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吸音・遮音・防振の理論とその測定・評価に関する入門講座
~基礎理論の他、音響測定も解説~

★ 「なぜ吸音するのか」「遮音のメカニズムは何か」といった物理現象としての本質を理解していただきます。
★ 「音響に関する初心者でも理解できる」に重点を置いて、多くの事例を交えて解説します。
このセミナーの受付は終了致しました。
日時 2018年11月16日(金)  10:30~16:30
会場 東京・大田区蒲田 大田区産業プラザ(PiO)  6F D会議室
会場地図
講師 京都大学 名誉教授 高橋 大弐 氏
【経歴・受賞・専門など】

京都大学修了後、福井大学、京都大学で建築音響、騒音・振動分野を専門に教育・研究活動に従事
日本建築学会奨励賞、日本音響学会佐藤論文賞、日本音響学会環境音響研究賞などを受賞
受講料(税込)
各種割引特典
48,600円 ( S&T会員受講料 46,170円 ) S&T会員登録について
定価:本体45,000円+税3,600円
会員:本体42,750円+税3,420円
S&T会員なら、2名同時申込みで1名分無料 1名分無料適用条件
2名で48,600円 (2名ともS&T会員登録必須​/1名あたり定価半額24,300円)
備考※資料・昼食付
※講義中の録音・撮影はご遠慮ください。
※講義中のパソコン使用はキーボードの打音などでご遠慮いただく場合がございます。

セミナー趣旨

 音・振動に関する様々な問題を扱う際には、その発生から伝搬・感知に至る現象がどういうものかを理解しておくことが必要です。その過程で材料の持つ吸音・遮音・力学的性質がどのように関係し、その特性をどのように把握するか、本講座ではこの点を中心に「音響に関する初心者でも理解できる」に重点を置いて、多くの事例を交えて解説します。
 また、情報処理技術の発達によりほとんどの音響計測とその解析が高価な計測機器を使わずに簡単に自前でできるようになりました。その際必要となる、パソコンによるデジタル処理の基礎についても解説します。

セミナー講演内容

<得られる知識、技術>
「なぜ吸音するのか」「遮音のメカニズムは何か」といった物理現象としての本質を理解することが最も重要であり、この理解があって初めて有効な吸音・遮音構造体の選択、あるいは新たな吸音・遮音材料を創り出すことも可能となります。当講座では、吸音・遮音・防振に関係する諸問題において、その問題解決としてできる限り幅広い選択が可能となるような知識・技術が得られることを目指します。

<プログラム>
1.身の回りの音と振動の実態

2.音と振動の基礎事項
 2.1 音の物理と心理的効果
 2.2 音の反射・吸収・透過

3.吸音の基礎理論
 3.1 吸音率とインピーダンス
 3.2 吸音のメカニズム

  3.2.1 多孔質型吸音
     ・なぜ吸音する?
     ・吸音を表現するモデル
  3.2.2 板・膜振動型吸音
     ・なぜ吸音する?
     ・吸音を表現するモデル
     ・通気性の影響
  3.2.3 共鳴器型吸音
     ・なぜ吸音する?
     ・応用例
 3.3 微細穿孔板(MPP)の吸音
  3.3.1 吸音を表現するモデル
  3.3.2 板振動の影響
  3.3.3 MPPの応用
 3.4 吸音率の測定
  3.4.1 管内法
  3.4.2 残響室法
 3.5 吸音による減音効果
  3.5.1 残響理論
  3.5.2 インパルス応答
  3.5.3 残響理論に基づく吸音の減音効果

4.遮音の基礎理論
 4.1 振動と音の伝搬
 4.2 遮音のメカニズム:隙間のない壁体をなぜ音が透過する?
 4.3 空気音の遮音

  4.3.1 一重板の遮音理論
     ・音の透過を表現するモデル
     ・どうしたら遮音性能を上げられるか
  4.3.2 二重板の遮音理論
     ・音の透過を表現するモデル
     ・空気層があることによる新たな問題
     ・どうしたら遮音性能を上げられるか
  4.3.3 空気音の遮音性能測定と評価
 4.4 個体音の遮音
  4.4.1 個体音とは?
  4.4.2 個体音の実態と対策
 4.5 床衝撃音
  4.5.1 床衝撃音の実態と対策
  4.5.2 床衝撃音の測定と評価

5.防振の基礎理論
 5.1 振動伝達の簡易モデル
 5.2 防振の考え方
 5.3 ダンピングの測定と応用

6.音の測定と信号処理の基礎
 6.1 音響測定一般
 6.2 信号処理の基礎
 6.3 デモンストレーション


  □質疑応答・名刺交換□