セミナー

高分子における相溶性・相分離メカニズムと
“目的の物性を得るための”構造制御および測定・評価

「相溶性の判定」「相分離構造制御」「モルホロジー制御」「配向制御」「高分子の結晶化」
~構造制御による新規物性創出への道~

★ 高分子の相溶性・相分離を手中にする!
★ 相溶性、相分離、相図、スピノーダル分解、高分子集合体の階層構造、実験法と解析法!
★ 得られた測定データを実際の材料開発にどのように活かしていけばいいか?わかりやすく解説。
日時 2019年2月19日(火)  10:30~16:30
会場 東京・大田区平和島 東京流通センター 2F  第5会議室
会場地図
講師 京都工芸繊維大学 教授 櫻井 伸一 氏
【経歴】

京都大学 博士(工学)
平成元年4月 京都工芸繊維大学 繊維学部 高分子学科 助手
平成10年2月 京都工芸繊維大学 繊維学部 高分子学科 助教授
平成19年4月 京都工芸繊維大学大学院 准教授
平成22年4月 京都工芸繊維大学大学院 教授 現在に至る。
【受賞】
平成18年6月 繊維学会 学会賞    
平成18年7月 SAS2006 功績賞
平成23年5月 第8回CERI最優秀発表論文賞(社団法人 日本ゴム協会)
【専門】
高分子物性、高分子物理学、高分子多相系の構造と物性
非線形パターン形成、高分子の散逸構造形成、高分子系の凝集構造の自己組織化
小角X線散乱、小角中性子散乱、光散乱による微視的構造解析
シンクロトロン放射光による微視的構造解析、産業利用研究(含ナノテクノロジー)
【具体的な研究テーマ】
高分子材料(ゴム、フィルム、繊維)の構造と物性に関する研究
ブロックコポリマーのミクロ相分離構造の研究
ポリマーブレンドの相溶性と相分離構造に関する研究
結晶性高分子の階層構造に関する研究
非線形パターン形成に関する研究
相分離をともなうポリマーブレンド溶液の対流による自己組織化とパターン形成
【講師WebSite】
http://www.biobased.kit.ac.jp/major/pn/index.html
受講料(税込)
各種割引特典
48,600円 ( S&T会員受講料 46,170円 ) S&T会員登録について
定価:本体45,000円+税3,600円
会員:本体42,750円+税3,420円
S&T会員なら、2名同時申込みで1名分無料 1名分無料適用条件
2名で48,600円 (2名ともS&T会員登録必須​/1名あたり定価半額24,300円)
備考※資料・昼食付
※講義中の録音・撮影はご遠慮ください。
※講義中のパソコン使用はキーボードの打音などでご遠慮いただく場合がございます。

セミナー趣旨

 本講では、高分子の相溶性・相分離構造の基礎と、目的の物性を得るための構造制御技術を解説します。さらに、これらの解析手法によって得られた測定データを実際の材料開発にどのように活かしていけばいいか? ついて言及します。

セミナー講演内容

<参加対象>
本テーマに興味のある方なら誰でも参加可能です。
熱力学の基礎を習得している方が望ましいです。 

<参加して得られる知識>
・ポリマーの相溶性と相分離に関する熱力学的基礎 
・実験によるポリマーの相溶性の判定方法
・ポリマーブレンドの相分離構造制御技術
・ブロックコポリマーのナノ相分離構造制御技術
・高分子集合体の階層構造
・高分子の構造にかかわる実験法と解析法
・高分子の結晶化現象
・小角散乱、広角散乱、シンクロトロン放射光、X線散乱 

<プログラム>
1.ポリマーの相溶性と相分離に関する熱力学的基礎
 1.1 Flory-Hugginsの理論
 1.2 ポリマーブレンドの相図
 1.3 ブロックコポリマーの相図
 1.4 ブロックコポリマーのナノ相分離構造制御

2.実験によるポリマーの相溶性の判定方法
 2.1 示差走査熱量(DSC)測定による判定方法
 2.2 電磁波の散乱(光散乱、X線散乱、中性子散乱)測定による判定方法

3.ポリマーブレンドの相分離構造制御技術
 3.1 スピノーダル分解過程(初期、中期過程)
 3.2 相分離構造粗大化過程
 3.3 ポリマーブレンドの相分離構造制御技術

4.ブロックコポリマーのナノ相分離構造制御技術
 4.1 ブロックコポリマーのナノ相分離構造のモルホロジー制御
 4.2 ブロックコポリマーのナノ相分離構造の配向制御

5.高分子集合体の階層構造
 5.1 高分子の結晶化現象
 5.2 結晶性高分子の階層構造
 5.3 ブロックコポリマーのグレインと階層構造
 5.4 構造解析手法
  5.4.1 各種顕微鏡観察(光学顕微鏡、電子顕微鏡、原子間力顕微鏡)
  5.4.2 電磁波の散乱測定(小角散乱、広角散乱、シンクロトロン放射光、X線散乱、中性子散乱)

6.おわりに ~構造制御による新規物性創出への道(考えるヒントとして)~
 6.1 構造と力学物性との相関
 6.2 構造と光学物性との相関

  □質疑応答・名刺交換□