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接着技術のトレンドと各種新規技術の有効活用法

構造接着、弾性接着、機能接着、短時間接着、シーリング接着、粘接着、解体性接着、精密接着
少し未来の接着技術を知るうえで押さえておきたい7つのトレンドと8つの方向性

受講可能な形式:【Live配信】のみ

7つの技術トレンドを中心に接着技術の現状と今後の方向性を徹底解説!
 (1) ユーザーニーズで進化する接着技術
 (2) 自動車構造用接着剤の進歩(構造用接着剤による車体の軽量化)
 (3) 鉛はんだ代替導電性接着剤(脱鉛はんだで環境対応、精密部品の接着)
 (4) 難燃性接着剤の技術開発動向
 (5) UV硬化接着剤による生産性向上
 (6) 解体性接着剤のトレンド
 (7) 異種材料の接着
このセミナーの受付は終了致しました。
日時 2023年4月25日(火)  10:30~17:00
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備考※講義の録画・録音・撮影はご遠慮ください。
※開催日の概ね1週間前を目安に、最少催行人数に達していない場合、セミナーを中止することがございます。
得られる知識・ユーザーニーズで進化する接着技術(8つの技術方向)
・自動車構造用接着剤の進捗(自動車の軽量化に貢献)
・鉛はんだ代替導電性接着剤の技術動向(脱鉛はんだで環境対応)
・難燃性接着剤で自動車、鉄道車両、電気・電子部品の難燃試験に対応
・VUV・UV硬化接着剤の進捗(短時間接着で生産性向上、精密部品の接着も可能)
・解体性接着(はがせる接着)技術の現状と今後の展開(易解体に向けての進化)
対象・アセンブリメーカーの企画、設計及び現場技術者で接着に係わる方々
・接着・接着剤に関する仕事をする技術・研究者
・接着剤を製造するときの素材メーカーの技術・研究者
・接着剤メーカーの技術・研究者、およびユーザー(自動車関連、電気電子部品、鉄道車両他)の中堅技術者

セミナー講師

セミナー趣旨

 このセミナーにおいてはユーザーニーズから見た接着技術を大きく8項のグループに分けて考える。構造接着・構造用接着剤、機能接着・機能性接着剤、弾性接着・弾性接着剤、短時間接着・短時間接着剤、粘接着・粘接着剤、シーリング接着・シーリング接着剤、解体接着・解体性接着剤、精密接着・精密接着剤用接着剤である。これらの8つの項があれば、ほとんどのユーザーニーズに応えることができる。

 この講座時間で総てを網羅することは不可能なので、ここでは近年注目度の高い、(1) 自動車構造用接着剤の進捗(構造用接着剤による車体の軽量化)、(2) 鉛はんだ代替導電性接着剤の技術動向(脱鉛はんだで環境対応、精密部品の接着)、(3) 難燃性接着剤で自動車・鉄道車両、電気・電子部品の難燃試験規格に対応、(4) UV硬化接着剤の進捗(短時間接着で生産性向上、精密部品の接着も可能)、(5) 解体性接着(はがせる接着)技術の現状と今後の展開(易解体に向けての進化)について、そして締めとして、(7) 異種材料の接着、について説明する。

セミナー講演内容

1.ユーザーニーズで進化する接着技術概要
 1.1 ユーザーニーズで進化する接着技術
 1.2 21世紀、接着剤開発のコンセプト
 1.3 機能性接着剤の種類と分類(1) (2)
 1.4 短時間接着
 1.5 自動車産業における接着のテーマ(構造接着に限定)
 1.6 電気・電子部品産業における接着のテーマ
 1.7 鉄道車両産業における接着のテーマ
 1.8 異種材料の接着技術
 1.9 接着剤を使用しない金属 / プラスチックの面接合
 
2.自動車構造用接着剤の進捗(自動車の軽量化を支える)
 2.1 一般的な自動車製造工程
 2.2 代表的な接着関連材料
 2.3 構造用接着剤の適用部位
 2.4 スポット・ウェルドボンディング技術
 2.5 スポット・ウェルドボンディング技術(疲労強さに及ぼす板厚さの影響)
 2.6 ヘミング用接着剤(構造接着・構造用接着剤)
 2.7 エポキシ樹脂系構造用接着剤の性能
 2.8 ウィンドウガラスの接着(シーリング接着・シーリング接着剤)
 2.9 構造接着および構造用接着剤とは
 2.10 構造用接着剤の性能規格(米国連邦規格MMM-A-132Bの概要)
 2.11 自動車軽量化を達成するために、異種材料の構造接着が求められる。
 2.12 構造用接着剤の種類
 2.13 エポキシ樹脂系構造用接着剤
 2.14 エポキシ樹脂系接着剤が金属面に良く接着する理由
 2.15 現在の構造用接着剤のポジショニング(1) (2) (3)
 2.16 化学反応形アクリル系接着剤(SGA)
 2.17 化学反応形アクリル系接着剤(SGA)の組成
 2.18 化学反応形アクリル系接着剤(SGA)の性能
 2.19 化学反応形アクリル系接着剤(SGA)の問題点と対応
 2.20 構造用ポリウレタン系接着剤(接着の硬化を早くするには)
 2.21 構造用ポリウレタン系接着剤の組成(二液タイプ)
 2.22 構造用ポリウレタン系接着剤の性能
 2.23 構造接着・構造用接着剤への提案
 2.24 弾性接着・弾性接着剤の設計思想
 2.25 弾性接着剤の組成(エポキシー変成シリコーン系)
 2.26 変成シリコーン系シーリング接着剤の性能
 2.27 金属とCFRP(CFREP)の接着
 2.28 金属とPP(CFRPP)の接着
 2.29 アルキルボラン・アミン錯体をラジカル重合開始剤にする反応形アクリル系接着剤
 2.30 反応形アクリル系接着剤の性能
 2.31 PA(ポリアミド)の表面処理と接着剤
 2.32 構造接着への期待
 
