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ハイブリッド自動車におけるエネルギー最適制御
~内燃機関 × 電気モータ × エネルギー回生の最適化~

【エネルギー最適制御、エンジンとモーターの最適トルク配分、エネルギー効率向上】

★ ハイブリッド自動車(HEV)のエネルギー制御を最適化し、より効率化を図るには?
★ エネルギー回生問題と従来の最適制御、制御則の導出、シミュレーションも解説。
このセミナーの受付は終了致しました。
日時 2018年11月29日(木)  13:00~16:30
会場 東京・大田区蒲田 大田区産業プラザ(PiO)  6F C会議室
会場地図
講師 福山大学 工学部 機械システム工学科 教授 内田 博志 氏
【経歴・専門・活動・受賞など】
自動車メーカー勤務を経て、2013年4月より現職。専門は自動車工学。博士(工学)
エネルギー最適制御、自動車の快適性・安全性設計、品質工学に基づく最適設計、機械の感性設計・評価、ICTによる大学教育などに関心を持つ。主な担当授業は、学部では自動車工学全般、大学院では、機能設計、感性設計、非線形系設計、最適設計など。日本機械学会、自動車技術会、品質工学会、日本感性工学会、日本工学教育協会の会員。
品質工学会ASI賞(2005年)、品質工学賞発表賞金賞(2008年)、自動車技術会賞論文賞(2011年)を受賞。
尾道市因島出身。
受講料(税込)
各種割引特典
43,200円 ( S&T会員受講料 41,040円 ) S&T会員登録について
定価:本体40,000円+税3,200円
会員:本体38,000円+税3,040円
S&T会員なら、2名同時申込みで1名分無料 1名分無料適用条件
2名で43,200円 (2名ともS&T会員登録必須​/1名あたり定価半額21,600円) 
備考※資料付
※講義中の録音・撮影はご遠慮ください。
※講義中のパソコン使用はキーボードの打音などでご遠慮いただく場合がございます。

セミナー趣旨

 エンジンとモータの2つの駆動源を有するハイブリッド電気自動車(HEV)には、両駆動源への駆動トルクの有効な配分によって、速度や加速度などの走行性能を満足しつつ、総合的に優れたエネルギー効率を実現できるエネルギーフロー制御が求められます。
 本セミナーでは、HEVのエネルギーフローに従来の最適制御理論を適用する場合の問題点を述べ、その問題を解決するため、評価関数の被積分関数をパワーで記述するエネルギー最適制御(EOC)の適用により、効果的で実用的なHEVエネルギーフロー最適制御を実現する方策について述べます。

セミナー講演内容

<得られる知識・技術>
 本セミナーの受講により、ハイブリッド電気自動車のエネルギーフロー制御への最適制御理論の適用法、従来制御法よりもエネルギー効率に優れた運転動作を実現可能なエネルギー最適の方法論、きわめて簡素で実用的な計算式の制御アルゴリズムの導出法を会得することができます。

<プログラム>
1.エネルギー最適制御とは?
 1.1 エネルギー回生と従来の最適制御理論

  1.1.1 2次形式の評価関数の問題点
  1.1.2 パワー形式にした場合の問題点
 1.2 最適制御理論の新しい枠組み
  1.2.1 制御問題の構成を変える
  1.2.2 エネルギーの流れを記述する
  1.2.3 閉ループ系を前提にする
 1.3 エネルギー最適制御理論と変分問題
  1.3.1 変分問題とオイラー方程式
  1.3.2 オイラー・ポアソンの方程式
  1.3.3 色々な変形オイラー方程式
  1.3.4 変分の極大・極小
 1.4 最適性の証明

2.エンジンとモーターの最適トルク配分
 2.1 HEVのエネルギーフロー制御

  2.1.1 HEVモデル
  2.1.2 評価指標
  2.1.3 制御則
 2.2 シミュレーション
  2.2.1 シミュレーション方法
  2.2.2 計算プログラム
  2.2.3 シミュレーション結果
  2.2.4 加速度フィードバックのむだ時間の影響
 2.3 制御則の一意性
 2.4 PWMによるインプリメント

3.CVTによるエネルギー効率向上
 3.1 新しい速度追従制御則の導出

  3.1.1 HEVモデル
  3.1.2 最適速度比
  3.1.3 角速度追従のための仮想減衰モデル
  3.1.4 制御則
 3.2 シミュレーション
  3.2.1 シミュレーション方法
  3.2.2 シミュレーション結果
  3.2.3 非線形仮想減衰の効果の確認
  3.2.4 非線形仮想減衰の関数形状

4.インテリジェント化のための位置制御
 4.1 位置制御則の導出
 4.2 HEVのエネルギーフロー制御

  4.2.1 HEVモデル
  4.2.2 制御則
 4.3 シミュレーション
  4.3.1 シミュレーション方法
  4.3.2 前車追従シミュレーション
  4.3.3 目標位置停止シミュレーション
  4.3.4 非線形仮想ばねの関数形状

5.総括

  □質疑応答・名刺交換□