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ナノ粒子への表面グラフト化による機能付与と分散制御技術

~セルロースナノファイバー/セルロースナノクリスタルへの応用についても解説~

グラフト化の方法論から、反応の実際、グラフト鎖の評価技術、ナノ粒子表面への多彩な機能付与、
グラフト化によるナノ粒子の分散制御技術など、具体例を交えて詳しく解説します。
さらに今回は、セルロースナノファイバーとセルロースナノクリスタルへの応用についても解説します。
日時 2019年3月12日(火)  12:30~16:30
会場 東京・品川区大井町 きゅりあん  4F 第1グループ活動室
会場地図
講師 新潟大学 自然科学系教育研究院 名誉教授 高分子学会フェロー 工学博士 坪川 紀夫 氏 
専門:高分子合成、ナノ粒子表面改質、ナノカーボン材料、複合材料設計
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受講料(税込)
各種割引特典
43,200円 ( S&T会員受講料 41,040円 ) S&T会員登録について
定価:本体40,000円+税3,200円
会員:本体38,000円+税3,040円
S&T会員なら、2名同時申込みで1名分無料 1名分無料適用条件
2名で43,200円 (2名ともS&T会員登録必須​/1名あたり定価半額21,600円) 
備考※資料付
※講義中の録音・撮影はご遠慮ください。
※実習以外での講義中のパソコン使用はキーボードの打音などでご遠慮いただく場合がございます。
得られる知識1.ナノ粒子の表面グラフト化処理の方法論を理解し、粒子表面の機能設計と分散制御技術が習得できる。
2.収得した技術を、最近、注目のセルロースナノファーバーやセルロースナノクリスタルのグラフト化への展開する能力が習得できる。
対象高分子化学の予備知識があった方が望ましい。

セミナー趣旨

 カーボンナノチューブやグラフェンなどのナノカーボン、及びシリカなどのナノ粒子表面へのポリマーのグラフト化反応の方法論についてまとめる。ついで、いくつかの具体例をあげて、ナノ粒子表面へ導入した官能基をベースとするポリマーグラフトナノ粒子の合成例や実験方法の実際と、その表面評価技術について解説する。また、ナノ粒子表面への抗菌性ポリマーのグラフト化や生物忌避性物質などの固定化によるナノ粒子表面への多彩な機能付与について述べる。炭素材料表面へのナノカーボンの固定化とその新規材料としての可能性や、表面グラフト化によるナノ粒子の分散制御技術についても解説する。さらに、ナノ粒子グラフト化技術のセルロースナノファイバーやセルロースナノクリスタルの応用展開についても述べる。

セミナー講演内容

1.はじめに
 1.1 なぜ、グラフト化?
 1.2 ナノカーボンとナノ粒子の特徴
  1.2.1 カーボンブラック
  1.2.2 カーボンナノチューブ
  1.2.3 炭素繊維、気相生長炭素繊維
  1.2.4 フラーレン
  1.2.5 グラフェンと酸化グラフェン
  1.2.6 シリカナノ粒子
  1.2.7 その他
 1.3 セルロースナノファイバーとセルロースナノクリスタルの特徴

2.グラフト化の方法論〜育毛法と植毛法
 
3.育毛法〜表面から毛(ポリマー)を伸ばす
 
3.1 ラジカル重合、リビングラジカル重合
 3.2 イオン重合
 3.3 デンドリマー合成法の応用

4.植毛法〜毛(ポリマー)を植え付ける
 
4.1 表面官能基の利用
  4.1.1 表面官能基と末端反応性ポリマーとの反応
  4.1.2 リビングポリマーとの反応
  4.1.3 ポリビニルオキサゾリンの利用
  4.1.4 シランカップリング剤の利用
 4.2 グラフト反応の起点としてのナノカーボンの芳香族環(グラフェン構造)
    4.2.1 芳香族環の反応性〜酸化処理による官能基導入
    4.2.2 ナノカーボンはラジカルを捕捉する〜ラジカル捕捉能の利用
    4.2.3 芳香族環とフェロセンとの配位子交換反応の利用
    4.2.4 π-π相互作用の利用
 
5.炭素材料表面へのナノ粒子の固定化

 5.1 配位子交換反応の利用
   5.1.1 炭素材料表面へのナノカーボンの固定化
   5.1.1 炭素材料表面へのナノシリカの固定化
 5.2 ポリビニルオキサゾリンの利用
 
6.環境負荷の少ないグラフト反応〜大量合成を目指して
 
6.1 溶媒を用いない乾式系における大量合成
 6.2 イオン液体を用いるグラフト重合
 
7.グラフト反応の実際〜実験方法は簡単〜

 7.1 実験方法の具体例
 7.2 グラフト率の評価方法
 
8.ナノ粒子表面グラフト鎖の評価技術
 
8.1 表面分析機器による評価法
 8.2 熱分解GC-MSによる評価法
 
9.ポリマーグラフトナノ粒子の分散性

 9.1 表面ぬれ性の制御
 9.2 グラフト鎖による分散性制御
 
10.ナノ粒子表面への機能物質の固定化

 10.1 機能物質の固定化の意義
 10.2 生体親和性ポリマーのグラフトによる生体親和性の付与
 10.3 カプサイシンの固定化による生物忌避性の付与
 10.4 抗菌・防カビポリマーのグラフト化による抗菌・防かび性の付与
 10.5 ハロゲン系、リン系難燃剤の固定化による難燃性の付与
 10.6 光安定剤の固定化による光安定性の付与
 
11.機能物質をインターカレートした層間化合物の利用
 11.1 安全で安心なフィラー〜添加剤の溶出とブルーミングの抑制
 11.2 インターカレーションとは?〜層間に機能物質を挟み込む
 11.3 リン系難燃剤のインターカレーション
 11.4 酸化防止剤のインターカレーション
 11.5 カプサイシンのインターカレーション〜安全で安心な船底塗料
 
12.セルロースナノファーバーやセルロースナノクリスタルへのグラフト化の応用展開
 
13.おわりに

 
□質疑応答・名刺交換□