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自動車ウィンドウの機能化開発の最前線

~自動車ウィンドウの開発動向と未来を読み解く~

都合により会場を変更致しました(6/11 11:00更新)

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変更前:東京・大田区平和島 東京流通センター 2F  第4会議室
変更後:東京・港区浜松町 フクラシア浜松町(KDX浜松町センタービル6F)  B会議室
 乗員の安全性や快適性を保つ基本性能に加え、低燃費化のための軽量化、空調エネルギーの低減、普及しはじめたHUDへの対応など、多機能化が求められる自動車ウィンドウ。どのような技術・材料が要求され、開発が進められているのか?
 ガラス、調光ミラー、樹脂ウィンドウ&ハードコートの観点から、“自動車ウィンドウの機能化開発の最前線”を解説します。

キーワード:ヘッドアップディスプレイ、撥水、遮熱、紫外線遮蔽、遮音、スマートウィンドウ、樹脂グレージング、耐衝撃性、耐摩耗性、耐傷付き性、防曇
このセミナーの受付は終了致しました。
日時 2018年6月21日(木)  10:30~16:10
会場 東京・港区浜松町 フクラシア浜松町(KDX浜松町センタービル6F)  B会議室
会場地図
受講料(税込)
各種割引特典
54,000円 ( S&T会員受講料 51,300円 ) S&T会員登録について
定価:本体50,000円+税4,000円
会員:本体47,500円+税3,800円
S&T会員なら、2名同時申込みで1名分無料 1名分無料適用条件
2名で54,000円 (2名ともS&T会員登録必須​/1名あたり定価半額27,000円) 
備考※資料・昼食付
※講義中の録音・撮影はご遠慮ください。
※講義中のパソコン使用はキーボードの打音などでご遠慮いただく場合がございます。

セミナー講師

第1部 [10:30~11:40]
「自動車ウィンドウに求められる特性と進む高機能化
セントラル硝子(株) 硝子研究所 副所長 高松 敦 氏

第2部 [12:20~13:30]
「調光ミラーの原理・開発動向および自動車窓ガラスへの応用と課題
産業技術総合研究所 イノベーションコーディネーター 工学博士 吉村 和記 氏
 専門:薄膜光学、表面分析

第3部 [13:40~14:50]
「新規ナノ構造PMMA材料の開発とプラスチックグレージングへの応用
アルケマ(株) 取締役副社長 宮保 淳 氏
 
第4部 [15:00~16:10]
自動車用樹脂グレージングにおけるハードコートの性能と付加価値化
(株)レニアス 開発設計Group 足立 真希 氏

セミナー講演内容

第1部 [10:30~11:40]
「自動車ウィンドウに求められる特性と進む高機能化

セントラル硝子(株) 高松 敦 氏


 自動車用の窓ガラスは、近年、単なる透明部材としてのみならず、さまざまな機能を併せ持つ高機能性部材として進化している。ドライビングの安全性を高めるHUDや撥水ガラス、快適性や環境保全に寄与する遮熱ガラス、快適なドライビングのため遮音ガラス、人体に有害な紫外線を遮蔽するUVカットガラスなどが車載されるようになっているが、その実態はあまり詳細に解説されていないのが現実である。
 本発表では自動車用ガラスの組成、製造方法、自動車用窓として必要とされる特性といった基礎的情報から、HUD用ガラス、撥水ガラス、遮熱ガラス、遮音ガラス、UVカットガラス、軽量化動向といった各種の高機能性ガラスの種類と特性を解説する。また、今後、自動車用の窓ガラスに必要とされるであろう機能や特性を予測する。


1.ガラスの基礎
  1.1 ソーダライムガラスの基本組成
  1.2 自動車に用いる板ガラスの生産方法(フロート法)

2.自動車用窓ガラス(安全ガラス)
  2.1 自動車用ガラスの種類(合わせガラス、強化ガラス)
  2.2 自動車用ガラスの製造方法
  2.3 自動車用ガラスの変遷(色)
  2.4 自動車用ガラスの変遷(厚さ、軽量化)

3.自動車用窓ガラスに求められる特性
  3.1 各国の法規制
  3.2 合わせガラスに求められる特性
  3.3 強化ガラスに求められる特性
  3.4 実用上のハードル

4.自動車用の高機能性ガラス
  4.1 HUD(ヘッドアップディスプレイ)
  4.2 撥水ガラス
  4.3 遮熱ガラス
  4.4 紫外線遮蔽ガラス
  4.5 遮音ガラス
  4.6 その他の機能性ガラス

5.今後の高機能性ガラス
  5.1 社会環境の変化と求められるニーズ
  5.2 各機能ガラスの進化・新しい機能性ガラス

6.まとめ

□質疑応答□

<得られる知識>
板ガラスの基礎、自動車用安全ガラス、自動車窓の法規、自動車用機能性ガラス(HUD、撥水、遮熱、UV カット、遮音)

