セミナー

射出成形品の成形不良とその対策成形技法
~射出発泡+GCP(ガス・カウンタープレッシャー)成形~
~射出中空成形、射出圧空成形~

★ プラスチックの粘弾性特性とその利用法、残留応力の発生機構も解説いたします。
★ GCP(ガス・カウンタープレッシャー)は数十年前にヨーロッパで開発された技術ですが、
  当時はその効果は得られずほとんどの導入企業は諦めている現状にあります。
★ 数年前に講師のグループが、安価で性能の優れた新しいGCP装置の開発に成功し、新射出成形法が注目されています。
日時 2019年6月14日(金)  10:30~16:30
会場 東京・品川区大井町 きゅりあん  4F 研修室
会場地図
講師 (株)SMS 代表取締役、金沢工業大学 名誉教授、工学博士 新保 實 氏
【経歴・専門など】
(学歴)1974年3月金沢工業大学機械工学科卒、1984年3月同大学大学院工学研究科博士課程修了:工学博士受、1991~1992年マサチュ-セッツ工科大学(MIT:米国)留学。
(職歴)1974年4月金沢工業大学助手、1994年4月~2012年3月金沢工業大学教授、2012年4月(株)SMS、2012年6月金沢工業大学名誉教授。
(専門)材料力学、粘弾性学、プラスチック材料、他。
(主研究テ-マ)
1.プラスチックおよびプラスチック系複合材料の成形過程で生ずる残留応力の発生機構の解明
2.マイクロセルラ-プラスチックのプロセッシングに関する研究
(所属学会)
日本機械学会(平成15年度(第81期)~平成16年度(第82期):評議員)、
プラスチック成形加工学会(平成13年度~:評議員,平成10年度~:論文査読委員)、
Cellular Polymers(UK):Editorial Member、他(平成11年:プラスチック成形加工学会より功労賞受賞、平成12年:SPEより貢献賞受賞、平成21年:エレクトロニクス実装学会論文賞受賞、平成21年:先端加工学会論文賞&技術賞受賞。
【講師WebSite】
http://www2.spacelan.ne.jp/~shimbotesu/​
受講料(税込)
各種割引特典
48,600円 ( S&T会員受講料 46,170円 ) S&T会員登録について
定価:本体45,000円+税3,600円
会員:本体42,750円+税3,420円
S&T会員なら、2名同時申込みで1名分無料 1名分無料適用条件
2名で48,600円 (2名ともS&T会員登録必須​/1名あたり定価半額24,300円)
備考※資料・昼食付
※講義中の録音・撮影はご遠慮ください。
※講義中のパソコン使用はキーボードの打音などでご遠慮いただく場合がございます。
対象・プラスチック製品の設計担当者
・プラスチック製品の品質保証担当者
・プラスチック関連の技術開発者
・特に必要ありません。基礎から説明します。

セミナー趣旨

 プラスチックは室温から200℃程度の範囲で、粘弾性という弾性と粘性の両性質を示す複雑な振る舞いをします。特に熱可塑性樹脂は、この温度範囲で液体から固体へと容易に形態変化をします。このような特性から、複雑な3次元形状の成形品も射出成形法で容易に成形が可能となります。しかしながら、プラスチックの粘弾性特性に起因する残留応力や流動不良に起因するスワルマーク、レインドロップ等々の表面性状不良も発生します。
 ここでは、プラスチックの基本特性である粘弾性特性とその利用法、残留応力の発生機構、残留応力や成形不良を低減できる射出成形法として射出発泡+GCP(ガス・カウンタープレッシャー)成形法、射出中空成形法、射出圧空成形法について説明します。これらの射出成形法は、古くからの成形技術であるが、本セミナ-では、我々の研究グループが開発した新しいGCPを用いた成形法を紹介します。また、これらの成形法は、成形不良の対策のみならず、軽量化といった材料低減も可能とします。

セミナー講演内容

<得られる知識・技術>
・プラスチックの基本特性である粘弾性特性が理解できる。
・残留応力の発生機構が理解できる。
・発泡原理が理解できる。
・GCP(ガス・カウンター・プレッシャー)が理解できる。
・射出発泡+GCP成形技術の原理が理解できる。
・射出中空成形技術の原理が理解できる。
・射出圧空成形技術の原理が理解できる。

<プログラム>
1.プラスチックの基本特性

 1.1 粘弾性特性・熱粘弾性特性とは
 1.2 粘弾性に伴う特異現象(クリープ挙動、緩和挙動)
 1.3 プラスチックの力学特性(応力-ひずみ関係式)

2.射出成形品の不良
 2.1 残留応力の発生要因の分類
 2.2 残留応力の発生機構
 2.3 各種外観不良と要因
  
3.射出発泡+GCP(ガス・カウンタープレッシャー)成形法

 3.1 発泡原理の定性的説明
 3.2 連続発泡成形システム
 3.3 発泡に及ぼす影響因子と発泡制御
  3.3.1 基本的な影響因子
  3.3.2 溶解特性
  3.3.3 粘弾性特性に基づいた発泡制御法
 3.4 射出発泡+GCP(ガス・カウンタープレッシャー)成形法の原理
  3.4.1 GCP装置(ガス供給装置)
  3.4.2 金型構造
   a) エジェクターボックスタイプ
   b) エジェクターシールタイプ

4.射出中空成形法
 4.1 射出中空成形の原理
 4.2 ガス供給装置
 4.3 中空成形注入ピン
 4.4 金型構造

5.射出圧空成形法
 5.1 射出圧空成形の原理
 5.2 ガス供給装置
 5.3 圧空成形注入ピン
 5.4 金型構造

  □質疑応答・名刺交換□