セミナー 印刷

コーティング膜の付着性・強度の評価・向上と欠陥対策

よりよい塗装効果を発揮し、持続させるためには?
塗料用樹脂、付着性・強度の試験・評価、内部応力や水の作用、付着性の向上・強度設計、塗料・塗装の欠陥対策など。
初学者から、塗料・塗膜で課題を抱えている方まで幅広くご受講いただけます。
日時 2019年5月14日(火)  10:30~16:30
会場 東京・品川区大井町 きゅりあん  4F 第2特別講習室
会場地図
講師 坪田 実 氏(元職業能力開発総合大学校 准教授​)
専門:塗料と塗装技術
【講師詳細はこちら】
受講料(税込)
各種割引特典
48,600円 ( S&T会員受講料 46,170円 ) S&T会員登録について
定価:本体45,000円+税3,600円
会員:本体42,750円+税3,420円
S&T会員なら、2名同時申込みで1名分無料 1名分無料適用条件
2名で48,600円 (2名ともS&T会員登録必須​/1名あたり定価半額24,300円) 
備考※資料・昼食付
※講義中の録音・撮影はご遠慮ください。
※講義中のパソコン使用はキーボードの打音などでご遠慮いただく場合がございます。
得られる知識塗装寿命とは膜厚だと思っている方がいます。それゆえ100年塗装のようなフレーズが飛び交っています。どんなものでも誕生から成長過程を経て、寿命を迎えます。その間、いろいろな要因で病気になったりしますが、病気(欠陥)は自然現象で、サイエンスとして捉えて行けば解決策が見えてきます。本セミナーを受講されることによって、塗装系(下塗り、中塗り、上塗り塗料の組み合わせ)や塗膜強度に対する見方をPower upして頂くことを目指します。
対象セミナー受講に当たり、予備知識は必要ありません。むしろ、ペンキはよく分からないという方を歓迎します。
また、この分野の仕事をされて居る方にとっては塗装効果に対する見方と考え方をPower upするために利用して頂きたいと思います。

セミナー趣旨

 塗料は化学工業の最終製品に分類され、人類の誕生と共にあり、現在も我々の生活の一部です。一般に製品の表面に存在し、一体感があるゆえに、塗料に深入りしようと思いません。しかし、深入りすればこんなにも奥が深いし、こんなこともできるのかと楽しくなります。
 より良い塗装効果を発揮させ、これを持続性させるためには、どのようにアプローチして行けば良いでしょうか。この観点から、本セミナーを次に示す3つの要素に分解し、整理して行きます。
 第1要素は、塗料に対する理解を深めることです。(1)塗料とはどんな材料か、(2)樹脂が変わると何が異なるのかをまとめます。第2要素は、付着性を向上させる考え方を取り上げ、付着力にとって負の因子である内部応力と水の作用に言及します。第3要素は、塗膜に必要な強度性能を試験・評価し、どのように設計したらよいかについて解説します。そして、ここで紹介する欠陥事例を通じて、問題点を掘り起こす能力を地道に養って頂きたいと思います。

セミナー講演内容

1.塗料用樹脂のはなし
 1.1 原料組成
 1.2 塗料の必要条件とは
 1.3 塗料の分類
 1.4 樹脂が違うと何が異なるのか
 1.5 塗料用樹脂の開発経緯と塗装系の変遷
 
2.付着性のはなし
 2.1 くっつく力の発生と付着性理論
 2.2 付着強さの評価・試験法
 2.3 付着性・層間付着性に及ぼす要因とその影響
 2.4 樹脂の相容性とその評価
 
3.塗膜に必要な強度のはなし
 3.1 塗膜の硬さ・強さ・伸びを測る試験・評価法
 3.2 複層により塗膜強度は補強されるのか
 3.3 塗膜のTgと粘弾性
 3.4 がんばり時間と作用時間のはなし 
 3.5 塗膜の摩耗抵抗を測る -リニアモーターカ-用路面の設計-
 3.6 塗膜の残留応力(内部応力)と付着性
  3.6.1 身の周りの内部応力
  3.6.2 内部応力の発生と測定法
  3.6.3 内部応力の支配要因
  3.6.4 内部応力と付着性
                                                                 
4.塗料・塗膜の欠陥対策
 
4.1 塗装系の割れ・はがれ対策
  4.1.1 鋼管用外面コートのはく離事件
  4.1.2 鋼管用内面コートのはく離事件
  4.1.3 塗装系の割れと経験則
 4.2 水が関与する欠陥現象
  4.2.1 白化(輪染み)現象とその対策 
  4.2.2 付着劣化を防ぐ塗料設計

 □質疑応答・名刺交換□