| 書籍趣旨 : |
今日、液晶ディスプレイはテレビ、パソコン、携帯電話などに広く用いられており、人々の生活と仕事の場に不可欠な情報端末機器となっている。情報ディスプレイにはCRT、PDP、LED、ELなど発光型と液晶ディスプレイ(LCD)のような非発光型とがある。LCDには直視型と投写型の二種類があり、さらに直視型にはバックライト付きとバックライトなしの反射型とがある。よく知られているように、LCD-TV、LCDモニター、携帯電話用LCDはバックライトを必要とする。また、LCDはTVなどの家電用、PCなどの情報用、またカーナビなどの車載用のほか、膨大な産業用もあり、表示の性能に対する要求はそれぞれ違ってくる。LCDにおける課題は、35兆円の市場規模になった急速に成長しつつあるLCD-TVなどのディジタル家電の質的要求に応えながら、量的供給にも応えていかなければならないことである。さらにまた、省エネルギー型LCDの実現も大きな課題である。事実LCD-TVやLCDモニターの消費電力の70〜80%はバックライトにより消費されている。それゆえ、バックライトのエネルギー効率の向上が求められる。省エネルギーの問題解決は環境問題であり、3R(Recycle, Reduce, Reuse)を目指した生産技術を推進することであり、わが国の国策に合致している。 本書においてはこのように人々の生活と仕事に密接な関係を持つ、LCDのバックライトについて、現状の技術および先端的技術を含めて詳しく紹介され論じられている。それゆえ、読者の皆様にお役に立てるものと確信いたします。 (小林駿介)
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