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セルロースナノファイバーの技術動向と
複合化・成形、使用への考え方・活かし方

世界的動向、CNF/熱可塑性樹脂、射出成形・微細発泡成形、染色・着色、使いこなし方、応用・実用化

★ セルロースナノファイバーの現状と最新技術動向を把握する!
★ 樹脂混錬、試作例、国内外におけるCNF応用製品化事例の動向、どのようにしてCNFを活かすか?
★ サンプルも持参する予定です。
このセミナーの受付は終了致しました。
日時 2019年3月8日(金)  10:30~16:30
会場 東京・大田区平和島 東京流通センター 2F  第4会議室
会場地図
講師 (地独)京都市産業技術研究所 研究戦略フェロー 北川 和男 氏
【経歴・専門】

1979年 大阪府立大学 大学院工学研究科 応用化学専攻修了後、研究所入所。
繊維強化複合材料(FRP)の繊維/樹脂界面研究をベースに、バイオマス繊維(ミクロサイズの竹繊維)/生分解性プラスチック複合材料の開発に取り組み、2002年から京都大学生存圏研究所 矢野浩之教授とCNF共同研究を開始。CNF/熱可塑性樹脂複合材料の研究開発を実施中で、CNFの社会実装化を目指して、現在多くの企業とそれらの製品化・事業化支援を進めている。併せてナノセルロースフォーラム幹事、部素材産業―CNF研究会プロジェクトマネージャー、新素材-CNFナショナル・プラットフォームプロジェクトマネージャーを務めている。
【WebSite】
http://tc-kyoto.or.jp/
受講料(税込)
各種割引特典
48,600円 ( S&T会員受講料 46,170円 ) S&T会員登録について
定価:本体45,000円+税3,600円
会員:本体42,750円+税3,420円
S&T会員なら、2名同時申込みで1名分無料 1名分無料適用条件
2名で48,600円 (2名ともS&T会員登録必須​/1名あたり定価半額24,300円)
備考※資料・昼食付
※講義中の録音・撮影はご遠慮ください。
※講義中のパソコン使用はキーボードの打音などでご遠慮いただく場合がございます。

セミナー趣旨

 セルロースナノファイバー(CNF)の種類とその特徴・製造方法、現在サンプル提供されているCNF各社の特徴と生産状況、熱可塑性樹脂複合化の開発推移とパルプ直接混錬法「京都プロセス」の特長、樹脂混錬にあたってのポイント、試作例など、さらに国内外におけるCNF応用製品化事例等社会実装化に向けての動向、自社製品にどのようにしてCNFを取込んで行くかのポイント等についてサンプルを持参し解説します。

セミナー講演内容

<得られる知識・技術>
・ナノセルロース(CNF, TEMPO等酸化CNF, CNC,バクテリアセルロース)の特徴と国内のCNF製造各社の生産、サンプル提供状況
・CNF/熱可塑性樹脂ナノコンポジットの技術開発状況とその実用化試作・事業化動向
・同上材料の特に混練技術、射出成形技術、射出発泡成形技術のポイント
・ISO国際標準化及び安全性評価技術等の動向
・CNFを使った応用製品化・試作事例
・自社技術、自社製品にどのようにCNFを取り込んで行けば良いのか、その進め方

<プログラム>
1.各種ナノセルロースの種類・特徴及び製法・生産状況等について
  ~CNF、TEMPO等酸化CNF、CNC、バクテリアセルロース~

 1.1 セルロースナノファイバー(CNF)の特徴とその製法及び原料
  1.1.1 TEMPO等酸化セルロースナノファイバー(化学処理/解繊)
  1.1.2 セルロースナノファイバー(機械的解繊)
 1.2 セルロースナノクリスタル(CNC)の特徴とその製法
 1.3 バクテリアセルロースの特徴とその製法
 1.4 現在サンプル供給しているCNFメーカー18社の特徴と提供サンプル等のご紹介
  1.4.1 サンプル提供企業一覧表[2018/9/3改訂6版発行]の配布及び説明
  1.4.2 CNF生産各社の拠点とその生産能力及び量産化計画
 1.5 キチンナノファイバーの特徴とその製法及び原料

