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CFRP/CFRTPの材料・成形・接合技術
~金属との異種接合・マルチマテリアル化
超音波利用の最前線~

CFRP/CFRTPの応用展開に向けた技術開発が進展しています。製品応用においては、他の樹脂や金属と複合されて製品化されるため,必ず接合の問題に直面することになります。
本セミナーでは、これら要素技術の方法や研究開発の最新動向を解説します。
このセミナーの受付は終了致しました。
日時 2019年7月9日(火)  10:00~17:00
会場 東京・千代田区駿河台 連合会館  4F 404会議室
会場地図
受講料(税込)
各種割引特典
54,000円 ( S&T会員受講料 51,300円 ) S&T会員登録について
定価:本体50,000円+税4,000円
会員:本体47,500円+税3,800円
S&T会員なら、2名同時申込みで1名分無料 1名分無料適用条件
2名で54,000円 (2名ともS&T会員登録必須​/1名あたり定価半額27,000円) 
備考※資料・昼食付
※講義中の録音・撮影はご遠慮ください。
※講義中のパソコン使用はキーボードの打音などでご遠慮いただく場合がございます。

セミナー講師

1部 『CFRP/CFRTPの材料・成形および金属との異種接合・マルチマテリアル化の最前線』[10:00~14:15]
 近畿大学 理工学部 機械工学科 教授 西籔 和明               ※11:45~12:30昼食休憩
 【活動を紹介するWEBページ】
  ・近畿大学WEBページ  ・丸紅情報システムズWEBページ  ・日本経済新聞記事  
  ・NHKニュース  ・大阪東部地域連携プロジェクト

第2部 『CFRP応用製品開発における設計と異種材との接合について』[14:25~15:35]
 藤倉コンポジット(株) 技術製造本部 技術統括部 副部長 藤田 知正 氏
 【講師紹介】
  ・1996年3月 三重大学大学院 教育学研究科 技術教育専攻 技術教育専修 修了
  ・1996年4月 藤倉ゴム工業(株)入社 技術開発部に配属
  ・2002年3月 大阪大学大学院 工学研究科 生産科学専攻 博士課程修了 博士(工学)
  ・2007年10月~2014年4月 米国子会社IER Fujikura Inc.にてPlant Manager, CTOを担当
  ・2019年4月社名変更により藤倉コンポジット(株)の現職に至る

第3部 『金属等とのマルチマテリアル接合/CFRTPの連続溶着技術』(15:50~17:00)
 (株)アドウェルズ 代表取締役 中居 誠也 氏
  福岡大学大学院 工学研究科電子情報工学(博士課程前期)卒業
  多数の半導体製造装置開発に携わった後に(株)アドウェルズを設立。
  二次電池、パワーデバイス分野を中心に超音波接合装置事業を立ち上げ
  更に超音波技術をカッティング分野に展開し、事業を拡大。
  そして新たな事業分野としてCFRTP関連装置事業開拓に取り組んでいる。
 

セミナー講演内容

第1部 『CFRP/CFRTPの材料・成形および金属との異種接合・マルチマテリアル化の最前線』 
[10:00~14:15]

 CFRPは軽量かつ高強度・高耐食性を有し、熱可塑性CFRPではそれらに加え生産性や耐衝撃性、再利用性に優れるという特長を有しています。それゆえ、今後は輸送機器や産業機器などに大量に採用される可能性が高い先進的な材料であり、その注目度を増しています。一方、CFRPの製品応用を考えた場合、金属などの異種材との接合が必要になることが多く、自動車部材に限らず、“マルチマテリアル化”のための接合技術が多く求められています。
 そこで、本セミナーではCFRPの基礎的な内容から、熱硬化性CFRPの適用事例として金属とのハイブリッド化が有効な産業機器や自動車部材への応用例を紹介します。また、熱可塑性CFRPについては材料や特性、量産化のための様々な製造技術を紹介するとともに、熱可塑性CFRP特有の様々な融着接合法について解説するとともに、演者らが行った研究開発事例を紹介します。
 さらに、成形・接合・マルチマテリアル化技術も含めた欧米での最新技術開発例として、JEC World 2016~2019、ECCM-17とECCM-18会議、ITHEC2016とITHEC2018会議、SPE ACCE 2018展示会での技術情報を演者の考察を交え、分かりやすく解説します。

<得られる知識>
 ・CFRPの特徴と最近の用途開発事例
 ・熱硬化性CFRPの産業機器への応用事例とマルチマテリアル化
 ・熱可塑性CFRP材料および製品の製造法と最近の用途開発事例
 ・欧米の先進的な熱可塑性CFRPのための製造技術および装置
 ・金属と熱硬化性CFRPの異種材接合技術と開発事例

<プログラム>
1.CFRPとは?なぜCFRPか?

