知万博をきっかけにバイオプラスチックの普及が進められているが、一層の普及拡大のためには、生産コストの削減、高機能化および多用途対応が不可欠である。
 本セミナーでは、バイオマスプラスチックの製造、物性、加工プロセスおよび用途展開に関して、既存プラスチックと比較しての特長および課題点を整理し、今後のバイオマスプラスチックの開発展望に関する指針を提供することを目的とする。

セミナー講演内容

<得られる知識・技術>
既存プラスチックと比較してのバイオプラスチックの特徴および、素材として利用するにあたってのポイント

<プログラム>
1.バイオプラスチックを取り巻く社会状況と普及の現状

 1.1 プラスチックの製造・使用・廃棄・リサイクル
 1.2 プラスチックと環境問題
 1.3 バイオプラスチックの由来、製造法、および構造による分類

  1.3.1 バイオマスを出発原料とし、既存のプラスチックと同じ構造を持つプラスチック
     ・バイオポリオレフィン
     ・バイオPET
  1.3.2 バイオマスを出発原料とし、既存のプラスチックと異なる構造を持つプラスチック
     ・ポリエステル系バイオプラスチック
     ・多糖系バイオプラスチック
     ・芳香族系バイオプラスチック
  1.3.3 生物が直接合成するプラスチック
      ・バイオポリエステル

2.バイオプラスチックの高機能化
 2.1 バイオプラスチックの物性改善

  2.1.1 耐熱性の改善
  2.1.2 力学特性の改善
     ・高強度化
     ・脆性の改善
 2.2 バイオプラスチックの成型加工性改善
  2.2.1 成形サイクルの改善
  2.2.2 様々な成形法への最適化
 2.3 バイオプラスチックへの新規加工法の応用
  2.3.1 電界紡糸法
  2.3.2 3Dプリンタ
  2.3.3 微粒子化
 2.4 生分解性および環境分解性の制御
  2.4.1 「生分解性」とは?
  2.4.2 プラスチックの構造制御による分解性制御
  2.4.3 プラスチックを資化する生物

3.バイオプラスチックの用途展開とこれから
 3.1 汎用用途(パッケージ材料など)
 3.2 高機能用途(医用材料など)
 3.3 バイオプラスチックの認証制度と品質保証

  3.3.1 国内外における認証制度
  3.3.2 「バイオマス由来」であることの保証
 3.4 新規分野への展開

 □質疑応答・名刺交換□