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<未利用排熱の有効利用へ!>
熱から発電や冷却が可能な、熱音響装置の基礎

■機械部品を必要としないため、本質的にメンテナンスフリー■
■ 多様な熱源を利用したヒートポンプ(冷却・加熱)や発電システムを実現できる可能性■
■ 高いエネルギー変換効率■ ■ 非温暖化ガスを用いたヒートポンプ(冷却・加熱)を実現可能■

受講可能な形式:【Live配信】のみ
 
★ 熱音響現象の基礎、装置の構築方法、熱音響機関、熱音響ヒートポンプ、熱音響発電機を解説!
日時 2023年6月20日(火)  10:30~16:30
会場 Live配信セミナー(会社・自宅にいながら受講可能)  
会場地図
講師 東海大学 総合科学技術研究所 教授 長谷川 真也 氏
<専門・受賞>
2010年より東海大学にて熱音響現象に関する研究に従事
受賞歴 日本機械学会奨励賞
<WebSite>
http://www.ed.u-tokai.ac.jp/thermoacoustic/
受講料(税込)
各種割引特典
49,500円 ( E-Mail案内登録価格 46,970円 ) S&T会員登録とE-Mail案内登録特典について
定価:本体45,000円+税4,500円
E-Mail案内登録価格:本体42,700円+税4,270円
E-Mail案内登録なら、2名同時申込みで1名分無料 1名分無料適用条件
2名で49,500円 (2名ともE-mail案内登録必須​/1名あたり定価半額24,750円)
テレワーク応援キャンペーン(1名受講)【Live配信/WEBセミナー受講限定】
1名申込みの場合:受講料( 定価:39,600円/E-mail案内登録価格:37,620円 ) 

 定価:本体36,000円+税3,600円
 E-mail案内登録価格:本体34,200円+税3,420円
1名様でLive配信/WEBセミナーを受講する場合、上記特別価格になります。
※お申込みフォームで【テレワーク応援キャンペーン】を選択のうえお申込みください。
※他の割引は併用できません。
配布資料製本テキスト(開催日の4、5日前に発送予定)
 ※開催まで4営業日~前日にお申込みの場合、セミナー資料の到着が、
  開催日に間に合わない可能性がありますこと、ご了承下さい。
  Zoom上ではスライド資料は表示されますので、セミナー視聴には差し支えございません。
オンライン配信ZoomによるLive配信 ►受講方法・接続確認(申込み前に必ずご確認ください)
・本セミナーはビデオ会議ツール「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
備考※講義中の録音・撮影はご遠慮ください。
※開催日の概ね1週間前を目安に、最少催行人数に達していない場合、セミナーを中止することがございます。

セミナー趣旨

 工場、自動車、船舶などが使用している燃料由来のエネルギーの多くは排熱として未利用のまま捨てられています。
 これらの捨てている熱を「熱音響デバイス」を用いることで、電力や冷却・加熱に再利用するための研究を行っています。  
 熱音響現象を利用すると「熱入力から音波を介して仕事を取り出す熱機関」や「音波を入力することで熱を汲み上げるヒートポンプ(冷却・加熱)」を実現することができます。
 そのため、以下の特徴を持っています。
● 熱と仕事のエネルギー変換を行う際にピストンやタービン等の機械部品を必要としないため、本質的にメンテナンスフリーです。
● 工場排熱、自動車排熱、太陽光熱等、多様な熱源を利用したヒートポンプ(冷却・加熱)や発電システムを実現できる可能性があります。
● 本質的に高いエネルギー変換効率(先行研究では熱→音響パワー変換効率で30%以上)を有しています。
● 可動部を有することなく、非温暖化ガスを用いたヒートポンプ(冷却・加熱)を実現可能です。
 本講義では、熱音響現象の概要を学びます。また簡易な装置の構築方法も学びます。講義の中で熱音響機関、熱音響ヒートポンプ、熱音響発電機を具体的に紹介します。

セミナー講演内容

<得られる知識・技術>
 ・熱音響現象の概要の理解
 ・簡単な装置の構築方法
 ・熱音響機関、熱音響ヒートポンプ、熱音響発電機の紹介

<プログラム>
1.熱音響装置の概要

2.熱音響現象の基礎
 2.1 熱境界層と流路半径
 2.2 進行波を利用した熱音響現象と音響パワー,比音響インピーダンス
 2.3 エネルギー流
 2.4 基礎方程式
 2.5 仕事源と熱流の数式表現
 2.6 Two-sensor法

3.熱音響機関、熱音響ヒートポンプ、熱音響発電機
 3.1 進行波型熱音響機関
 3.2 多段熱音響機関
 3.3 熱音響冷却機
 3.4 熱音響発電機
 3.5 相変化型熱音響機関

4.簡単な進行波型熱音響機関の試作

5.熱音響機関の熱効率に影響を与える要素

  □質疑応答□