セミナー

金属材料の腐食機構と事例および
腐食防止のための材料・技術とその適用

複雑な腐食現象を事例とともに詳しく解説します。
そして、腐食試験法、各種材料の事例と対策、腐食防止対策と適用例など、
金属腐食に対応するための実用的な知識・技術を解説します。
日時 2019年5月28日(火)  10:00~16:30
会場 東京・品川区大井町 きゅりあん  4F 第1グループ活動室
会場地図
講師 エア・ウォーターNV(株)  顧問 工学博士 冨士川 尚男 氏
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受講料(税込)
各種割引特典
48,600円 ( S&T会員受講料 46,170円 ) S&T会員登録について
定価:本体45,000円+税3,600円
会員:本体42,750円+税3,420円
S&T会員なら、2名同時申込みで1名分無料 1名分無料適用条件
2名で48,600円 (2名ともS&T会員登録必須​/1名あたり定価半額24,300円) 
備考※資料・昼食付
※講義中の録音・撮影はご遠慮ください。
※講義中のパソコン使用はキーボードの打音などでご遠慮いただく場合がございます。
得られる知識1.腐食防止に関する基礎知識
2.腐食問題に対する正しい取り組み方法と正しい防食方法の選択ができるようになる。
対象1.設備、部品の設計・製造及び保守に携わる技術者
2.新しい設備・部品の開発を担当されている研究者
高校の物理、化学の知識をある程度理解していると望ましい。

セミナー趣旨

 鉄鋼材料をはじめ、金属材料は産業を構成する設備の基本材料である。しかし、それらはしばしば腐食などの損傷を生じ、多大な経済損失を発生させている。国内総生産(GDP)の4-7%前後にもなるといわれている。そこでこれら金属材料を扱う技術者は、まず腐食とは何か、またそれを防食するにはどのような手段と方法があるかをよく理解し、事前に適正な材料の選択を行えるようにする必要がある。
 腐食機構の基礎は相当程度解明されてきたが、実際に起こる腐食現象は種々の要因が複雑に絡み合って発生しているため、複雑かつ多くの学問領域と関係している。そのため、対策は困難を極める場合がある。したがって、腐食損傷は後を絶たず、技術者を悩ます問題の一つとなっている。
 本講座では、実環境での金属材料の全面腐食、局部腐食、高温での腐食などが起きる仕組みと、これら腐食に対する金属材料の防食並びに腐食防止技術までを具体的な腐食事例を紹介し、わかりやすく解説する。多様な防食技術の特徴および適用例の紹介を通じて、実用に資する知識と技術の基礎が身につけられることを期待する。また現在取り組んでいる課題についての相談も受け付け、解決のヒントが得られるようにしたい。

セミナー講演内容

1.腐食はどのように発生するのか?
 
2.腐食の形態と分類
 
3.溶液腐食(湿食)

 3.1 全面腐食(均一腐食)
 3.2 局部腐食
   孔食・隙間腐食、粒界腐食、応力腐食割れ、異種金属接触腐食、
   水素脆性割れ、通気差電池腐食、その他の腐食
 
4.高温腐食(乾食)
4.1 高温酸化
 4.2 水蒸気酸化
 4.3 高温雰囲気ガス腐食
   硫化、浸炭、窒化、メタルダスティング、塩化腐食、水素浸食
 4.4 溶融塩・溶融金属腐食
   溶融塩腐食、溶融金属腐食
 
5.おもな腐食試験法
 
6.各種金属材料の腐食事例と対策

 6.1 炭素鋼及び低合金鋼の腐食
 6.2 ステンレス鋼及び高Ni基合金の腐食
 6.3 非鉄金属材料の腐食
   アルミ合金、銅合金、チタン合金、マグネシウム合金など
 
7.腐食防止対策と適用例
 7.1 腐食防止対策の考え方
 7.2 表面を環境から遮断する方法(表面処理・改質)
   めっき、化成処理、溶射、塗装、ライニング、防錆油など
 7.3 環境を改善する方法
   インヒビター、電気防食、不働態被膜を利用した方法など
 7.4 最近の新技術を用いた耐食性の優れた新材料の紹介
 
8.最適材料と防食法の正しい選択の考え方

 
□ 質疑応答・名刺交換□

※セミナー終了後、個別の技術相談に応じます(ご希望の方)。