 


第2部 [12:20~13:30]
「調光ミラーの原理・開発動向および自動車窓ガラスへの応用と課題
(国研)産業技術総合研究所 吉村 和記 氏

 光や熱を制御する調光材料を窓ガラスに用いることで、自動車における冷暖房負荷を大きく低減する効果を持つスマートウインドウが実現できる。様々な種類のスマートウインドウについて概説すると共に、透明から鏡に変化することでより大きな省エネルギー効果を持つ調光ミラーについて、その原理及び開発の現状、課題を詳しく紹介する。  

<プログラム>
1.スマートウインドウ技術とは
  1.1 窓におけるエネルギーの出入り
  1.2 窓の省エネルギー性能
  1.3 省エネルギー性能の評価
  1.4様々な調光ガラス

2.調光材料の種類と特徴
  2.1 エレクトロクロミック
  2.2 サーモクロミック
  2.3 サーモトロピック
  2.4 ガスクロミック

3.調光ミラーの特徴と開発動向
  3.1 調光ミラーとは
  3.2 調光ミラー薄膜の作製と評価
  3.3 ガスクロミック調光ミラー
  3.4 エレクトロクロミック調光ミラー
  3.5 耐久性の向上
  3.6 新しいガスクロミック方式

4.自動車および車両・移動体分野への応用可能性
  4.1 自動車ガラスへの応用
  4.2 鉄道,航空機ガラスへの応用
  4.3 水素センサへの応用

□質疑応答□

<得られる知識>
自動車の窓ガラスが燃費に与える影響、様々な調光材料やスマートウインドウについての基礎知識、開発の現状、調光ミラーガラス・シートの原理、開発の現状、将来展望

 
第3部 [13:40~14:50]
「新規ナノ構造PMMA材料の開発とプラスチックグレージングへの応用
アルケマ(株) 宮保 淳 氏

 現在ガラス代替材料としては耐衝撃性に優れたポリカーボネートが最も多く検討されている。しかしながら、耐候性、耐スクラッチ性、耐薬品性等が充分でないためにハードコートが必要不可欠であるなど課題も多い。
 本講演では、耐候性に優れたPMMAをナノレベルで改質した新規なアクリル材料であるアルケマ社の ShieldUp® (シールドアップ)の特性およびルノーで実際に採用されたケースを含めた用途展開事例を紹介する。


<プログラム>
1.会社紹介
  1.1 アルケマ社の概要
  1.2 アクリル部門の概要

2.PMMAについて
  2.1 PMMAの特長
  2.2 PMMAの用途

3.Altuglas ShieldUp®(アルトグラス シールドアップ)の紹介
  3.1 特長
  3.2 製造方法
  3.3 機械的特性
  3.4 その他の特性(耐UV性など)

4.Altuglas ShieldUp®のグレージング用途展開
  4.1 ヨーロッパの規格
  4.2 耐衝撃性
  4.3 耐摩耗性
  4.4 耐傷付き性
  4.5 遮蔽性(音、日光、熱)

5.Altuglas ShieldUp®のその他の用途展開

6.まとめ


□ 質疑応答 □

<得られる知識>
リビングラジカル重合技術を用いた新規なアクリル材料である Altuglas SheidUp®(アルトグラス シールドアップ)の優れた特徴と、自動車用グレージングをはじめとする各種用途への展事例を紹介する。​
 

第4部 [15:00~16:10]
「自動車用樹脂グレージングにおけるハードコートの性能と付加価値化

(株)レニアス 足立 真希 氏


 自動車の軽量化が進む中、ガラス代替材料として透明で軽量なポリカーボネート樹脂を使用した樹脂グレージングが注目されている。樹脂グレージングにおいてハードコート処理は欠かせない技術であり、車両用途においては様々なハードコートが提案されている。
 本講演では、ハードコートの性能や現状の規格などの樹脂グレージングにおける基礎的内容から、その付加価値化技術について実例を交えて紹介する。


<プログラム>
1.樹脂グレージングの基礎
  1.1 ポリカーボネートの特徴
  1.2 ハードコートの種類
  1.3 樹脂グレージングの生産プロセス

2.安全ガラスの法規
  2.1 国内法規
  2.2 海外法規
  2.3 法規対応における実際

3.ハードコートの性能評価
  3.1 ハードコートの密着性
  3.2 ハードコートの耐候性
  3.3 ハードコートの耐摩耗性
  3.4 その他の要求性能

4.樹脂グレージングの付加価値向上
  4.1 赤外線カット
  4.2 硬質化ハードコート
  4.3 デフォッガー

5.まとめ

□ 質疑応答 □