  1.1 熱硬化性CFRPの適用事例
  1.2 マルチマテリアルデザイン
  1.3 金属とCFRPのハイブリッド化
  1.4 CFRPの産業機器応用(インダストリアルCFRP)
  1.5 ロボットワイヤーソー(RWS)による精密切断
 
2.熱硬化性CFRPと熱可塑性CFRP
  2.1 熱硬化性CFRPの利点と欠点
  2.2 熱可塑性CFRPが注目される理由
  2.3 これまでの熱可塑性CFRPとの違い
  2.4 熱可塑性CFRPの用途拡大を阻む理由
 
3. 熱可塑性CFRP材料
  3.1 熱可塑性樹脂の種類
  3.2 熱可塑性CFRP材料の製造方法
  3.3 熱可塑性CFRPの特性
  3.4 中間材料の各種製造方法とその長短所
 
4.熱可塑性CFRPの製造法
  4.1 加熱プレス成形と打ち抜き
  4.2 ハイブリッド射出成形
  4.3 自動テープ/ファイバ積層
  4.4 引抜き成形と押出し成形
  4.5 3Dプリンタによる成形とその材料
 
5.熱可塑性CFRPの融着および機械的接合
  5.1 熱硬化性と熱可塑性CFRPの接合法の違い
  5.2 熱可塑性CFRPの融着接合法の種類
  5.3 高周波誘導融着接合法
  5.4 電気式融着接合法
  5.5 熱可塑性CFRPリベット締結法
 
6.欧米での熱可塑性CFRPの最新技術動向
  6.1 JEC World 2016~2019展示会での話題
  6.2 ECCM-17,ECCM-18会議での研究紹介
  6.3 ITHEC2016,2018会議での研究紹介
  6.4 SPE ACCE 2018展示会での話題

 □質疑応答・名刺交換□
 
第2部 『CFRP応用製品開発における設計と異種材との接合について』
[14:25~15:35]

 スポーツ用品やレーシングカー、航空機などの特殊な分野で扱われているCFRP製品ですが、完全にCFRPだけで構成された製品はあまり多くありません。実用化の際は、他の樹脂や金属と複合されて製品化されるため、必ず接合の問題が出てきます。
 そこで、CFRP製品を設計するための異方性体の基礎理論と、CFRP製品と異種材との接合について概説します。特にCFRPと金属、CFRPとゴム、CFRPのメッキについて開発時のポイントを解説します。

<得られる知識>
 ・複合材料であるCFRPを設計するのに必要な基礎理論
 ・CAEによりCFRP製品を設計する際の注意点
 ・CFRPと異種材との接合に関する技術

<プログラム>
1.異方性体の弾性特性

2.積層理論

3.CFRPのCAEについて

4.藤倉コンポジット独自技術の同時多層巻回について

5.CFRPと金属の接合について

6.CFRPとゴムの複合化について

7.CFRPへのメッキについて


 □質疑応答・名刺交換□
 
第3部 『金属等とのマルチマテリアル接合/CFRTPの連続溶着技術』
[15:50~17:00]

 航空宇宙機器から自動車、産業機器の軽量化のため、今後急速な普及が予測されている炭素繊維強化樹脂(CFRP)ですが、市場の拡大には、量産性とリサイクル性の課題を解決する必要があります。そのような中、熱可塑性CFRPが注目されていますが、熱可塑性樹脂は熱硬化性樹脂に対し溶融時の粘度も高いなどの課題もあり、早期の製造技術確立が望まれています。
 ここでは、熱可塑性CFRP製品の製造上の課題解決のために取り組んできた超音波を応用した連続溶着技術を紹介します。

<得られる知識>
 ・超音波応用の基本技術
 ・CFRTP溶着の課題とその解決方法
 ・超音波連続溶着に関する技術

<プログラム>
1.超音波プロセス概要

2.従来の樹脂溶着プロセスの課題

3.連続溶着技術の概要

4.連続溶着機構

5.連続溶着技術応用装置

6.連続溶着事例1(UDテープ開繊・含浸)

7.連続溶着事例2(Auto Tape Layup)

8.連続溶着事例3(CFRTP構造体の連続溶着)


 □質疑応答・名刺交換□