2.ナノセルロース研究開発の世界的動向とISO国際標準化の動向

3.CNF/熱可塑性樹脂ナノコンポジットの複合化技術の開発
 3.1 粉末法による[親水性]CNFと[疎水性]熱可塑性樹脂の複合化
 3.2 CNFの化学変性によるナノコンポジットの高性能化
  3.2.1 化学変性の考え方
  3.2.2 CNFの分散特性と化学処理法
  3.2.3 変性CNFによる性能アップ(分散性・強度・耐熱性等)
  3.2.4 パルプ直接解繊法「京都プロセス」の開発
  3.2.5 ASA変性とセルロースの耐熱性を向上するアセチル変性
  3.2.6 DS(変性反応の程度)による性能の違いと最適化
 3.3 CNF/樹脂の混練技術とそのポイント
  3.3.1 CNF/樹脂混練の考え方
  3.3.2 「京都プロセス」における混練技術
  3.3.3 混練にあたってのポイント
  3.3.4 CNFの分散性とその評価法
 3.4 CNFナノコンポジットの樹脂種横展開について(特性・性能等)
  3.4.1 LDPE、HDPE、PP、PS、PLA、PA11、PA12、ABS、POM、PA6、PA MXD6、PA MXD10、PBT、PC/ABS
 3.5 材料メーカーにおける変性パルプ及びCNF/樹脂マスターバッチ(MB)のサンプル供給及び商業生産開始
 3.6 「京都プロセス」における変性パルプ及びCNF/樹脂MBの製造とサンプル提供

4.CNF/熱可塑性樹脂の射出成形並びに微細発泡成形
 4.1 CNF/熱可塑性樹脂の射出成形技術
 4.2 CNF/熱可塑性樹脂射出成形のポイント
 4.3 超臨界CO2バッチ発泡法による微細発泡基盤技術の開発
 4.4 変性CNFナノコンポジットを用いた超臨界N2射出発泡成形
 4.5 大型射出発泡成形品の試作
 4.6 ポリエチレン/化学バッチ発泡品の試作

5.CNFの染色と材料着色法の開発
 5.1 CNFの染色
 5.2 粉末法による材料着色成形品の試作
 5.3 材料着色事例とサンプル見本

6.CNF材料の社会実装化動向
 6.1 経済産業省主導「ナノセルロースフォーラム」とその活動
 6.2 地域におけるCNFに関する取組みの活発化
  6.2.1 「部素材産業―CNF研究会」の活動とご紹介
 6.3 2017.12「新素材-CNFナショナルプラットフォーム」の発足とその活動

7.CNF材料を使いこなす/どのように自社製品に取込んで行くかのポイント
 7.1 その方向性と実際例について
 7.2 どのCNF材料から触るか、取り寄せるか?

8. CNFを使った応用・実用化事例
 <既実用化事例>
 1)ゲルインク・ボールペン
 2)消臭機能・大人用紙おむつ
 3)トイレクリーナー
 4)スピーカーコーン(バクテリアセルロース応用又はCNF応用)
 5)酒類のろ過助剤
 6)食品保形材
 7)食品の食感改良剤・増粘剤
 8)紙力増強材等(特殊フィルター、電池用セパレーター)
 9)粉体・繊維状物のバインダー
 10)医薬・化粧品のゲル化剤
 11)ランニングシューズのミッドソール材
 12)磁器鋳込み成型時の脱型助剤
 <試作例>
 1)CNF/熱可塑性樹脂複合材
  a)モーターボートインパネ(CNF/PLA)
  b)化粧品ケース(CNF/PLA)
  c)電気・電子部材カバー(CNF/PP)
  d)リレー装置カバー(CNF/PP)
  e)照明器具カバー(CNF/PP)
  f)自動車エンジンカバー(CNF/PA6)
  g)大型成形品(同上エンジンカバー)無電解メッキ品
  h)自動車ドアトリム(CNF/PP)
  i)自動車トランクリッド(CNF/PA6)
  j)自動車インテークマニホールド(CNF/PA6)
  k)シューズキーパー(CNF/PP)
  l)ミニバスケット(CNF/PP)
  m)ペンスタンド(CNF/PP)
  n)トラッシュビン(CNF/PP)
 2)CNF/ゴム複合材
  a)自動車タイヤ
  b)スポーツシューズ・ソール
  c)ウエットスーツ

  □質疑応答・名刺交換□​