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マイクロLED・ディスプレイ
~基礎から製造法・課題・開発状況・今後の展望まで~

日時 2018年11月29日(木)  13:00~16:30
会場 東京・品川区大井町 きゅりあん  5F 第4講習室
会場地図
講師 (有)アイパック 代表取締役 越部 茂 氏
【経歴】
 1974年 大阪大学工学部卒業
 1976年 同大学院工学研究科 前期課程終了
 1976年 住友ベークライト(株)入社 フェノール樹脂、半導体用封止材料等の開発に従事
 1988年 東燃化学(株)入社 半導体用シリカ、民生用シリコーンゲル等の開発に従事
 2001年 有限会社アイパック設立
【光半導体分野での経験】
 ・CDピックアップ用緩衝材料  ・液晶装置用層間材料  ・プラスチック製光ファイバー用接続材料
 ・照明用LED の封止材料   ・OLED用材料      ・光受発信装置(光トランシーバ) 等

現在は技術指導業を担当、寄稿・セミナー等で新旧技術を紹介(「日経マイクロデバイス」、「機能材料」、国内・韓国版「電子材料」誌で長期連載)。半導体および光学分野の素部材開発において国内外の複数メーカーと協力を行っている。
また海外の研究機関や業界団体(サムスンSAIT、台湾工業技術研究院、台湾TDMDA等)でも活動中で半導体・電子機器分野の最新情報に明るい。
受講料(税込)
各種割引特典
43,200円 ( S&T会員受講料 41,040円 ) S&T会員登録について
定価:本体40,000円+税3,200円
会員:本体38,000円+税3,040円
S&T会員なら、2名同時申込みで1名分無料 1名分無料適用条件
2名で43,200円 (2名ともS&T会員登録必須​/1名あたり定価半額21,600円) 
備考※資料付
※講義中の録音・撮影はご遠慮ください。
※講義中のパソコン使用はキーボードの打音などでご遠慮いただく場合がございます。

セミナー趣旨

 マイクロLEDが、OLEDに代わる民生用の次世代ディスプレイ用自発光型光源として注目されている。OLEDは輝度および耐湿性等で問題があり、大型画面や屋外使用の面で限界が指摘されている。このため、これら課題を解決すべくマイクロLEDに関心が集まってきた。ただし、マイクロLEDの製品化には実用面およびコスト面で高い障壁があるとされている。また、実用化検討と学究的研究が入り混じり、開発目的等が整理されずに技術発表が行われている。
 本講では、マイクロLEDの基礎から開発状況、技術課題、既存技術転用の可能性などの対策技術に関して分かりやすく説明する。また、背景にある業界事情や、過去の自発光ディスプレイ開発の経緯・結果、競合技術および今後の展望についても概要を述べる。

セミナー講演内容

1.マイクロLEDの基本解説
  1.1各種ディスプレイの比較; LED,LCD,OLED
  1.2 マイクロLED開発過熱の背景
  1.3 LEDの基本情報; LED →(マイクロLED)

2.マイクロLED/ディスプレイ製造技術の課題
  2.1 マイクロLEDの課題を理解するためのLEDおよびICの製法解説
  2.2 LED製法の応用と課題
    (1)ミクロ集積化
      ・物理的切断法と化学的切断法
      ・1面発光加工
    (2)ミクロ回路形成
       ・基板搭載; 画素、集合体
       ・動作制御; 映像、品質保証
  2.3 課題解決へのアプローチ:既存技術転用の可能性
    (1)LED の小型化技術: スモール化、ミニ化、マイクロ化
    (2)1面発光型半導体の応用; 側面反射・遮光加工の不要化
       RCLED、VCSE、LD
  2.4 ナノLED(n-LED)研究の動きと概要
    (1)超微細化の課題と対策
    (2)n-LED; ナノワイヤー型、ナノロッド型

3.報道・特許情報に見る産業界でのマイクロLED開発の取り組み概要
  3.1 ソニー
  3.2 アップル
  3.3 ルーメンス
  3.4 バイケル・インク
  3.5 その他; Ostendo Technologies,Micro Mesa Technology,Oculus, X-Celeprint, VerLASE

4.マイクロLEDディスプレイの普及に必要な視点
   4.1 過去の自発光型ディスプレイ開発の歴史
    (1)表面伝導型電子放出素子ディスプレイ(SED)
    (2)プラズマディスプレイパネル(PDP)
   4.2 LCD・OLEDとの競合
   4.3 QLED

5.マイクロLEDの業界動向と今後
   5.1 米国・韓国メーカーの動向
   5.2 テレビとスマートフォンで異なる製法;解像度
   5.3 封止技術の検討

□ 質疑応答 □