3.鉛はんだ代替導電性接着剤の技術動向
 3.1 鉛に関する指令
 3.2 エポキシ系導電性接着剤と鉛はんだの特性比較
 3.3 鉛はんだ代替導電性接着剤の市場
 3.4 導電性接着剤の実用例
 3.5 導電性接着剤とは
 3.6 導電性接着剤の位置づけ
 3.7 導電性接着剤の導電機構
 3.8 導電性接着剤の構成と組成材料
 3.9 エポキシ樹脂系導電性接着剤のモデル組成
 3.10 導電性フィラーの種類と特性
 3.11 導電性接着剤の基本特性
 3.12 導電性接着剤の導電性評価方法
 3.13 銀―エポキシ系導電性接着剤が抱える課題
 3.14 電気的腐食のメカニズムと接続界面の劣化機構
 3.15 銀のマイグレーション発生状況
 
4.難燃性接着剤でUL940対応
 4.1 機能性接着・機能性接着剤とは
 4.2 難燃性接着剤とは
 4.3 燃焼の3条件
 4.4 難燃化の基本的な考え方
 4.5 難燃化とその機能
 4.6 新規の難燃剤
 4.7 電気・電子部品に適用、UL94試験方法
 4.8 鉄道車両材料の試験方法
 4.9 自動車内装材用試験方法
 
5.UV・VUV硬化接着剤の進歩と応用(短時間接着で生産性向上、精密接着を可能にする)
 5.1 接着工法、接着剤と接着速度の関係
 5.2 化学反応形アクリル系接着剤とは
 5.3 化学反応形アクリル系接着剤と接着開始方法
 5.4 各種硬化方式の長所、短所
 5.5 紫外線(UV)硬化形接着剤とは
 5.6 ラジカル重合タイプとカチオン重合タイプの比較
 5.7 各種紫外線発生装置
 5.8 紫外線ランプ、使用上の注意
 5.9 紫外線硬化樹脂の組成と組成材料
 5.10 紫外線(UV)硬化接着剤の基本組成(ラジカル重合タイプ)
 5.11 紫外線(UV)硬化接着剤の基本組成(カチオン重合タイプ)
 5.12 紫外線(UV)による表面処理法
 5.13 UV硬化処理の不良現象・その原因・対策 (1) (2) (3)
 5.14 紫外線(UV)硬化接着剤の応用例
 
6.解体性接着技術のトレンド(はがせる接着)
 6.1 解体性接着&解体性接着剤とは
 6.2 解体性接着剤の開発コンセプト
 6.3 解体性接着剤が適用可能な分野
 6.4 解体性接着剤用樹脂の理想的な弾性率変化
 6.5 解体性接着技術の技術開発動向
 6.6 熱分解性ポリマーの応用
 6.7 エチレン系アイオノマー
 6.8 熱溶融エポキシ樹脂の硬化・溶融メカニズム
 6.9 熱膨張マイクロカプセル混入接着剤
 6.10 熱膨張マイクロカプセルを利用した解体性接着技術(オールオーバー工法)
 6.11 高耐熱解体性接着剤
 6.12 高周波加熱による接着の解体
 6.13 電磁誘導加熱
 6.14 マイクロ波加熱による接着の解体
 6.15 通電はく離接着剤
 6.16 靴の循環形リサイクルシステムと解体
 6.17 解体性接着剤のまとめ(粘着テープを含む)

7.異種材料の接着
 7.1 何故、異種材料の接着なの?
 7.2 接合手法の長所・短所(接着接合は異種材接合に最適)
 7.3 接着作業の留意点を知る(接着作業の標準化)
 7.4 異種材料の接合技術(接着剤選定のルール)
 7.5 被着材料と接着剤の関係
 7.6 構造用接着剤のポジション
 7.7 鋼-アルミ向け構造用接着剤の開発
 7.8 鋼-CFRP/CFRTP向け構造用接着剤の開発
 7.9 鋼/プラスチックの接着
 7.10 金属材料の特性
 7.11 水溶液中における金属の標準電極電位
 7.12 被着材の表面処理&表面改質
 7.13 各種表面処理法と原理
 7.14 表面処理効果の判定
 7.15 金属とCFRPの接着
 7.16 鋼とPPの接着
 7.17 金属とPA(ポリアミド)の接着
 7.18 短時間接着へのアプローチ
 7.19 電磁誘導加熱の利用で短時間接着
 7.20 構造接着技術で失敗しないために

□ 質疑応答 □